2021/01/24
今年あったフォント関連の動きをまとめてみる (12/31最終更新)
……ってまだ1月だっつーのに、主に先週、あまりにもいろいろと動きがありすぎたわけで……。
ということで、自分の備忘録的にちょっとリンクのとりまとめ等をしておきたく、書いておきます。
流石にこの後振り返りたいときに、その都度ソース集めてくるのがめんどくさすぎる。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
2021/01/24
ということで、自分の備忘録的にちょっとリンクのとりまとめ等をしておきたく、書いておきます。
流石にこの後振り返りたいときに、その都度ソース集めてくるのがめんどくさすぎる。
2021.01.12. Adobe Fontsでのフォント利用が拡充、日本語フォントでは砧書体製作所の大半のフォントが利用可能に
大きいのは砧書体製作所のものではないかと。それの日付をもとにしてたりします。
ちなみに従来は3フォントだけだったのが42フォントまでとむちゃくちゃ増えてます。一時期ブームにもなった、丸明ファミリーも入ったという点が魅力的なところ。あと、きりこかなはカラーフォントだったりするのも。
で、これに遅れること、01.19の話として、Adobe Blogのほうに、正式(?)に記事になったというですね。
そこで見るとわかる通り、他にもハングルや中国語フォント、欧文フォントなどなどの大幅拡充がなされているわけで。
ただ、Adobe Fontsについてはベンダーが提供を終了することもあるので、中長期的な利用に向くかどうか、というと、ここが難しい話。一部では一時的な宣伝利用のほうが多いんじゃないの、って言われるくらいなので、利用する場合は後で追加支払いがある(提供終了後に元ベンダーから買い直す)ことをある程度想定しておくことも必要になりうることを注意しておきたいかな、と。
2021.01.15. 「Google Fonts」へディスプレイ書体など全8書体を提供しました
(フォントワークス)
フォントワークスにおいて、主にデザイン系フォントの一部をSILオープンフォントライセンス 1.1としてオープンソース化した、というもの。
実際にはGitHubでもまるっと公開されているわけなので、Google Fontsへ提供ってよりも、オープンソース扱いになったほうがインパクトは本来は大きいところだと思うわけで……ちなみに公開されたフォントファイル的にはTTFになってるので、通常のFontworks LETS提供品とは異なるものに。ただソースとしてglyphsファイルが用意されているというですね……。
そして、ちょっと実際のTTFの一部をものすごくざっくり確認してみましたが、クレーOne SemiBokdで15448グリフ、ロックンロールOneで9362グリフある模様。またInDesignで確認すると、OpenType featureとしての異体字呼び出しができるので、クレーの場合は等幅四分や四分数字も使えるようになってたり。ただしフォント名はFOTで始まっておらず、「○○ One」として出てくるので、先述の通りでLETS提供品との互換性がない、ということに。ただアセンダ/ディセンダ設定は880/120で設定されてるので、名称以外の互換性があるんだかないんだか状態。
ちなみに各種ニュースサイトにおいては1.18以降からの1週間くらいで取り上げられた印象があるので、結構ひっそりとした発表の印象があるところ。
2021.01.18. モリサワ OpenTypeフォントの共同開発で株式会社写研と合意(モリサワ)
たぶんこれが今回出てきた一連のニュース中、一番話題になったものではないかと。
まあ、今まで沈黙してきたうえで、かつ過去にはライバルとされてきた会社のほうからこんな発表があれば、その状況等を知ってる人であれば、まあ……という話になるようなもの。
写研についてはなぜかWikipediaが妙に詳しいけれども、前社長の石井裕子氏の死去に伴い、顧問税理士の南村氏が社長に就任、その後財務整理として土地等の処分を一気に進めたうえで、その後笠原氏に社長交代をしている……ということで、南村氏のことは実は知ってたのだけれども、今回の笠原氏が何者なのかがさっぱりわからない。
名前で検索をかけると、IPO JapanやIRBankのほうで、オプティマスグループの所属だったことなどがわかるとか、銀行出身などの経歴があるので、財務関係を得意とするプロ経営者、なのだろうかという点がなんとなく見え隠れするわけで……同じ人であれば、だけど。
いずれにしてもニュースリリースだけでいえば2024年以降から順次提供となっているので、まだまだ先の話過ぎて、どうなるかは実際には一切不明なのが実際のところ。
これが今年いきなり出す、という話であれば、よりインパクトが強かったとは思うのだけど、妙にのんびりしてて、本当に実際の動きはこれからなんだなっていう印象がぬぐい切れないというか、なんか悠長な話してるなと思わなくもないところ。
ちなみにこの件は早々にTogetterにまとめ上げられてはいるけれど、そこにも書いてある通り、写研書体って40代以降(しかもだいたい後半以降)しか実際に触っていないと思うので、個人的にもある意味今更のような気がするなあ、と思った次第。ただデザイン系フォントではいまだに類似デザインのものがない、なんてこともあるので、そういうのがラインナップされるべきかなあと思ったりしますです。それでも実際に使えるようになるころには、オリジナル自体は50代以降しか知らないって状況になってるんだよなあ、結局。まあ逆に目新しくなるかもしれないけれども、そのころにゴナやナール、石井明朝が果たして本当に若手から中堅デザイナーなどに受け入れられるのかどうか、というのはちょっと疑問。
逆に実際の利用者における、写研とモリサワの過去の立ち位置的なところは、ITmediaに掲載された記事の2ページ目のところを見ると理解できるんじゃないだろうか、ってことで、あわせて記載しときます。
もうひとつ。
写研自体は石井家のファミリー企業だったわけで、それがもとになって現状きてるわけですが、ふと思ったのが「石井家からなんで社長を輩出していないんだろう」という点がずっと疑問に思ってる次第。
