重賞 単語

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重賞とは、競馬レースにおいて特定グループレースす呼び方である。

概要

重賞の起は、イギリスから始まった近代競馬で「毎年一定の時期に一定の条件で繰り返し行われるレース」を意味する英語の「パターンレース」である。すなわち「回をねて行われる」を略して重賞である。競馬明期には、レース(対戦)は突発的に行われることが多く開催時期や開催条件について事前に確定していることはあまりなかった。しかし事前に開催時期や開催条件が確定するパターンレースには出走標にしやすいという特長があったため流行し、パターンレースの流行に伴い競馬に番組という概念が生まれた。

重賞の起となった「パターンレース」には重要な賞という意味はなかったが、歴史を重ねている事や賞金も高額な事が多いため、結果として重要な賞の意味も含まれるようになった。現在ではJRAサイトにある用語集のページでも、重賞について「特別競走の中でも特に賞金が高額で重要な意義をもったレース」と解説されている。重賞に出走することや勝利することは、ひとつのステータスであったりする。ただし必ずしも重賞の賞金が重賞でない競走の賞金よりも高額とは限らず[1]海外では重賞に定されていない高額賞金レースも存在する[2]

重賞には、それぞれGⅠGⅡGⅢの格があり、そのなかでGⅠはとても価値のあるレースとされている。こうしたレースの格付けは、かつては各催者ごとに独立して行われていたが、競馬際化に伴い、取引や交流の円滑化を図る的で各間で互換性のある際格付けの考え方が導入された。際格付けは専門の委員会(日本では日本グレード格付委員会、GIの昇格・降格やGⅡの降格など一部はアジアパターン委員会)の承認によって格付けされている。現在際的な格付けを得るためには、以下の条件をすべて満たす必要がある。

  1. 新設後、最低限2年間の競走実績がある[3]
  2. 過去2年ないし3年間の年間レースレーティング[4]GⅠ115GⅡ110GⅢ105以上ある(数値に関しては年齢や性別で多少変動はあり)
    1. 限定戦の場合は、この数値から4を減算した111/106/101を基準として用いる。なお、2020年[5]以前は5であった
    2. 3歳限定戦の場合は、この数値から2を減算した113/108/103を基準として用いる(2023年以降)
    3. 3歳限定戦の場合は、この複合で6を減算した109/104/99を基準として用いる(2023年以降)
    4. 2歳限定戦の場合は、この数値から5を減算した110/105/100を基準として用いる
    5. 2歳限定戦の場合は、この複合で9を減算した106/101/96を基準として用いる
    6. 限定戦以外では、レーティングは4加算したもので取り扱う(2023年以降はこの基準で統一)
    7. なお、3頭立て以下の場合は、以下のような規則になっている(2023年以降)
  3. 直近年の年間レースレーティングが上記基準以上ある
  4. 性別・年齢以外の出走制限を設けていない(日本産、外産などの違いなど)
  5. 新規格付・および格上げに

なお、この際格付けは継続的に確認が行われ、下記条件に該当すると降格される場合もある。
参考文献(2023年英語PDF注意) Revised APC Ground Rules (01/10/2023)exit
参考文献(2019年英語PDF注意) Revised APC Ground Rules (26/2/2019)exit
参考文献(2012年 日本語https://marius.hatenadiary.jp/entry/20120922/1348326234exit

  1. GⅠおよびGⅡの場合は、年間レースレーティングが2年間連続で基準値を3より下回ると警告があり、その翌年も基準値を3よりも下回るとアジアパターン委員会で降格に関する審議が行われ、降格に過半数が賛成した場合は降格する
  2. GⅢおよびリステッドの場合は、年間レースレーティングが2年間連続で基準値を3よりも下回ると警告があり、その翌年も基準値を3よりも下回ると自動的に降格する。ただし、距離馬齢・性別限定・負担重量・日程の変更を提案して受け入れられた場合、1年間の猶予が与えられるが、年間レースレーティングが基準値に到達しなかった場合は自動的に降格する

