「トレーナー君って、からかうと面白そうよねぇ……。ふふっ♪」
マルゼンスキー(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「マルゼンスキー」をモチーフとするウマ娘である。 CV:Lynn
誕生日:5月19日 身長:164cm 体重:理想的な仕上がり スリーサイズ:B93/W58/H88
颯爽としているが、どこか言葉遣いが古いお姉さん。
走りに純粋な歓びを感じるスピード狂で、道路では愛車のスーパーカーでレース場では自らの脚でかっ飛ばす。
圧倒的なポテンシャルを持ちながらも偉ぶることなく、皆から慕われている。
気さくで明るく、キレイで優しい。一見ステキなお姉さまウマ娘。
しかしセンスは少し古臭く、世間とほんの少しずれているよう。
本人も気にしていて、そのせいか最近の流行りにはとても敏感である。(リニューアル前)
ボリュームのあるウェーブヘアを持つ大人っぽいウマ娘。後ろ頭に髪と同じくらい長いリボンをつけている。後輩の面倒見が良いお姉さんだが、お母さんっぽいと言われるのは本人的にはきついらしい。モチーフ的には孫どころか曾孫がいる。センスのズレを気にしているため流行には敏感で、好きな食べ物は今流行り(本人談)のティラミスとナタデココ。ちなみにこれらが流行したのは90年代である。
モチーフになった競走馬が活躍した年代が70年代後半と飛び抜けて古く(他は古くて80年代後半)、ウマ娘には具体的な年齢設定はないが「最年長キャラ」のポジションにある。一応「生徒」なのに理事長秘書の駿川たづなと友人だったり、「タッちゃん」と名付けた愛車のランボルギーニ・カウンタックを乗り回していたりと年齢不詳な人。運転は相当無茶をするようで、一緒に乗ったウマ娘は例外こそあれど大体満身創痍になって帰ってくる。特にたづなはドライブに誘われるのを本気で嫌がっている。
また、ウマ娘の舞台であるトレセン学園は全寮制をとっており、基本的に全てのウマ娘が「栗東寮」か「美浦寮」のどちらかに所属しているのだが、彼女は全キャラクターで数少ない「一人暮らし」と設定されており、学園外の自宅に住んでいる。色々と特別扱いが認められている立場のようである。
勝負服は赤をベースに各所に黄色を配した制服風。トップスはセーラー服の上から立ち襟を重ねたハイブリッドな構造。尻尾に大きなリボンを結んでおり、ハイヒールの足元まで長く伸びている。
トレセン学園の最強チーム「リギル」の一員。憧れの先輩、面倒見の良いお姉さんとしての活躍が多く、モチーフ的に縁のあるスペシャルウィークやグラスワンダーに度々ちょっかいをかけている。
サイドストーリーで語られたグラスの有馬記念やBlu-ray第4コーナーの新規エピソード「BNWの誓い」におけるナリタタイシンの再起など、怪我から復活した後輩を見るとつい涙ぐんでしまうようだ。
「エンジンの違い、見せてあげるわ。
これが!あたしの!フルスロットルよ!」
育成ウマ娘:フォーミュラオブルージュ
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育成ウマ娘:ぶっとび☆サマーナイト
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サービス開始時から初期☆3[フォーミュラオブルージュ]が実装。
距離適性はBABCと大きな穴がなく、マイルが主戦場ではあるが継承次第ではオールA以上なんてことも可能な反面、脚質の幅はミホノブルボンと並ぶワースト1タイであり、逃げがAでそれ以外は先行がかろうじてE、ということで基本は逃げ一択となる。
(史実のマルゼンスキーは中距離以上のレースには出走したことすらないのだが、後述の通り「走る機会がなかった」という境遇があるため、それを尊重したものと考えられる)
