2011-01-01から1年間の記事一覧

研究論文 「アニメ《舞台探訪》成立史――いわゆる《聖地巡礼》の起源について」 を発表しました

このたび刊行された釧路高専紀要の第45号におきまして「アニメ《舞台探訪》成立史: いわゆる《聖地巡礼》の起源について」と題する研究論文を公刊いたしました。 本文(PDF)のダウンロードはこちら (または CiNii で) 釧路高専トップ > 図書館 > 研究…

釧路市立美術館『釧路歴史探訪』

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地元に関わる12点だけの小さな展覧会。でも,1936年制作の《釧路市鳥瞰図》が見たかったので出かけてきました。町にゆかりができてから古地図を眺めると,現在の都市の構造で疑問に思っていたことが氷解して面白いです。

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杉井光『終わる世界のアルバム』

寒くなってきたので(暖房を節約するため)夜は早めに毛布にくるまって読書。表紙をみて,杉井光『終わる世界のアルバム』を読み始め,3晩で読了。 人が少しずつ消えていくたび,残された者達の記憶も書き替えられ,消えた人はいなかったものとして作り替え…

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麻耶雄嵩『隻眼の少女』

先週末,図書館の司書さんが書店まで直接,買い出しに出かけておいででした。今回は何を買ってきたのかを見に行ったところ,新着図書の棚に並んでいたのが麻耶雄嵩(まや・ゆたか)『隻眼(せきがん)の少女』! 司書さん自身はあまりミステリーを読まない人…

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江戸東京博物館『ヴェネツィア展』

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名古屋から新幹線で東京に出て,それから釧路へ戻ります。 途中,東京で滞在時間がとれたので,江戸東京博物館で開催中の『ヴェネツィア展』を観てきました。すべてが良かったよ〜。人が多いとどんなに名作が並んでいても嫌になってしまうのですが,今回は人…

名古屋ボストン美術館『恋する静物』

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研究会に参加するため,名古屋へ出張です。会合は午後からでしたが,釧路からだと始発に乗っても間に合わないので前日入り。 午前中のうちに名古屋ボストン美術館で「恋する静物」展を観てきました。 http://www.nagoya-boston.or.jp/exhibition/list/stilll…

釧路芸術館『20世紀フランス絵画展』

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インフルエンザの予防接種を受けるために出かける用事があったので,ついでに北海道立釧路芸術館で『20世紀フランス絵画展――画家達の香り立つエスプリ』を観てきました。 目を引いたのはアンドレ・ブラジリエ《騎士たちの休息》。左は緑で右側は黄色の背景,…

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釧路市立美術館『フレンチ・ナイーブ』

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切羽詰まった原稿を抱えていたのですが,えいやっとお出かけ。釧路市立美術館で開催中の『フレンチ・ナイーブ絵画展(La Peinture Naïve)』を観てきました。「ナイーブ」って何だっけ? と思いつつ会場に入ったのですが,展示作品をざっと見て「素朴派」の…

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時雨沢恵一 『キノの旅〈XV〉』

学校祭の後片付けを終えて学生を帰した後,ぺちぺちと書類づくり。 帰宅後,時雨沢恵一(しぐさわ・けいいち)『キノの旅〈XV〉』(ISBN:4048709623)を読む。シニカルが基本の本作の中にあって,フォトのエピソードにほっこり。 勤務校の図書館に対しては,「…

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緑川ゆき原作『蛍火の杜へ』

学会参加のため東京(正確には川崎市内某所)へ。 で,出かけますよ〜ということをつぶやいたら id:USO9000さんから『蛍火の杜へ』の特別鑑賞券が余ってます――とのお申し出をいただきました。350円の速達料金を払って代替が容易な900円のチケットを送っても…

西尾維新『鬼物語』

先週末,最寄りの書店(5km先)まで出かけて買い求めた西尾維新(にしおいしん)の新刊『鬼物語』(ISBN:4062837811)。どうして余暇の時間がとれないのか不思議な生活状況が続く中,ちょっとずつ読み進めて先ほど読了。 題名&装画から忍の話かと思いきや,実…

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「アニメに写る富山」

日本近代文学会北海道支部例会におきまして,「アニメに写る富山――『true tears』を素材として」と題する研究発表を行ってきました。 https://sites.google.com/site/hkinbun/home/2011niandudi1huibeihaidaozhibulihuinoozhirase 聞くところによると富山県…

三上延 『ビブリア古書堂の事件手帖』

4月に入ってからというもの,本を読む習慣が途絶えてしまい反省することしきり。仕事を終えて家に帰ってくると,本を読むよりも,録画してあった紀行番組とか美術番組を見てしまうのです。 先日,所用で札幌まで往復してきたのですが,帰りの車内で三上延(…

小林立『咲-Saki-』第8巻〔東京編〕

勤務先の全国研修会があって東京に出かけたのですが,会場が『国立オリンピック記念青少年総合センター』でした。利用者でなければ立ち入れない区域も見ることができたので,レポートをお届けします。 63頁 センター棟全景 77頁 「文堂てめぇ……」 宿泊A棟6…

『緋弾のアリア』の舞台探訪@ベイカー街

録画したまま放ったらかしになっていた『緋弾のアリア』を観ておりましたら,OPでロンドンのイメージ映像が出てまいりました。手持ちの写真を探したら,近いものが2枚ありました。 地下鉄 BAKER STREET 駅ホーム BAKER STREET 道路標示 引用画像の著作権:…

宮崎吾郎監督『コクリコ坂から』

釧路市内には映画館がなく,隣の釧路町まで出かけなくてはいけません(紛らわしいが,釧路市と釧路市町は別の自治体)。家からバスで行くと片道50分,料金は520円かかります。それが今日はバス料金が上限200円になるというので,お出かけしてきました。先に…

釧路市立美術館 『黒田清輝展』

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『くしろ港まつり』に勤務校が展示を出しているというので立ち寄ってみたところ,「ペットボトルロケット」のブースが人手不足でまずい感じがしたので側についていたところ,結局3時間ほど手伝ってしまいました。 で,もともと中心街まで出かけたのは,釧路…

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京都市美術館『フェルメールからのラブレター展』

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帰りの便までの時間を利用して,京都市美術館で開催されている『フェルメールからのラブレター展』を観てきました。題名の通りフェルメールの作品3枚が中心となっているのですが,これは演出で少々失敗しているような感じを受けました。フェルメールが出口…

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西尾維新 『囮物語』

西尾維新(にしお・いしん)の新刊『囮物語(おとりものがたり)』(ISBN:4062837765)を読了。 『猫物語〈白〉』以降の第二部では,阿良々木君が語り手の立場から降り,ヒロイン達による一人称視点で物語が紡がれております。第一部では西尾維新の軽妙な語…

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道立釧路芸術館 『平山郁夫展』

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続けて,釧路芸術館で開催されている『佐川美術館所蔵 平山郁夫展――大唐西域画への道』を観に行きました。 玄奘三蔵を称えるべく薬師寺に献じられ《大唐西域壁画》。それを作者自身の手によって縮小版として作り直し,多くの人が観られるようにした――という…