上記のルールオーストラリア香港日本ニュージーランド南アフリカアラブ首長国連邦などが所属するアジアパターン委員会で決められたものであるが、ヨーロッパでも同等の基準でグループが決められているため[6]、互換性は確保されている。ただし、降格基準は異なるようである。

例えばニュージーランドトロフィー(3歳GⅡ)は2019年の年間レーティング106.75、2020年の年間レーティング106.50と2年連続で降格基準値107よりも下回ったことにより、警告が発生したexit2021年新型コロナウイルス感染症に伴い適用除外となったが、仮に2022年レーティング107を下回った場合には降格が審議されることになることになっていた[7]

したがって、際格付けなしの重賞や際格付けとは異なる格付けを持つ重賞というものも存在する[8]。たとえば、葵ステークス2018年から2021年までの4年間、際格付けの基準を満たしていなかったため際格付けなしの重賞として開催されていた[9]

日本国内で格付けされているが際格付けを取得していない重賞については、2007年以降は「G」の文字ではなく「Jpn」の文字を用いることとなっている。それ以前には国際競馬統括機関連盟の資料でも際格付けを取得した重賞と区別されずに G1、G2、G3 の表記が用いられていた。なお、Jpnは「ジー」と読むため、例えばGⅠJpnⅠはどちらも「ジーワン」である。

JRAJpn格の競走は、際セリ名簿基準委員会(ICSC)パート1への移行時には多く存在したが[10]、逐次移行し、2010年をもって基本的に全てG格に変更された。それ以後にJRAで開催されたJpn格の競走としては、2011年東京競馬場で開催されたマイルチャンピオンシップ南部杯2018年京都競馬場で開催されたJBCクラシックJBCレディスクラシックJBCスプリントがある。前者は東日本大震災の関係でJRA岩手競馬の利関係が一致したこと、後者地方競馬JBCJRAに要請し、JRAがこれを受諾したことにより実現したものである。

現在地方競馬で行われるダートグレード競走のうち東京大賞典以外は全てJpn格の競走である。地方競馬で開催されるダートグレード競走でない重賞の場合は、各催者独自の格付け表記が用いられている。ホッカイドウ競馬ではH1H3岩手競馬ではM1M3南関東競馬ではSⅠS東海地区ではSPⅠSP兵庫競馬では重賞Ⅰ、重賞ばんえい競馬ではBG1BG3という格付けがある。なお、金沢競馬高知競馬では格付け未導入、佐賀競馬では一時導入されていた[11]ものの止され、全て同じ"重賞"として扱われる。

なお2022年11月28日に発表になったNARの案内によると、現在地方競馬でのみ採用されているJpnの格付けは止の方向との事である。地方競馬でもパート1としてグレード格付け(G)の取得を2028年以降、厩舎や検疫など受け入れ態勢が整い次第順次変更申請の予定とのことである。

全日本的なダート競走の体系整備について(ページ下部に記載)exit

障害競走の格付けは賞金・負担重量歴史と伝統・競争内容等により決定され、障害競走であることがわかるようにJ・GⅠJ・GⅡJ・GⅢJumpの略である「J・」を付けた格付けを使用している。ただし、ブルーブック上では各と同様にG1、G2、G3と表記される。なお、2022年時点で障害競走の格付けについて際的な基準は存在しない。したがって地で用いられる際格付けや、各が定める障害競争の格付けとの互換性はない。障害競走の形態がによって多様であるため、障害競走際格付けは今後も制定されないと思われる。

かつては新設でGⅠを作成もできたが、現在ルール上原GⅢGⅡからGⅠレースの価値を高めていく必要がある。ただし、サウジカップのようにいきなりGⅠまで昇格する例外もある。