Wikipediaからのリンクで把握できたのは、南村氏が社長就任の際に、取締役として「石井茂雄」氏が在任しており、名字からするとこの方が石井家の血族なのかなと思わなくもないんですが、経歴もなにもわからんので、果たしてそうなのかは不明。
さらにおまけ。
写研フォントとしてどんなものがあるかは本来、写研発行のタショニム見本帳(最終版はNo.5A)があるんですが、手に入れられなくなってすでに久しい状況に。
現状でぱっと確認したい場合、下記サイトあたりで見たりするのがベターということになり、一番利便性が高いのは、堀内印刷所のPDFではないかと思いますです、はい。
2021.01.19. 年間定額制フォントサービス「LETS」リニューアル~2021年2月、新価格体制とユーザビリティUPでより進化〜(フォントワークス)
フォントワークスが2本目。矢継ぎ早だなあ、という印象になってしまう。ついでにいえば、モリサワ発表の翌日だっていうのも「なんでこんなに立て続けに……」となった印象を受けてしまう状況になった、とも。
LETSでのライセンス体系自体を見直し、いままで1契約1台(要はデバイスライセンス)から、ユーザーライセンスとしてひとり2台同時認証を可能、としたものに。
要はAdobe Creative Cloudとおなじ方式になりますよってところで考えてよさそうな感じで、まあ、利用者の大半がAdobe CCを使ってるなら、それと異なるライセンスだと不満あったよね、だから変えるわ……って感じかと。
もっとも、変更されるのはインストール方式や価格なども含む、サービス体系そのものだったりして、「インストールもWebベース」(多分Adobe Fontsと同様)、「今まで提供してきたツールの提供もやめる」(LETS FontAceや素材提供、Illustratorなどの提供が中止)、「価格も見直し」(入会金廃止、代わりに年額が上がる)などなどによって、当日のTwitterでは歓迎の声が上がった後に価格が判明したので急速に勢いがしぼんだ、という印象が。まあ既存ユーザー的にはコストアップだしなあ……。
2021.01.22. Unicodeコンソーシアムが提供する“最後の手段”フォント「Last Resort Font」(窓の杜)
多分普通の人にはあんまり関係ない、文字っ子関連ニュース。
Unicodeって現状だと14万文字ほど登録があるわけですが、すべてのフォントで全字形の用意があるわけではなく、たいていの場合は特定言語を主として登録しかなされていないわけで。
未登録の部分はミッシンググリフになって何も表示されなくなるわけですが、とりあえず仮に表示できるようにしてしまえ、っていうのが、このフォント。
もっとも、それだけの字形(グリフ)をフォント内に持ってるわけではなく、最小限のグリフに対して複数のUnicodeをマッピングして、「だいたいこの辺の領域を表示してるよ」くらいの代物がこれだったりするわけで。
「何も見えないよりは視覚化しておこうよ」ってくらいのもので、見えないよりはか見えたほうがマシ、くらいの考えのようなものみたく。
ちなみにこれも、SILオープンフォントライセンス 1.1になってたりする。まあ目的を考えると当たり前かもしれないけれども。
……ということで、まだ今年はじまって1か月もたってねえよ! って状態にも関わらず、なんでこんなに矢継ぎ早にフォント関連のニュースがたくさんあるんじゃって感じではあるんですが、ともあれ、備忘録的なところと自身で調べた部分のメモなども含めてのまとめとしときます。
■2021/2/1追加:
……まさかギリギリになって増やされるとは。というか月はまたいだけど。
2021.01.28. 「mojimo-select」デスクトップ版 月額110円で新登場
……ってのを、窓の杜の記事経由で知ったわけですよ、本日。
実はあまり気にしてなかったんですが、もともと去年の8月に、iOS/iPadOS向けに同種のサービスを提供開始してて、それの通常デスクトップOS用に降りてきたってのが今回の件。
26書体中3書体しか選択できないってものではあるけど、使いたいものに絞って月額110円、年間でも1,320円なわけだから、まあ、むちゃくちゃ安いわけだし、とりあえず有料お試し程度で考える分には十分ではないかと思ったりする。
もっと欲しい数量で決まったものであれば、別のmojimoパックに移行するでもよし、全部であればLETSに移行すればよし、駄目でもまた戻ってくればよし、なわけなので、利用者的には選択肢が確実に広がるのは間違いない。
ともあれ……最後の最後にこんな伏兵を忍ばせるとは&1か月で3本もトピック出してくると貼って感じですよ、ええ。
■2021/3/8追加:
だらだらと追加をする始末。
2021.03.08. 株式会社写研
何年か前にドメインだけ取得された挙句にテンプレページだけだった写研のサイトが正式オープン……といっていいのかどうかわからんですけど、会社概要、お知らせ、FAQのページとして一定の形をなした状態でコンテンツが入りましたよっと。
何年越しのオープンなんだ……
ところで謎いのがFAQ。
「当社のシステムを利用した出力サービスをご紹介できる会社は以下の3社となります。」っがなぜその3社、ってことと、「現在、電算写植機をご契約いただいているお客さまへの修理、サポートは今後とも継続してまいります。」というおいおいそれ本当にできるのっていうところ。
最後の写研システムはSINGISって機種なんですが、これとて当時のWindows NT4あたりで動いてた代物なので、当然パーツが現在残っているとは思えんわけなので……いやまあその前のSAMPRAS-Cとか中身PC/ATかつDOS機GRAF-ET5/4あたりは頑丈な機械ではあるしまだ動いてるなんてところもうっすら聞くことはあるけど、しかしそれとてパーツ残ってるとは思えないのだが……。
この3社はもしかしてなんか特別な契約でもしてるんだろうかと思ったり思わなかったり。
まあタイプアンドたいぽ社についてはサイトのほうでちょこちょこ情報垂れ流してたわけだからなんかあるのかもしれないけど。
■2021/4/7追加:
……ちょっとー真面目に今年いろいろありすぎるんですけどー。
2021.04.07. Adobe Fontsでのフォント利用が、さらに拡充(多分今年2回目)
……ここにきて大量投入してきやがった。