また史実でダートを走った経験からかダート適性も少しだけあるので、継承次第では二刀流ウマ娘としての活躍も可能だったりと、あらゆるレースの穴を埋めて活躍できる可能性を秘めたオールラウンダーとなっている。ただし、短距離ウマ娘扱いなのか継承相性に難があり、概ね「マイル以下」or「逃げ」ウマ娘でないと壊滅的になってしまう。史実とは正反対である。
成長率はスピード10・賢さ20となっており、当初は「何だこれ?」と首を傾げるトレーナーも多かったであろうが、賢さが中盤の位置取りにもたらす利点が認識されてからは優れた成長率として評価されることになった。
固有スキルは上位5位という逃げウマの固有ということを考慮しなくても非常にゆるい条件かつ終盤で加速力を上げられる貴重な効果であり、かなり優秀。継承の弱点を補えるだけの魅力になっており、出走人数が少ないので範囲が「5/9」になるチャンピオンズミーティングでは後方脚質が人気の(後方脚質でも道中順位が高くなる)時であれば差しに積むケースまで見られる。しかし弱点もあり、発動条件が緩い故に最終コーナー開始=発動となるので、最終コーナー開始から終盤開始の差が大きいコースだと無駄になる。継承で使う場合は効果時間が減るのでさらに制限が厳しくなる。当然、終盤が「遅すぎる」だけでなく「早すぎる」場合にも有効でないので、実のところ有効に働く環境は多くはない。
覚醒で取得できるレアスキルはマイル距離限定の物しかなく、自前の回復スキルもないのでそれ以外の距離で使用する際にはサポートカードを吟味する必要がある。固有が有効に働きやすいレース場はざっくり言えば芝中距離とダートマイルであり、自身のスキルをフルに活用したい場合はダートを走らせるといいだろう。
対人環境においては、目立った活躍の機会がないうちに後述の水着版が登場したため同時出走できない(また、それに伴って逃げウマ娘への要求水準が急激にシビアになり)通常版の立場は厳しくなってしまう。例えば2021年8月のレオ杯(阪神芝2200)では、固有条件に合うコースではあるが、合っているが故に継承固有でも十分効果を発揮するため専ら継承でスキルが活躍しがちとなり、本人の採用率は低かった。
一方、2021年11月のスコーピオ杯(東京芝2000)は「最終コーナー開始から少し進んで終盤開始」という微妙に相性の良くない条件だったが、継承固有では保たないものの自前固有なら持続時間が残ってそれなりに効果を発揮できる貴重な選択肢となり、類似性能のタイキシャトルと共に主流の一角を担うウマ娘となった。もっとも、逃げではこのアドバンテージは薄くなるため、主に先行適性を4段階強化(E→A)して使われることになったのだが。
2021年7月に水着衣装[ぶっとび☆サマーナイト]が実装された。
水着衣装では、成長率は似たようなものだがスキル面が大きく変化している。通常衣装と比較すると回復スキルが大きく増え、特にレアスキル枠が確実性の高い「じゃじゃウマ娘」というのが強力であり、中距離以上の運用で課題となる回復スキルの確保がやり易くなっている。
固有スキルは「レース後半(半分以降)」かつ「レース中に回復スキルを発動させた状態」で上位3位にいると発動する、という特殊な条件。
特筆すべきは逃げウマ向きの、中盤で安定した発動が望める速度アップスキルということ。これに匹敵する固有スキルはこれまで存在せず(ダイワスカーレットやスマートファルコンのようにレース展開に依存するものしかない)、終盤に向けた位置取りを非常に有利にする。コースの条件すら選ばない(ただし、「じゃじゃウマ娘」の方がコースと噛み合わない場合はある)。
なお、後半で初めて回復スキルを発動した場合はその瞬間に発動するので、「スリーセブン」のみを習得させて残り777mのタイミングで固有を発動させるという芸当も可能。
チャンピオンズミーティング環境においては、「先頭さえ取ったら最強」という形で逃げウマ娘を革命したセイウンスカイに続いて登場したのもあり、「先頭を取った後の強さは劣るが、先頭を取ることにかけては最強」というスカイ対策を担える特性を武器に、以降の逃げウマ娘界の筆頭として君臨している。
