2016/04/07
ここがよくわからない、InDesignの上付き・下付き数字
実は前回の続きです。
異体字ではない、u+2080-2089の下付き数字については、実は不可解な挙動をしていることに気づきました。
また、その対となる上付き数字についても、見てみるとやはりおかしいところが……。
ということで、その上付き・下付き数字についてちょっとピックアップしてみます。おまけで前回もやったCID:09872-09881ももうちょっとだけ。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
2016/04/07
異体字ではない、u+2080-2089の下付き数字については、実は不可解な挙動をしていることに気づきました。
また、その対となる上付き数字についても、見てみるとやはりおかしいところが……。
ということで、その上付き・下付き数字についてちょっとピックアップしてみます。おまけで前回もやったCID:09872-09881ももうちょっとだけ。
この時点でわけがわかりません。お前ら和字扱いでいいのかと。
そして、上付き数字。
これについてはUnicodeとしては少々ややこしくて、0-9の範囲においては、u+2070/00b9/00b2/00b3/2074-2079という範囲になっています。
これらの文字群について、情報パネルで文字を選択した場合、u+2070/2074-2079については下付き数字と同様に「その他の和字」の文字種になりますが、u+00b9/00b2/00b3については「欧文用文字」になります。
何故異なる文字種の扱いになる……。
さらに両方の挙動について。
「CIDベースの文字組みを使用」のチェックがONの場合、どの文字も文字組みアキ量設定の和欧間設定の影響を受けるので、設定された数値分だけアキが発生します。
それに対し、「CIDベースの文字組みを使用」のチェックをOFFにした途端……。
「その他の和字」についてはアキ量がなくなり、「欧文用文字」についてはアキがそのまま影響を受け続けるという……。
そして前回利用した、CID:09872-09881については、「CIDベースの文字組みを使用」のON(上)/OFF(下)ではこんな状態になります。
実際の挙動と、情報パネルの内容から考えると、下記のことは言えるような気がしているところです。あやしい部分もあるので断言できないから、ふわふわした感じでしか言えないんですが。
いずれにおいても、InDesignの基本となる組版処理の情報が公開されているわけではないので、表示される情報と挙動なども踏まえながら、ある程度の推察しつつ自己判断を行うしかなさそうなところです。非常にもどかしく感じている状態なんですが。
ともあれ、前回のエントリで「原則として」とあえて表記することにしたのは、そういうところに理由があるからです、はい。
まあただ、文字種情報はあんまりあてにはならないなあ……とは思いました。はい。
そうなると何を信じればいいんだっていうのが出てくるんですが。自ら確認した結果を信じるしかないかもというオチにしかならない気がして仕方ないんですが。
#なお、前回・今回ともに、使用したコンポーザーは日本語段落コンポーザーです。おそらく各コンポーザーの選択によっても挙動は変わるとは思うんですが、さすがにそこまで考えたくないのでやめました。
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