……なんか漏れがある気がするぞっというくらいに、日本語フォントがおっそろしい数増えてるわけです。
オープンソースになったものまで含めていいものか、っていうのはあるけど、でもまあ、簡単に使えるようになったというのはあるわけで。
ということで、これらが全部今回追加された日本語フォントで間違いない、なら、確認漏れと数え間違いがないなら「188→190」増えたことになるわけで。
いや大量すぎだろ。
ちなみに「PDF&出力の手引き2021」のほうに3月時点の日本語フォント一覧のPDFがあり(今後更新される可能性あり)、それを数えたところ238フォントだったので、4/7現在、日本語フォントだけで426→428フォントも使えることになる、というわけで……
デザインフォント含めて大量投下で、こうなるともう、下手な年間契約フォント追加するよりもAdobe Fontsでまかなえてしまうなあ、と。
ベンダー提供終了になるという罠さえ問題なければだけど。
■2021/4/8訂正:
フォントワークス分が数え間違えてたので数字を修正しました。オープンソース8フォントなのになんで6つしかないんだって思った時点でちゃんとチェックしなかった奴が悪い! ……はいすいません。
で、公式のAdobe Blogにも記事が出たんですが……。
2021.04.08. Adobe Fontsが大幅拡充!日本語フォントラインナップが強化されました
……おかしい、公式の数字と数量があわん。
ちなみに公式記事が出た時点で数が違うってことで、公開されたPDFをプリントして数量チェックしたり、再確認をしてみたんですが……どうかんがえても1フォント分出てこないという。
ということで情報求む状態でございますとも、ええ。どう考えても自分の数え間違いの公算が高いけど。
■2021/4/9追加:
まさかすぐに追加することになるとは思わなかった……。
2021.04.09. 「Source Han Sans/源ノ角ゴシック」がバリアブルフォントに ~サイズは1/10以下、可能性は無限大【窓の杜】
……なんでAdobe Fontsと同時に出てないのかよくわからない、源ノ角ゴシックのバリアブルフォント化が。
といっても2019年のAtypeIのほうでもともとバリアブルコンセプトフォントとして発表していたことでもあるわけで、地道に開発が継続されていた……と考えるのが妥当なところ。
ちなみにダウンロードして動作させてみようとしたものの……どうもAdobe Fonts側のフォントが影響するのかうまく動かせず。
どこかでじっくり確認したいところだけど、もともとがスーパーセットすぎて、さらにスーパー化したようなものなところなわけで。スーパーサイ○人2みたいな。
■2021/4/15追加:
今月何件あるんだ……まだ半分しか経ってないのに。
2021.04.14. エイワンフォント、和文23書体と欧文4書体をGoogle Fontsに提供、と同時にフォントライセンス事業終了のお知らせ
……えっ、もしかしてこれ、業務的に終了させようとした結果として、フォント自体は実質的にGoogleへ譲渡したってことなの……という、ある意味ショッキングでもある今回の件。
実質的に個人のフォント開発のところとなると、こういうことになるのだろうか……取引のあるベンダーへの事業リソース譲渡って手段もあったとは思うものの、それくらいなら実質的なオープンソース化にするほうが無難なんでしょうかね、ううむ。
■2021/5/18追加:
いかんもうちょっとで5月分を忘れるところだった。……まあ今日、でかいのがあったわけですが。
2021.05.13. DynaSmartに新書体を19書体追加
まあこれはある意味恒例行事で、たしかダイナコムウェアの分はこの時期に新書体リリースするので、ある意味妥当な話なのではないかと思うわけですが、一応記録。
ちなみに一部フォントがJIS2004化とか令和合字入れたりとかしてます。
2021.05.18. Adobe Fontsのモリサワ分とタイプバンク分提供が見直され、大幅削減される
これはAdobeとモリサワのリリースで表記が結構違うのがアレですが。
2021 年 9 月に Morisawa フォントを一部提供を停止【Adobe】
Adobe Fontsへの提供書体アップデートのご案内【モリサワ】
片方が提供中止、片方がアップデートっていいつつ若干の追加と継続提供分の案内ってことになるので、なんじゃこりゃってことになる気がするので足並み揃えて内容を出すべきだろう思うわけですが。
ともあれ今まで提供分から相応の数が消えるってことで、さすがに本日のフォント関連のハイライトにならざるを得ないネタでしかない。
……ま、まあこれも、Adobe Fontsについてはもともと「サブスクリプションからのフォントの削除」(フォントのリタイヤ)があるわけで、なくなっても正直文句も言えない話なのも事実なんですが。
いままで日本語フォントがリタイアしてないってだけで。それ以外のフォントは出ては消えっていうのもあるわけなんで。
今年の1月と4月追加を例として、結果としては総合的には利用できるフォントは増えてるわけですが、減ることもあるって考えた場合、フォントベンダー的には思った以上に出してるメリットがないんじゃないのって思わなくもなかったりする。
……どうでもいいけど、フォントの削除のリンクを1つの記事で2つ貼るのはどうなんだと思った。まあ記事の間が離れすぎてるからしょーがないとしよう。
■2021/5/30追加:
2021.05.26. 株式会社写研 Webサイト(アーカイブサイト)公開
写研さん、リリースしたフォントすべての見本一覧、歴史年表、写真植字の詳細な技術情報をとりまとめたサイトを開設した、ということで。
和文フォントだけの収録とはいえ、見本帳未掲載分までわざわざ印字して作成したと思われるものまで掲載されるというのはちょっとありえない感がすごすぎる……よく印字可能な状態で残されてたなと思うくらい。
■2021/8/1追加:
しばらく更新忘れてたのでまとめて。時期的なものはちょっとあやしいところもありですが。
2021.06.24. モリサワ 2021年度新書体として流れるように文字がつながる筆書体「澄月」などデザインの幅を広げるラインナップを発表
まあ毎年恒例行事の発表ですが、一応今年の動きなので、これはこれで。
2021.07.14. Helvetica Now Variable
