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迷走の果て・Tiny Objects

迷走する日々の覚え書きです。自分で分かってることは省略してますので、念のため。

テルミン再び(?)・2

2SK192Yを使ってテルミン用のミキサをあれこれとシミュレーションしていたのだけど、どうにもバイアスが面倒、固定バイアスが一番シンプルなんだけどマイナス電源が必要になる。
あれこれ考えてたら2SK241を使えば簡単にできると気付いた。
2SK241.png

Vgs=0V付近で自乗特性が見える。
2SK241_20100317190136.png

で、こんな回路を考えてみました、とりあえずシミュレーションだけです。
300KHzと301KHzを入れてます、出力には(あくまでシミュレーションですが)綺麗な正弦波がでます。

テルミン再び(?)

FETの自乗特性を調べたのはテルミンのためである。

二つの周波数の異なる正弦波を掛け算すると、和と差の周波数を持つ二つの正弦波が出来る。

sinα*sinβ={cos(α-β)-cos(α+β)}/2

201KHzと200KHzなら401KHzと1KHzになるわけだ。LPFで低い方だけ通せばテルミンのできあがり・・・とは言い過ぎか(汗)、あくまでピッチコントロールだけだが。

さて掛け算用のICというのはお安くない。マルツで探してみると一番安いのがAD633で1344円也。
そこでFETを利用しようと言うわけだ。
二つの信号を足しあわせて自乗すると掛け算と同じ事が出来るからだ。

(sinα + sinβ)^2=sinα^2 + 2*sinα*sinβ + sinβ^2

sinα^2とsinβ^2は余計な成分だけど、テルミンとして使う分には問題ない。


音量調整(案)

今までのテルミンは音量調整ができなかったのだが、一つの方法を思いついた。
測距センサーGP2D12はjほぼ距離に反比例した電圧を出力するセンサである。
この出力を下図の様にスイッチングする、4053みたいなアナログスイッチまたはトランジスタによるスイッチでも可能だろう。

測距センサーとテルミン


センサの前に手を置いて、手とセンサとの距離で音量を調整しようというわけである。
いっそピッチコントロールも測距センサ使うか?
ただタイミングが意外と遅いような・・・。

GP2D12timing.jpg


問題は、近々引っ越すので試す時間がないこと。

携帯テルミンの製作

私が作ったわけではありません、この度リンクさせて頂いたマルキン’ず工房さんが製作されました。
こちらです。

他にもいろいろ作っておられます、CNCなんか作れるとはうらやましい限りです。

大人の科学・テルミンmini

gakken1大人の科学vol.17が再販されました。
以前のことですが、テルミンminiが付録に付いているので買いに行ったら売り切れてました。
手に入らないなら作ってやれ~とこの数ヶ月あれこれ作るきっかけになりました。


gakken3組み立ては簡単、十数カ所をネジ止めするだけ。
チューニングが難しいとのことでしたが、数台テルミンを作っていたおかげでしょうか、あっさりチューニングできました。

音は、何というか味のある音です(^^;)カエルを踏みつぶしたような・・・・。

gakken2

PSoCでテルミン

psoctheremin071203_1テルミンには二つの発振器とミキサ、それにフィルタが必要ですが、ここではPSoCで一つの発振器、ミキサ(ここではEX-OR)、フィルタを実現しています。

psoctheremin071203_2やたらとケミコンが多い(なんとかの一つ覚え・・・かも^^;;)
手持ちの部品を使ったので部品の定数は適当です。
PSoCのCPUは各モジュールをスタートさせたあと、ループにはいるだけで何にもしていません。よって一番低いクロックで動作させています。
なお出力波形は三角波です。

簡易テルミン・初号機の波形

200Hzアンテナ無し約200Hz。
アンテナを付けない時のスペクトル。

200Hzアンテナ付き約200Hz。
アンテナを付けた時のスペクトル。

1KHzアンテナ無し約1KHz。
アンテナを付けない時のスペクトル。

1KHzアンテナ付き約1KHz。
アンテナを付けたときのスペクトル


アンテナを付けると外部からいろいろ拾うんでしょうか、スペクトルが悪化します。

二次高調波がこんなに出るとは予想外でした。
EXO3出力の吸い込み電流と吐き出し電流に大きな違いがあるのかも・・確認してなかった。
バッファを付けるか・・・。

簡易テルミン・初号機ver0.3

テルミン・初号機v03

いくつか修正、大きな点はL1とL2を追加したこと。
これによって低い周波数でのひずみがかなり軽減された。
電源ラインに5mV程度のクロックノイズが見られた、これによって発振周波数がゆさぶられ、低い周波数でのひずみになったと思われる。
二つのクロックの差をとるのでほんのわずかの変動でも差が小さくなると目立ってしまう。
発振回路はCRよりLCの方がいいのかな?

う~ん、改めて回路を見てみると、もっとシンプルにできないかと思ってしまう。
二電源にした方がいいのかも。OPアンプのバイアスのためにVccを抵抗で二分割する必要がなくなるし・・・。
ICL7660ってまだ売ってたっけ?


正弦波テルミン


ぼけてますが、出力は正弦波です。
スイープジェネレータとして使えるかも(笑)

簡易テルミン・初号機改

テルミン・初号機改

まだつくってません。とりあえず回路図だけ。

うまいこと動くんやろうか・・・。

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