けんちょんの競プロ精進記録

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AtCoder ABC 082 C - Good Sequence (5Q, 茶色, 300 点)

連想配列の良い練習問題!

問題概要

正の整数からなる数列が良い数列であるとは、数列に含まれる任意の整数値  v について、数列中に  v がちょうど  v 個含まれていることをいう。

与えられた数列  A_{1}, A_{2}, \dots, A_{N} に対して、いくつかの要素を削除することで、よい数列となるようにしたい。削除すべき要素数の最小値を求めよ。

制約

  •  1 \le N \le 10^{5}
  •  1 \le A_{i} \le 10^{9}

考えたこと

数列の数の並びは全く関係なくて、「どの数値が何個あるか」だけが重要。なので、まずは集計処理をしよう。次のような連想配列 (C++ ならば map 型) を構築する。


  • nums[v]:数列  A_{1}, A_{2}, \dots, A_{N} に含まれる整数値  v の個数

そうしたあとは、値  v ごとに考えていこう。次のようにすればよい。(答えを表す変数を res とする)

  • nums[v] >= v のとき:値  v ã‚’ nums[v] - v 個削除すれば、数列中に  v が  v 個含まれる状態になる
    • つまり、res += nums[v] - v とする
  • nums[v] < v のとき:この場合は値  v をすべて削除するしかない
    • つまり、res += nums[v] とする

この解法の計算量は  O(N \log N) となる。

コード

#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;

int main() {
    long long N, a;
    cin >> N;
    map<long long, long long> nums;
    for (int i = 0; i < N; i++) {
        cin >> a;
        nums[a]++;
    }

    long long res = 0;
    for (auto [val, num] : nums) {
        if (num < val) res += num;
        else res += (num - val);
    }
    cout << res << endl;
}