Helvetica Nowがバリアブルフォントでのリリースをした、ということで。
非バリアブルのHelvetica Now自体は2019年4月に登場してるので、あまり間を空けないままでバリアブル化を果たしたことになるという……これからの欧文フォント、通常版の後にバリアブル化を果たすのか、それとも最初からバリアブルを目指すのかって動きになるのかならないのかっていうのが、これからの動きになるのかもしれないけれども、全部バリアブルになると、利用するアプリケーションも範囲狭まるよなっていう問題にもつながることになりそう。
2021.07.17. 無料の手書き風フォント「よもぎフォント」がリニューアル ~Google Fontsで公開
従来からあったよもぎフォントではあるもの、またもGoogle Fontsでの援助によるSIL オープンフォントライセンス化したものってことで。最近、フリーフォント関連はこの手の流れが多いなあってことでの記録。
ちなみにリンクは窓の杜にしてますが、日付は公式サイトのほうで書かれている日付にしてます。
2021.07.24. IBMのオープンソースフォント「Plex」が日本語対応
IBM主導で開発しているオープンソースフォントが日本語対応版も出たよ、ということで。これもオープンフォントライセンスだなあ……。
ちなみに日本語としての開発はSANDOLL社が手掛けてるらしいのと同時に、従属欧文はどうも少し大振りらしいというのが、こちらのほうで話が上がってるところで、Plexの各言語フォントと混在させるときには気を付けないといけないかも。そんなケースがどの程度あるのかってのもありますが。
ちなみにニュースリンクはPC Watchにしてますが、日付は公式サイトでリリースされたっぽいところの日付にしてます。
2021.07.28.
【LETSオプション】アプリ・ゲームにフォントを組み込んで使用できるライセンスを提供開始
学生限定『タイポグラフィ・アワード presented by フォントワークス×ViViViT』 開催のお知らせ
【LETS】学生向けLETS 提供開始
フォントワークスから同じ日付で立て続けにニュース掲載。もうひとつLETSのスケジュールも再掲載扱いで出てるけど、これは割愛。
大きいのは学生向けリニューアルキャンペーンにあわせて、外部サイトとのコラボによるコンテスト開催で、その参加をする場合は期間限定でLETS使いたい放題になるっていうところかと。まあタダに勝るものはないよなあ……もっとも個人情報と引き換えになるだろうから、タダよりたかいものはない、とも。まあ学生版契約の時は在籍情報とられるはずですが。
■2021/9/11追加:
油断してたら8月の更新が滞ってしまったという。というかだいたい月末に集中した気配なので、今月頭にかけていくつかあったのでまとめて更新。というか追うの大変で、漏れてる気もするなあ。 イワタUDゴシックバリアブルフォント(開発中)のサイトがあったのに気づいたのもこの間ですが、入れるかどうか迷ったうえで割愛。
2021.08.26. Google Fontに日本語フォントなど複数追加
またもGoogle Fontsにフォント追加。今年だけで何度目だ……。
記事はわかりやすいPC Watchのものにしてますが、日付についてはGoogle FontsのTwitter公式日付で記載しました。
といっても、解フォント自体は自分で記憶してる限り、7月末くらいにはあったような見たいな記憶があるので、果たして本当の追加日はいつなんだっていうのがあったりしますが、個々に追うのは手間かかるだけなので、割愛ってか、きりがない……。
2021.08.30. 未来を担う子どもたちを支援するフォントサービス「むすびも」開始のお知らせ
mojimoのプランで、UDフォントの専用パックを追加したのと同時に、その収益は全額寄附されるというサービスが開始されたという。
新プランってよりも、プランを利用した慈善事業活動状態というか。まあUDフォントってところな時点で収益事業向きではないようには思うので、それはそれで。
ところでmojimoなんですが、 気づいたらプランがものすごいたくさんあって、ひとつふたつプランを契約するだけでそんな割高でなく相応にフォントが使えるサービスになってるなあと思った次第。管理その他がめんどくさくなったらLETSに移行すればいいし、サブスクとしてのフォント導入敷居が低いものからフルラインナップまでってことでいえば、利用者にはこの選択肢はあるべき状態だと思うなあ、と。
2021.09.02. 医者にもらった診断書の衝撃的な文字を再現したフォントが完全に宇宙人からのメッセージ
ネタ枠ですが、ニュース系サイトで見かけたものとして、せっかくなので。
お医者さんの文字は忙しいとかドイツ系とかいろいろあって、本人なら読めるよね的なものになってるとかならないとか。
ただ、そこそこ規模以上の病院で複数の医師・技術師の方がいるところだと、デジタルカルテをシステムで組んでたりするし、個人病院でもその手の使ってるところがあるので(自分のかかりつけがそれ)、手書きが使われるケースは減っていくのかも。記録も大事だし。
2021.09.10. Adobe Fonts、予告通りモリサワ/タイプバンク分の一部入れ替え。その代わりにフォントワークスやオープンソースが拡充される
……とはいえ、ただこれ、明確にどこにも記事になってない奴なんですが。Adobe Blogにも
10/03追記:Adobe Blogに9/14付で掲載された、該当記事のリンクとして。
ついでにフォントワークスのニュース分も。
さて追加。
Monotype社がまた独立系フォントベンダーを吸収合併、というニュースではあるものの、まあ、大型案件ですよな、ということで。
違法コピー案件のニュースですが、フォントベンダーがっつり関与系なので、ここで。
7/24付でPlexは日本語対応したってニュースがすでに出てたものの、あっという間にバージョンが上がったという……
コラムのほうで秋の新書体アナウンスと同時に、その中に紹介されてる「てんとう虫」は同日のリリースとしてニュースに。
まあ、企業向けの管理システムはあるべきだよな……という話ですが。
TPスカイのハイコントラストとミドルコントラストを追加したよ、というニュースですが、よくよく確認すると、 6/21にローコントラストが発表されてたことに気付いてなかった……。