「G」は日本では「グレード」の略であるが、日本以外で地競走の格付けにグレードを用いているのはアメリカカナダ南アフリカ韓国[12]で、それ以外のでは「グループ」の略である。一方で、障害競走では世界共通で「グレード」の略となっている。この「グレード」と「グループ」の違いは、1970年に「グループ」制をヨーロッパ内で基準を決めて統一運用を始め、1973年に「グレード」制を北[13]で運用を始めたために起きている。これを統一することも合わせ、際セリ名簿基準委員会(ICSC)が1981年に設立されている。
以後は統一的な基準によりこれらが扱われている。ブラックタイプ周りの整備はその後も続き、1990年頃には確立しているようだ。ただし、略表記にグレード制がローマ数字を、グループ制が算用数字を用いるなど、細かい違いは残っている。

なお、パート2であっても、いくつかのレースに限りパート1扱いの競走になっているもある。2022年時点では、以下の数存在する。なお、グループ制ではG1・G2・G3と表記するが、グレード制ではGⅠGⅡGⅢと表記する。グループ制を導入しているの方が多いため、本記事の次の表では前者に合わせて表記する。この表では、韓国グレード制を導入している他は全てグループ制である。

・地域 G1 G2 G3 合計
イタリア 0 11 15 26
韓国 0 0 2 2
スカンジナビア 0 0 5 5
シンガポール 0 0 1 1
トルコ 0 2 1 3
ウルグアイ 3 4 18 25
サウジアラビア 1 0 5 6
バーレーン 0 0 1 1

日本における重賞一覧(開催時期順)

以下は原則であり、年ごとに変更になることあり。また、については、初に関してはずれることがあるので注意。また、別定については、収得賞金による増量と、重賞勝利による増量の2種類があるので、それを明記。また、1着賞金は2021年時点の本賞金である。JRA催の場合、2着から5着の賞金は1着賞金のそれぞれ40%・25%・15%・10%である。

際格付けの得られていない重賞は際的にはL(リステッド競走)である。2019年から一部のオープン特別競走リステッド競走として定されたが、際的に見れば同一の扱いであり、ブルーブック上では両者の区別がつかない。