通常版の固有を継承するのは難しい(一応、継承ウマ娘の親にいれば継承イベントで貰える可能性はあるが、それ以上に相性最悪となるデメリットが大きい)ため、加速スキルは当のスカイから拝借することが多い。
育成中のストーリーでは、序盤では皆の憧れの存在になるまでの葛藤と決意が、後半からは彼女の走りに魅せられたライバルたちとの戦いが描かれる。課せられる目標レースは全距離を走らされるもののマイル~中距離G1が主になっており、やろうと思えばスピードだけを集中的に伸ばして逃げ切るバクシン教攻略も可能、ただしその場合ダービーが鬼門になる事、またシニア級からは一切の敗北が許されなくなるため、安定した完走を目指すのであれば因子を利用して中距離適性をAまで伸ばすなどの対策をしておきたい。また、レースのほぼ全てがG1の高難易度レースであることも考慮すると、総じて継承の仕様やスキルの取得選択を身に着けた初中級者向けのウマ娘といえるだろう。
なお彼女は年齢不詳とはいえあくまで一介のウマ娘であるため、史実では叶わなかったクラシック競争への出走が可能になっている。ただし、史実由来の小ネタとしてスプリングステークスは他のウマ娘が揃って回避し5人立て、ダービーでは必ず大外枠になるという演出がストーリー上で用意されている他、ラジオNIKKEI賞(旧:日本短波賞)で勝利するとG1以上のスキルポイントに加えて全能力UP&「注目株」になるという隠し要素が用意されている。
また、上述のように脚質が勝ちやすい逃げ向きで固有スキルも強力、かつ距離適性を補えばマイルから長距離まで満遍なく力を出し切れるため、クラシック三冠や秋シニア三冠を狙っていくならば最も難易度の低いウマ娘の一人である。シニア級になるとマイル戦の安田記念を勝つための育成をしなければならない都合上、春シニア三冠(=天皇賞春を勝つ必要がある)の達成は厳しいが
育成中に史実に沿った条件を満たすと貰える専用の二つ名では、彼女の代名詞ともいえる「スーパーカー」が入手できる。しかしその条件は「無敗で8連勝かつ2着に平均7バ身以上の差をつける」と、普通にやって満たすにはかなりハード。獲得を狙うのであれば、オープンなどの格下レースの出走や長距離レースへの出走などの工夫が必要になる。これでも史実の成績と比べたら緩和されてるんだから恐ろしい物である。
サポートカードとしてはR[トレセン学園]のみの実装となっている。流石に他のウマ娘達のSR以上のサポカと比較するとあらゆる面で見劣りするが、貴重なパワーボーナスを所持している上に所持スキルにはレース序盤に前に行きやすくなる「先駆け」を始めとしたマイル系の使いやすいスキル5個で構成されており、今後のSR以上での実装が期待される。なお、育成中に発生するイベントの名前は「マブいドライブだっちゅ~の」もはや何も言うまい。
そのひと走りひと走りに、偉大なる名血の片鱗をターフに散りばめた豪傑がいた。
マルゼンスキー。
八戦全勝という無敗の成績が物語る通り、他をはるかに圧倒する強さが余りに印象的だ。
卓越した瞬発力と比類なきスピード。それは英国三冠馬に輝く父ニジンスキーへ
脈々と続いてきたネアルコ血脈、その真の後継者の証しでさえあった。
桁外れの才能を示しながら大舞台で実力を証明する機会を与えられなかった悲運の最強馬。デビュー当時の外車ブームになぞらえ「スーパーカー」の異名を取った。
ちなみに厩舎の所属は「東京競馬場」。当時、美浦トレセンはまだ未完成であり、関東の馬は東京競馬場または中山競馬場、さらにあるいは千葉県の白井にあった分場の厩舎に所属していた。ウマ娘のマルゼンスキーの「一人暮らし」というのはこの史実に由来しているものと考えられる。