10月は下期に思いっきり集中してのリリース状態。
IBM Plexをベースにしたうえで等幅ベースかつ全角スペースなども見える状態で収録し、プログラミングコード作成向けのフォントとしたもの。まあオープンソースフォントはこの手の派生をしやすい・させやすいってのは特徴だったりするので、まあ、という感じ。
新書体についてはもともと6月に予告済みなので、まあ毎年恒例パターンで出ただけ、ともいえますが。
4月にエイワンフォントから出されていた件がようやくGoogle Fontsで公開、という話。
これのソースはデザインポケットのTwitterアカウントより。ちなみにデザインシグナルのフォントはどうも今年複数出てた模様……ってのが、漏れてた話という。
今月のうちの話ではやはりAdobe Fontsがらみがいろいろ出てくるんですが(MAX月なので仕方ない)、それに先行してAdobe Fontsでヒグミンがリリースされたりした、というのが今回です。ソースはAdobe FontsのTwitterアカウントより。
この発表は昭和書体さんのメールマガジンで知りました。一部引用すると「高解像度書体のカスレを少なく調整し、容量を小さくする事でカッティングや動画などに使用しやすくしたフォントシリーズです。従来の高解像度書体と比べ、およそ三分の一のデータ容量になっています。」というのがこのシリーズ、合計24フォントとのこと。
正式発表はたぶん27日のAdobe Blogだったりするんですが、実際にはこの25日にリリース済みだったので。知ったのはものかのさんのツイートだったりします。
ダイナも新書体の季節なんだなあ……ということで。あと今回の目玉はタイトルにもある「金花体」のようで、これは別途のニュースリリースも行われてるくらいです。金文体ベースでの続き文字はデザイン映えしそうだなあ。
9月に続き、秋の新書体リリース第2弾が筑紫ファミリー。一応これ、以前にもリンクはしてますが、9月の時点でリリース自体は予告されてたりはしてるんですが。なので12月にもカッコウが出てくることがまず確定してたりするというか……1月にも筑紫AMゴシック出すので、1か月から2か月ごとにリリースしてるという計算に。
Adobe FontsのフォントがMAXリリース(Adobe MAXのイベントに合わせてAdobe Creative Cloudのメジャーアップデートリリース及び各種サービス拡充のアレ)にあわせてまたもフォントを大幅に増やしたよ状態。
11月分を12月入ってから更新と思ってたんですが、いろいろまとまった時間がなくて余裕なくてタイミングずれまして。
10/21のMORISAWA PASSPORT追加分をWebフォントのTypeSquareにも追加した、という話だけど、なんでわざわざタイミングずらすんだろうという疑問。いやまあいいんですが。
これも10/21のMORISAWA PASSPORT追加分をそのiPad版にも提供、という話。PC側の提供に対して1か月近くずらすのもよくわからんなあ……フロントエンド的に考えるとこっちのほうが欲しい気がするんだけど(iPadでラフ等作成してPCでフィニッシュって流れ)。
モッチーポップそのものは以前からあったんですが、今回の件でバージョンアップしたのと同時に、Google Fontsに収録されたってところが大きい要素かと。というかこの一連で知ったんですが、Adobe Fontsにあったのかってのを把握してなかった。いつからだっけか。さすがに過去情報追うまではしませんけど。まあフォントそのものはゴカ……おっと誰かきたようだ。
コミケ2年ぶり開催応援キャンペーンでキャンペーン8パック1か月無料お試しとは、なんて太っ腹というか。そのうえでmojimoの狙いどころがある意味良くわかるところともいえるわけで、まあ、この機会に使ってもらって利用者増やすとか利用者情報取るとかうまいよなと思ったり思わなかったり。
ということでスクリーンさんのヒラギノについてもnoteが開設されました。そんなことやるのかと思って結構びっくりだったりはしますが。
鈴木メモさんからフォントリリースで、Design Pocketさんのほうでは11/19より発売開始ってことですが、公式サイトの紹介ページの日付ベースで今回は記載。
monotype主催のセミナーである「Type&」について、今年もオンラインで開催、という話。
LETS関連のニュースが2本同日に。
はんなり明朝などを出してるタイピングアートさんから新フォントリリース。今回のタイトルは12/6の窓の杜掲載分から引っ張ってきてます。フリー版もあるけど、商用利用なら有償契約しましょう、となるところ。
Firacode自体は2017年にリリースされたもののようだけど、今回はアップデートされ、リガチャや異体字利用の実質的な機能追加扱いに。
このフォント自体の存在は実は11月に知ったんですが、今回書くのにそもそもいつが初回リリースなのかとか調べ直そうとしてたら、ちょうどGoogle Fontsに収録されたってことを知ったので、日付もそうしてしまえと思ったのが今回です。ちなみに知った時点ではGithubのリンクのほうをメモってた。
まあこれは前回の更新時点でも触れてた話でもあるけれども。予定通りのリリースということで。
Last Resortは1月時点でも触れてたんですが、今回バージョンアップってことでの情報。日付は元記事の窓の杜ベースにしてますが、そこの記載でいえば12/2にリリースされてることになってる模様。
フォントの使い方誤るなよ、ちゃんと考えて使えよっていうベーシックな話ですが、なぜかGoogleがそのガイドラインを出してきたというよくわからん件。何か嫌なことでもあったんですかね、いやそうではないだろと思いますが。
最後の更新を思いっきり最終日に行うというですね……まあ、ギリギリまで引っ張っておかないとなんかあるかもしれないから。そんなことなかった模様ですが。事前に聞いてたアレが出てこなかったんだよなあ……。
今になってこぶりなのウェイト追加があるとは思わなかった。個人的な印象ではキャプション用ゴシックとして使われることのほうが多いと感じてたので。
PR TIMESのほうで拾ったので一応掲載しておくというか、実際にはこれ、本家のリリース情報では実は11月に出ていたというですね……なんでPR TIMESがこのタイミングなのかがわからんのですが。