中央競馬

レース 格付け 競馬場 コース 負担重量 1着賞金(万円)
1月 日刊スポーツ中山金杯 GⅢ 4歳以上 中山 2000 ハンデキャップ 4300
スポーツニッポン京都金杯 GⅢ 4歳以上 京都 1600 ハンデキャップ 4300
日刊スポーツシンザン記念 GⅢ 3歳 京都 1600 馬齢重量 4000
フェアリーステークス GⅢ 3歳 中山 1600 馬齢重量 3700
農林水産省賞典愛知杯 GⅢ 4歳以上 2000 ハンデキャップ 3800
日経新春杯 GⅡ 4歳以上 京都 芝2400 ハンデキャップ 5700
京成杯 GⅢ 3歳 中山 2000 馬齢重量 4000
アメリカジョッキークラブカップ GⅡ 4歳以上 中山 2200 別定(重賞勝利) 6200
東海テレビ東海ステークス GⅡ 4歳以上 1800 別定(重賞勝利) 5500
根岸ステークス GⅢ 4歳以上 東京 1400 別定(重賞勝利) 4000
シルクロードステークス GⅢ 4歳以上 京都 1200 ハンデキャップ 4100
2月 東京新聞杯 GⅢ 4歳以上 東京 1600 別定(収得賞金) 4100
きさらぎ賞 GⅢ 3歳 京都 1800 馬齢重量 4000
デイリークイーンカップ GⅢ 3歳 東京 1600 馬齢重量 3700
共同通信杯(トキノミノル記念) GⅢ 3歳 東京 1800 馬齢重量 4000
農林水産省賞典京都記念 GⅡ 4歳以上 京都 2200 別定(重賞勝利) 6200
ダイヤモンドステークス GⅢ 4歳以上 東京 3400 ハンデキャップ 4300
京都牝馬ステークス GⅢ 4歳以上 京都 1400 別定(収得賞金) 3800
フェブラリーステークス GⅠ 4歳以上 東京 1600 定量 12000
小倉大賞典 GⅢ 4歳以上 小倉 1800 ハンデキャップ 4300
中山記念 GⅡ 4歳以上 中山 1800 別定(重賞勝利) 6700
阪急杯 GⅢ 4歳以上 阪神 1400 別定(重賞勝利) 4300
3月 夕刊フジオーシャンステークス GⅢ 4歳以上 中山 1200 別定(重賞勝利) 4300
チューリップ賞 GⅡ 3歳 阪神 1600 馬齢重量 5200
報知杯弥生賞ディープインパクト記念 GⅡ 3歳 中山 2000 馬齢重量 5400
ローレル競馬場中山牝馬ステークス GⅢ 4歳以上 中山 1800 ハンデキャップ 3800
阪神スプリングジャンプ J・GⅡ 4歳以上 阪神 3900 別定(重賞勝利) 4100
報知杯フィリーズレビュー GⅡ 3歳 阪神 1400 馬齢重量 5200
金鯱賞 GⅡ 4歳以上 2000 別定(重賞勝利) 6700
フラワーカップ GⅢ 3歳 中山 1800 馬齢重量 3700
中日スポーツファルコンステークス GⅢ 3歳 1400 馬齢重量 4000
フジテレビスプリングステークス GⅡ 3歳 中山 1800 馬齢重量 5400
阪神大賞典 GⅡ 4歳以上 阪神 3000 別定(重賞勝利) 6700
日経賞 GⅡ 4歳以上 中山 2500 別定(重賞勝利) 6700
毎日杯 GⅢ 3歳 阪神 1800 馬齢重量 4000
マーチステークス GⅢ 4歳以上 中山 1800 ハンデキャップ 3800
高松宮記念 GⅠ 4歳以上 1200 定量 17000
レース 格付け 競馬場 コース 負担重量 1着賞金(万円)
4月 ダービー卿チャレンジトロフィー GⅢ 4歳以上 中山 1600 ハンデキャップ 4100
大阪杯 GⅠ 4歳以上 阪神 2000 定量 20000
ニュージーランドトロフィー GⅡ 3歳 中山 1600 馬齢重量 5400
サンケイスポーツ阪神牝馬ステークス GⅡ 4歳以上 阪神 1600 別定(重賞勝利) 5500
桜花賞 GⅠ 3歳 阪神 1600 定量 14000
農林水産省賞典中山グランドジャンプ J・GⅠ 4歳以上 中山 芝4250 定量 6600
アーリントンカップ GⅢ 3歳 阪神 1600 馬齢重量 4000
皐月賞 GⅠ 3歳 中山 2000 定量 20000
アンタレスステークス GⅢ 4歳以上 阪神 1800 別定(重賞勝利) 3800
福島牝馬ステークス GⅢ 4歳以上 福島 1800 別定(収得賞金) 4000