1974年生まれの牡馬。父Nijinsky II、母シル、母父Buckpasser。文句なしの世界的良血であり、母の胎内にいる時に一緒に輸入された「持込馬」。元は持込馬は内国産馬扱いだったのだが、馬の輸入が自由化された1971年から1984年までは外国産馬と同等に扱われ、外国産馬には厳しい出走制限が課されていたため、当時マルゼンスキーが出られるレースは非常に制限されていた。その数少ない出られるレースも出走馬が集まらずに中止になりかけることもあった。マルゼンスキーが強すぎたのである。
2歳10月の新馬戦を大差(10馬身差以上)で圧勝、2戦目を9馬身差で圧勝。3戦目の府中3歳ステークス(旧年齢表記、現:東京スポーツ杯2歳S)は鞍上の中野渡清一が油断し[1]ヒシスピードに追い詰められて辛勝となるが、朝日杯3歳ステークス(現:朝日杯FS)は大差圧勝でレコードタイムを記録。同レースは1600m戦だが、1400m地点を当時の1400mの日本レコードより速いタイムで通過していた。
3歳時は初戦に中京のオープン競走に登録するもマルゼンスキーを恐れた他陣営が揃って出走を回避しあわや競争不成立になりかけるがなんとか5頭立てになり成立、この際「うちの馬を出走させてやるからどうかタイムオーバーにはしないでくれ[2]」と頼まれたことで始終抑えながら走り2馬身半差で勝利。この後骨折で3か月の休養となるが復帰した5月にはオープン戦で7馬身差の圧勝。その次の日本短波賞(現:ラジオNIKKEI賞)では道中何を思ったか一度止まろうとしてから再加速し、秋に菊花賞を勝つプレストウコウに7馬身差をつける圧勝。短距離ステークスでは鞍上が手を緩めてもレコードタイムで大差圧勝。脚質は逃げだが、絶対的なスピードの差で前に行ってしまうだけとも言われていた。
しかし、如何に強くても持込馬はクラシックや天皇賞――すなわち最高峰のレースのほとんどには出られない。主戦・中野渡も「大外でいい、賞金もいらない、他の馬の邪魔もしない、だからダービーを走らせてくれ」という旨の発言をしたとされるが、覆ることはなかった。しかもマルゼンスキーは生まれつき前脚の膝下が外反しており、ハードな調教もできなければレースでも無理ができず、いつ走れなくなるかもわからない。暮れの有馬記念が実力を証明する最初で最後の機会と思われた。しかし、調教中の事故で軽度の屈腱炎を発症し、有馬記念は大事を取って回避。8戦して無敗のまま引退、全レースの合計着差は61馬身であった。
さようなら マルゼンスキー
語り継ごう
おまえの強さを
引退後は種牡馬となるが、そこで現役時代の無念を晴らすが如く大活躍。G1馬を4頭輩出し、加えて母の父としても多数のG1馬を輩出。ウマ娘化されている面々からもわかるように、自身が走らずに終わった中長距離の活躍馬も多かった。1997年8月21日、心臓麻痺により死亡。23歳没。
詳細は当該記事へ→マルゼンスキー
掲示板
586 ななしのよっしん
2024/12/31(火) 12:33:59 ID: f7HgrXTSf1
正月イベで新衣装と共に新サポカも実装。
そして、見守る側からライバルが欲しくなるという演出。
来年、TTGやハイセイコーの70年代組を出してくれませんかね…
587 ななしのよっしん
2024/12/31(火) 22:13:57 ID: VlEt4XyQZl
水着マルゼンスキーの『以降の逃げウマ娘界の筆頭として君臨している。』の箇所、さすがに今のウマ娘の対人環境とずれてるから、『実装からしばらくの間は逃げウマ娘界の筆頭として君臨していた。』って感じに修正してほしいかも。
588 ななしのよっしん
2025/01/09(木) 13:37:08 ID: 0d5I3XWfSZ
大方の予想通り、マルゼンスキーの3着目来たね
天女姿で神々しい…固有スキル名でちゃんとマルゼンさんやって感じになるけどw
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最終更新:2025/01/10(金) 15:00
最終更新:2025/01/10(金) 15:00
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