今年は、Google Fontsに追加された(つまりはSIL Open Font Licenseになった)フォントがむちゃくちゃ多かった、という印象が実は根強く感じたところがありまして。改めてGoogle FontsでJapaneseだけで絞っても、かなりの数になっているという……上で、いやこれいつ収録されたのよってのもありまして。新しい順に並べると、モッチーポップの前にしっぽりが入ってるし、それ以後にも含まれてるので、この順番は何基準なんだという話になりそうな……今回のしっぽり明朝はたぶんリニューアルとしての件かもしれないんですが、ここまでくるともう追いきれません。
リムコーポレーションは静岡にある組み込み系フォントを得意としてる会社で、2013年9月にはもともと子会社化してたわけで、それを完全に吸収合併した、という話。
手書き風丸ゴシック体かなフォントとして、LargeとSmallの2種類、漢字は筑紫や秀英の丸ゴシック系と合わせてのサンプルが出されてます。
ソースはREN FONT代表の、金井和夫さんのTwitterから……というか、情報得るケースが多いのはTwitter経由であることが結構多いので、結果としてそうなるみたいな話だったりするんですが。
来年どないしようかしらん。
入れ替え分については 予告通りってところではあるんですが、期日通りに新規同期ができなくなった模様。ただし同期済みのものは11/15までは引っ張れるっぽいので、しばらくは猶予ありってことになります。どうでもいいけど、Adobeの該当ヘルプ、8/25に更新されて、TypeBank PassportやTypeBank Select Packのことがちゃんと書かれるようになってるな……。
そしてどうも実際には9日のようなんですが、Adobe Fontsのほうで、フォントワークスとオープンソース分の提供がまた増えてるという。
4月初旬にもともとAdobe Fonts分は大幅に増えてて、通常利用であればもうこれで十分賄えるんじゃないかくらいの状態ではあるので、ここで増えたりするのもアレなんですが、利用者的には減るよりは増えるほうがありがたいし、まあそっちのほうが提供元フォントベンダーへの心証はいいよなと思う話。
しかしこうなると利用可能な数をチェックするのはもういいよねと思う。というか無理がある……。
Adobe Fontsの日本語フォントが大幅拡充!魅力あふれるラインナップが追加され、ますます充実しました
Adobe Fontsへフォントワークス書体11書体の追加提供開始(9/14)
■2021/10/03追加:
前月の分を月初にまとめるってのが一番効率がいい気がするものの、毎回細かく更新するのとどっちが楽なのかは何とも言えないなあ。ちなみに9月末に某社のフォントでリリース日の発表だけあったってのはあるんですが、むしろワンクッション置く理由がさっぱりわからんので、それ自体のピックアップはしてません。
逆に、9/10付のほうはAdobe Blogのほうに正式に記事が出たので、ちょこちょこ修正をしてあります。
2021.09.16. モノタイプ、業界を代表するタイプ・ファウンドリーHoefler&Coの買収を発表
まあ、もう何年も買収しまくってるので、そういう意味では驚くほどではないような気がするけど、どんどん寡占になっていくなあ、とも。
どこをソースにするか悩んだんですが、とりあえず時事通信掲載のものをリンクとして。
2021.09.17. ソフトウェアの不正コピー発覚の企業と4500万円の調停が成立
まあ違法コピーすると結局違約金なりなんなり支払う羽目になるので正規契約して明瞭にしておきましょう、特に企業はコンプライアンス順守がどこからも求められるのが当たり前なんで、企業と取引のある・なしがあるなら、利用者が企業でも個人でも同じですよ……っていう話にしかならんのですけど。
ちなみに表向きに知れ渡ったのは、たぶんScanNetSecurityの記事で9/24に掲載されたものだとは思いますが、もともとのACCSのほうが前に出してたようなので、そっちをタイトル側のリンクに。
しかしどこの会社なんだろう……金額考えたら結構でかいところなのかなあ、という気はするけど。調停案件、要は和解成立でもあるので、その点も含めてなおさら気になるけど、大手上位から順にあたってけばなんとなく察することができる話なんだろか。
2021.09.28. IBMのオープンソースフォント「IBM Plex」がv6.0.0に ~日本語フォントも利用可能
といっても、ここの情報を見ると、フォント命名規則をPostScriptの一般的な規則に変更したってことが主というところなので、内容の大幅な変化ではなさそうではあるんですが、名称が変わるってことだと今までのデータではいったんフォントの認識消失して設定しなおしなんじゃないのって思ったり思わなかったり。
そうなると、フォント名変わるようなものを信用して使うべきかどうかの話になるなあ……まあ、フォント名が同じのまま、中身が変わって結果に影響するのとどっちがマシかって話でもあるものの。
2021.09.28. 2021年秋の新書体(フォントワークス)
2021.09.28. フォントワークスLETS新書体「てんとう虫」提供開始
筑紫は藤田さんのTwitter追ってるとちょこちょこ情報見えるので、まああとはいつ正式リリースするのしないのみたいなところがあるんですけど。
まあ、それ以外として今回もデザイン書体を追加するとして、ターゲットがよくわかるなあと思う話なのと、ベーシックなものよりもこういうのを充実させていく狙いってのはちゃんと考えてやってるのだろうかなと思ったり思わなかったり。
2021.09.28. 【LETS】法人様向け新機能「グループ機能」リリーススケジュールのご案内
最近フォントワークスの製品やサービスに関連するアナウンスは月末に集中してる気がするなあ……ということで、メモ程度にここにも残しときます。
2021.10.01. タイププロジェクト、TPスカイ クラシックシリーズの拡張を発表
しかし並べてみると、確かにベースは同じなのはわかるんですが、それぞれ単独で見るとかなり異なる印象を受けるのは自分だけだろうかと。
■2021/10/30追加:
そして妙に多かった印象が……なお今月リリース分を追っていった際には9月以前に取りこぼしがあったということがわかったものの、もう追いきれないのであきらめます。何もかも追うことまではさすがにちょっと……。
2021.10.19. 日本語プログラミングフォント「PlemolJP」v1.0.0が公開
2021.10.21. モリサワより2021年度新書体発表と、note記事に2022年リリース予定書体を先行で紹介
ちょっと珍しいのは公式ドメインではないところで、早々に来年リリース予定のフォントについて画像ベースで紹介が入ったというのがちょっと今回の変わっているところというべきか……なのでその記事をタイトルのリンクにもってきてます。
しかし新書体……っていっても、なんかどこかで見たようなデザインのものばかりだって感じるのは気のせいなのかって思うところなんですが。まあ、一つのサービス内でよく利用を求められそうなところを使えるってのはメリットになるのかもって思いますけど。というかここ数年来のフォントラインナップとはまるっきり方向性が違うというか、こういうの一度に出すくらいならもっとバランスよく出せばいいのに。
2021.10.22. エイワンのZENフォントがGoogle Fontsで公開
10月24日にエイワンのサイトも更新されて、その旨の記載がなされてたり。
ちなみに5月にいったん、GitHubとかに上がったり、その後消えたり転載されたりしてたうえでいったん行方不明になった、みたいな状態だったりします。ただそのときは21フォントで、今回は24なので、フォント数が違ったりするんですが。ハッシュ比較しても同じではないので、何かしら変更されてる様子で、今後利用するならGoogle Fonts側のを使う方がよさそう。確か不具合がある・なしみたいのがあったはずだし。
2021.10.22. デザインシグナルより、DSサラ登場、Design Pocketで販売開始
それにしても個人作成だと思うんだけどリリーススピード速いなあ……。
2021.10.22. Adobe Fontsでヒグミン提供開始
ちなみに現時点でまだヒグミン使えてません。この月末はいろんなのが集中しててなんかばたばたしてて、あまり時間の余裕がない……上で、これとか書く時間と情報追う時間なども割いてるわけなんで、まあ。
2021.10.24. 昭和書体より、容量を軽くした新毛筆フォントシリーズ『爽シリーズ』発表
ちなみに発売は10月27日ですが、今回の日付はこのメールを受け取った日にしてます。
2021.10.25. 源ノ明朝がアップデートして、バリアブルフォントになる
これもダウンロードはしてるものの、まだ動作確認すらしてないというのが実際だったりするのだけれども。
2021.10.26. ダイナコムウェアより、2021年新書体として「金花体」を含む19書体を提供開始
これ、日付的には26日にしてるものの、金花体のほうは25日発表。ただこちらはリリース日基準で記載しました。
ちなみに同日で、一部フォント改訂も発表されてるので、念のため。
2021.10.26. フォントワークスLETS新書体「筑紫Cヴィンテージ明朝」提供開始
サブスクって考えると一斉リリースよりはこっちのほうが適正と思ったり思わなかったり。
2021.10.27. Adobe Fontsにアドビオリジナル日本語フォント「ヒグミン」や、昭和書体など、魅力溢れるフォントが多数追加
ヒグミンは先述の通りではあるものの、正式にはこのリリースによる。
やはり先般書いた、昭和書体の爽シリーズから2書体がAdobe Fontsに入ったり、DNPからも秀英体がさらに追加、Font 1000からフォント34も追加したなど、まあたくさんのフォントが出たことやら……。
このAdobe Blogでは「日本語フォントは500以上の充実ラインナップ」って書いてるんですが、実際の数量をここで公開しているPDFの一覧で集計してみたところ、564フォントが収録されてるという状態なので、500どころか600弱ほどあることに。下手な日本語サブスクフォントよりも数多いんじゃないかこれ。
もっとも、Adobe Fontsの場合はAdobe以外のフォントとしてはリタイア制度があるので、その辺のリスクがあるわけですが……といっても、ZENフォントのような商用フォントもオープンソース化してしまうような現状や、そうでなくともオープンソース系フォントが増えてる昨今を考えた場合、場合によってはそれだけで廻すなんてこともできなくはないんですよねえ……やることにもよるとは思いますけれども。
なおもう、何がどれくらい増えたのかは追うことは無理……というか、たぶんこのPDFリスト、直前のひとつを取りこぼしてるような気がするし、さすがにこれだけの数を追うのはちょっと。
■2021/12/12追加:
一応情報はプールしてたんですけど、11月末に集中したうえで12月頭にも結構多かったのが今回のタイミングの悪さだったかもしれない……しかしせっかくなのでリアルタイムでチェックしてなかった分も入れると結構な量になった……。
そういえば10/14に写研埼玉工場跡地にできたヤオコーがオープンしてるとか、そこの2Fには写研の書体紹介パネルがあるとかあるんですが、それを果たしてここに入れるべきかどうかってのがあったものの、まあ割愛でいいかってことで。
2021.10.28.
モリサワ、「TypeSquare」に76書体を追加
それよりもこの記事のタイトルにある「文」の文字、普通ならu+6587のはずなんですが、実際に使ってるのがu+2f42で、康熙部首使ってるのはどういうことなんだという……大丈夫か文字の会社。
2021.11.17.
モリサワ、「MORISAWA PASSPORT for iPad」にも新書体を追加
ちなみにこっちの「文」は問題ないです。なんでや。
2021.11.7.
「モッチーポップ」がGoogle Fontsに追加される
2021.11.22.
mojimo 1ヶ月無料お試しキャンペーン開催
2021.11.22.
ヒラギノフォント公式noteが開設される
ちなみに国内フォントベンダーがnote利用してるのは、他にはたぶんFONTPLUS(2019年2月開設)とモリサワ(2020年8月開設)くらいかなと思うんですが、あとどこかありましたっけか。
2021.11.22.