サンケイスポーツフローラステークス GⅡ 3歳 東京 2000 馬齢重量 5200
読売マイラーズカップ GⅡ 4歳以上 阪神 1600 別定(重賞勝利) 5900
5月 テレビ東京青葉賞 GⅡ 3歳 東京 芝2400 馬齢重量 5400
ユニコーンステークス GⅢ 3歳 京都 ダ1900 馬齢重量 3700
天皇賞(春) GⅠ 4歳以上 京都 3200 定量 22000
京都新聞杯 GⅡ 3歳 京都 2200 馬齢重量 5400
NHKマイルカップ GⅠ 3歳 東京 1600 定量 13000
新潟大賞典 GⅢ 4歳以上 新潟 2000 ハンデキャップ 4300
京王杯スプリングカップ GⅡ 4歳以上 東京 1400 別定(重賞勝利) 5900
京都ハイジャンプ J・GⅡ 4歳以上 京都 芝3930 別定(重賞勝利) 4100
ヴィクトリアマイル GⅠ 4歳以上 東京 1600 定量 13000
平安ステークス GⅢ 4歳以上 京都 ダ1900 別定(重賞勝利) 3800
優駿牝馬(オークス) GⅠ 3歳 東京 芝2400 定量 15000
葵ステークス GⅢ 3歳 京都 1200 馬齢重量 4000
東京優駿(日本ダービー) GⅠ 3歳 東京 芝2400 定量 30000
農林水産省賞典目黒記念 GⅡ 4歳以上 東京 2500 ハンデキャップ 5700
6月 農林水産省賞典鳴尾記念 GⅢ 3歳以上 阪神 2000 別定(重賞勝利) 4300
農林水産省賞典安田記念 GⅠ 3歳以上 東京 1600 定量 18000
エプソムカップ GⅢ 3歳以上 東京 1800 別定(収得賞金) 4300
函館スプリントステークス GⅢ 3歳以上 函館 1200 別定(収得賞金) 4100
マーメイドステークス GⅢ 3歳以上 阪神 2000 ハンデキャップ 3800
東京ジャンプステークス J・GⅢ 3歳以上 東京 3110 別定(重賞勝利) 2900
宝塚記念 GⅠ 3歳以上 阪神 2200 定量 22000
レース 格付け 競馬場 コース 負担重量 1着賞金(万円)
7月 ラジオNIKKEI賞 GⅢ 3歳 福島 1800 ハンデキャップ 4000
CBC賞 GⅢ 3歳以上 1200 ハンデキャップ 4100
七夕賞 GⅢ 3歳以上 福島 2000 ハンデキャップ 4300
プロキオンステークス GⅢ 3歳以上 1400 別定(重賞勝利) 3800
函館2歳ステークス GⅢ 2歳 函館 1200 馬齢重量 3100
トヨタ中京記念 GⅢ 3歳以上 1600 ハンデキャップ 4100
農林水産省賞典函館記念 GⅢ 3歳以上 函館 2000 ハンデキャップ 4300
アイビスサマーダッシュ GⅢ 3歳以上 新潟 1000 別定(収得賞金) 4100
新潟ジャンプステークス J・GⅢ 3歳以上 新潟 3250 別定(重賞勝利) 2900
北海道新聞クイーンステークス GⅢ 3歳以上 札幌 1800 別定(収得賞金) 3800
8月 レパードステークス GⅢ 3歳 新潟 1800 馬齢重量 3700
エルムステークス GⅢ 3歳以上 札幌 1700 別定(収得賞金) 3800
関屋記念 GⅢ 3歳以上 新潟 1600 別定(収得賞金) 4100
農林水産省賞典小倉記念 GⅢ 3歳以上 小倉 2000 ハンデキャップ 4300
テレビ西日本北九州記念 GⅢ 3歳以上 小倉 1200 ハンデキャップ 4100
札幌記念 GⅡ 3歳以上 札幌 2000 定量 7000
小倉サマージャンプ J・GⅢ 3歳以上 小倉 3390 別定(重賞勝利) 2900
新潟2歳ステークス GⅢ 2歳 新潟 1600 馬齢重量 3100
キーンランドカップ GⅢ 3歳以上 札幌 1200 別定(重賞勝利) 4300
9月 農林水産省賞典札幌2歳ステークス GⅢ 2歳 札幌 1800 馬齢重量 3100
農林水産省賞典新潟記念 GⅢ 3歳以上 新潟 2000 ハンデキャップ 4300
小倉2歳ステークス GⅢ 2歳 小倉 1200 馬齢重量 3100
紫苑ステークス GⅡ 3歳 中山 2000 馬齢重量 5200
京成杯オータムハンデキャップ GⅢ 3歳以上 中山 1600 ハンデキャップ 4100
産経セントウルステークス GⅡ 3歳以上 阪神 1200 別定(重賞勝利) 5900
阪神ジャンプステークス J・GⅢ 3歳以上 阪神 3140 別定(重賞勝利) 2900
関西テレビ放送ローズステークス GⅡ 3歳 阪神 1800 馬齢重量 5200
朝日杯セントライト記念 GⅡ 3歳 中山 2200 馬齢重量 5400
産経賞オールカマー GⅡ 3歳以上 中山 2200 別定(重賞勝利) 6700
神戸新聞杯 GⅡ 3歳 阪神 芝2400 馬齢重量 5400
レース 格付け 競馬場 コース 負担重量 1着賞金(万円)
10月 シリウスステークス GⅢ 3歳以上 阪神 2000 ハンデキャップ 3800
スプリンターズステークス GⅠ 3歳以上 中山 1200 定量 17000
サウジアラビアロイヤルカップ GⅢ 2歳 東京 1600 馬齢重量 3300
毎日王冠 GⅡ 3歳以上 東京 1800 別定(重賞勝利) 6700
農林水産省賞典京都大賞典 GⅡ 3歳以上 京都 芝2400 別定(重賞勝利) 6700
アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス GⅡ 3歳以上 東京 1800 別定(重賞勝利) 5500
東京ハイジャンプ J・GⅡ 3歳以上 東京 3110 別定(重賞勝利) 4100
秋華賞 GⅠ 3歳 京都 2000 定量 11000
富士ステークス GⅡ 3歳以上 東京 1600 別定(重賞勝利) 5900
菊花賞 GⅠ 3歳 京都 3000 定量 20000
アルテミスステークス GⅢ 2歳 東京 1600 馬齢重量 2900
MBSスワンステークス GⅡ 3歳以上 京都 1400 別定(重賞勝利) 5900
天皇賞(秋) GⅠ 3歳以上 東京 2000 定量 22000
11月 京王杯2歳ステークス GⅡ 2歳 東京 1400 馬齢重量 3800
KBS京都ファンタジーステークス GⅢ 2歳 京都 1400 馬齢重量 2900
アルゼンチン共和国杯 GⅡ 3歳以上 東京 2500 ハンデキャップ 5700
みやこステークス GⅢ 3歳以上 京都 1800 別定(重賞勝利) 4000
東京中日スポーツ武蔵野ステークス GⅢ 3歳以上 東京 1600 別定(重賞勝利) 4000
京都ジャンプステークス J・GⅢ 3歳以上 京都 3170 別定(重賞勝利) 2900
デイリー杯2歳ステークス GⅡ 2歳 京都 1600 馬齢重量 3800
エリザベス女王杯 GⅠ 3歳以上 京都 2200 定量 13000
農林水産省賞典福島記念 GⅢ 3歳以上 福島 2000 ハンデキャップ 4300
東京スポーツ杯2歳ステークス GⅡ 2歳 東京 1800 馬齢重量 3800
マイルチャンピオンシップ GⅠ 3歳以上 京都 1600 定量 18000
ラジオNIKKEI京都2歳ステークス GⅢ 2歳 京都 2000 馬齢重量 3300
ジャパンカップ GⅠ 3歳以上 東京 芝2400 定量 50000
京阪杯 GⅢ 3歳以上 京都 1200 別定(収得賞金) 4100
12月 スポーツニッポンステイヤーズステークス GⅡ 3歳以上 中山 3600 別定(重賞勝利) 6200
チャレンジカップ GⅢ 3歳以上 阪神 2000 別定(重賞勝利) 4300
チャンピオンズカップ GⅠ 3歳以上 1800 定量 12000
中日新聞杯 GⅢ 3歳以上 2000 ハンデキャップ 4300
カペラステークス GⅢ 3歳以上 中山 1200 別定(重賞勝利) 3800
農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ GⅠ 2歳 阪神 1600 馬齢重量 6500
ターコイズステークス GⅢ 3歳以上 中山 1600 ハンデキャップ 3800
朝日杯フューチュリティステークス GⅠ 2歳 阪神 1600 馬齢重量 7000
農林水産省賞典中山大障害 J・GⅠ 3歳以上 中山 芝4100 定量 6600
阪神カップ GⅡ 3歳以上 阪神 1400 定量 6500
有馬記念(グランプリ) GⅠ 3歳以上 中山 2500 定量 50000
ホープフルステークス GⅠ 2歳 中山 2000 馬齢重量 7000
レース 格付け 競馬場 コース 負担重量 1着賞金(万円)