手書き日本語フォント『空とひこうき』を作りました
まあサイト見てるとわかるんですが、制作状況はちょこちょこ報告上がってたので、いつ実際にリリースされるかってところではあったんですよねこれ。あとベース作成がiPadとFrescoで、Illustratorのライブトレースに持ってってるとか、手書き風といっても全部デジタルベース作成なのはもう当たり前になりつつあるのか、という点も気になってたところというか、これ途中でFresco開発終了してたらどうなってたのだろうかと思ったり思わなかったり。
ちなみに実際に販売を知ったのはDesign PocketさんのTwitterだったりします、が、12月入ってからのツイートが元という……(あとで確認したらちゃんと11月19日にもツイートされてるので見落としてたやつ)。
2021.11.25./12.9.
Type& 2021開催
なお一応申し込んだんですが、1日目は途中から、2日目は視聴する余裕がなかったというのが実際だったりします……平日の17時とか18時台の時間に受けるのって結構きっついんですけど。(というか平日という時点で結構時間的には難しい。リアルの時は土曜開催とかじゃなかったっけ……)
ちなみに申し込みは11月4日くらいのはずですけど、今回は開催1日目での記載にしました。
2021.11.30.
【新LETS】法人様向け新機能「グループ機能」リリースのご案内
2021.11.30.
「学生向けLETS」対象者拡大のご案内
まず前者については、もともと9月にスケジュール予告があったものだったり。またその直前のニュースとして、24日の時点でLETSのスケジュール案内更新があることと、そこではこの30日に現行LETSの新規契約受付終了もアナウンスしてたことでもあるので、企業で利用することでの機能はこのタイミングで出さなきゃどうもならなかった、というほうがでかいところだと思う。
また後者の方は、まあ中学生以下でもフォント使わせたら駄目だよね的なことはないし、教職員だってそうだよね、という。教職員のほうは、競合他社ができてた話だからある意味当たり前の話ともいえるけど、そっちの方は逆に中学以下は対象外だったりするというある意味マッチポ……おっと誰か来たようだ。
2021.11.30.
やんちゃな雪の妖精のようなロゴ向けフォント「藍と白のゆきぐに」
ところで今さらですが、「海と山のろごごち」も今年リリースのようで、案の定その時期だった1月分に入ってなかったという。漏れてるなあというか、あらゆることを拾うのってまあ無理があるか。
2021.12.2.
ソースコード用フォント「FiraCode」、文字だけでプログレスバー・リングを表現可能に
フォントだけでプログレスバーとかリンク表示するとか、そういう手があったのかと感心しましたですよ。
2021.12.5.
日本語文字も収録している「Murecho」がGoogle Fontsに追加される
なんでMurecho=牟礼町なのかは、GithubのREADME.mdのほうに書いてあるので、そちらをご参考に。
(ちなみに状況からの推測でしかないんですが、Githubの履歴を見ると、フォントそのものの最初のリリースはどうも7月にされてる模様。あとバリアブルフォントもあるのね……)
2021.12.7.
フォントワークスLETS新書体「カッコウ」提供開始
2021.12.7.
Unicodeコンソーシアム提供の“豆腐”対策フォント「Last Resort Font」がv14へ
まあこれは前回の更新時点でも触れてた話でもあるけれども。予定通りのリリースということで。
というか……そもそもUnicodeのバージョンが9月にVer.14になってること自体を今回のタイミングで知ったという……毎年追うの、もうきっついわー。838字もなに増やすことがあるの……。
2021.12.8.
Google Fontsがタイポグラフィのガイドラインを公開
ただ英文とはいえ、ざっと読むときちんと情報まとまってるので、基礎を一式学習するとしたらいいものであるじゃないかなと思いますです。自動翻訳で読んでも学びになるかと。
■2021/12/31追加:
2021.12.15.
やわらかく力強い新書体「こぶりなゴシック W9」を発売
W1/W3/W6/W9なので、W2/W4/W5/W7/W8がまだ欠落してる話だけど、もともとのことを考えるとずっと、または当面は補完されない気がする。
2021.12.15.
筆文字フォントサービス「J-Font.com(ジェイフォントドットコム)」 白舟書体の中国語簡体字フォントサービスの提供を開始
しかも実際のサービス開始は年明け1月からなので、ここに入れるべきかどうか迷ったんですが、せっかくなので載せてしまう。
2021.12.16.
「しっぽり明朝」がGoogle Fontsに追加される
2021.12.17.
フォントベンダーのモリサワ、子会社のリムコーポレーションを吸収合併
まあ、タイプバンクとかも2011年に子会社化して、2017年に吸収合併してるわけなんで、この辺は今までと同じような話になるというかなんというか。
もっともこの件、両社どちらのリリース情報に現時点で掲載されていないというのが謎。年明けしばらくしたら発表するのか何なのか。
ちなみに残る件でいえば字游工房なわけで、2019年に子会社化してるって考えると、さて何年後ってことになるのかなんなのか、という邪推を。
2021.12.21.
フロップデザイン、「かなたとひなた」リリース
鈴木メモさんの空とひこうきといい、手書き系連続で出てくると、そういう風潮あるのかしらんと思ったり思わなかったり。
2021.12.24.
REN FONT(タイポグラフィクス蓮)、「ほんまるかな」リリース
そしてこれも手書き風丸ゴシックフォントなんだな……最初から9ウェイト展開してるのが強いところかもしれない。
と、いうことで……なんか妙なテンションで単一記事を更新しまくるという、このblog開設以来、初めての試みを今さらしてしまったわけなんですが……うん、やっぱりフォント関連情報を漏らすことなく一人だけで網羅するのは無理ですね、ということを思い知らされただけのような気がするです、はい。
コメント
No title
2021/07/14 17:32 by 匿名 URL 編集