地方競馬・ダートグレード競走

地方競馬では、競馬場により賞金の配分規則が異なる。

地方競馬の重賞のうち、JRA所属が出走可レースが下記の表の通り合計40競走あり、JRAで開催されるダート重賞とともに「ダートグレード競走」(交流重賞)と総称される。

そのうち38競走は外調教が出走不可能であるため、際的にはLR[14]の扱いであり、際格付けと区別するため日本独自の格付けであることを表すJpnJpnJpnの表記を使用している。

東京大賞典および全日本2歳優駿際交流競走であり、外調教も出走可である。東京大賞典GⅠ全日本2歳優駿際的にはL(リステッド競走)格付けのため、日本独自格付けを表すJpnの表記を用いている。

レース 格付け 競馬場 コース 負担重量 交流等 1着賞金(万円)
1月 産大臣賞典TCK女王盃 Jpn 4歳以上 大井 1800 別定(収得賞金) 定交流 2200
産大臣賞典川崎記念 Jpn 4歳以上 川崎 2100 定量 定交流 8000
2月 産大臣賞典佐賀記念 Jpn 4歳以上 佐賀 2000 別定(重賞勝利) 定交流 3000
産大臣賞典エンプレス杯(キヨフジ記念) Jpn 4歳以上 川崎 2100 別定(重賞勝利) 定交流 4000
3月 中日新聞杯名古屋大賞典 Jpn 4歳以上 名古屋 ダ1900 別定(重賞勝利) 定交流 2500
産大臣賞典ダイオライト記念 Jpn 4歳以上 船橋 ダ2400 定量 定交流 4000
産大臣賞典黒船賞 Jpn 4歳以上 高知 1400 別定(重賞勝利) 定交流 3000
4月 サッポロビールマリーンカップ Jpn 3歳以上 船橋 1600 別定(重賞勝利) 定交流 2500
東京スプリント Jpn 4歳以上 大井 1200 別定(重賞勝利) 定交流 2700
5月 産大臣賞典かきつばた記念 Jpn 4歳以上 名古屋 1400 ハンデキャップ 定交流 2500
産大臣賞典兵庫チャンピオンシップ Jpn 3歳 園田 1870 定量 定交流 3500
産大臣賞典かしわ記念 Jpn 4歳以上 船橋 1600 定量 定交流 8000
産大臣賞典さきたま杯 Jpn 4歳以上 浦和 1400 別定(重賞勝利) 定交流 3500
6月 産大臣賞典日刊スポーツ北海道スプリントカップ Jpn 3歳以上 門別 1200 別定(重賞勝利) 定交流 2200
産大臣賞典関東オークス Jpn 3歳 川崎 2100 定量 定交流 3500
産大臣賞典帝王賞 Jpn 4歳以上 大井 2000 定量 定交流 8000
レース 格付け 競馬場 コース 負担重量 交流等 1着賞金(万円)
7月 スパーキングレディーカップ(ホクトベガメモリアル) Jpn 3歳以上 川崎 1600 別定(重賞勝利) 定交流 2500
産大臣賞典ジャパンダートダービー Jpn 3歳 大井 2000 定量 定交流 6000
メイセイオペラ記念マーキュリーカップ Jpn 3歳以上 盛岡 2000 別定(重賞勝利) 定交流 2800
8月 クラスターカップ Jpn 3歳以上 盛岡 1200 別定(重賞勝利) 定交流 2800
JBC協会賞農産大臣賞典スポーツニッポンブリーダーズゴールドカップ Jpn 3歳以上 門別 2000 別定(重賞勝利) 定交流 3100
産大臣賞典サマーチャンピオン Jpn 3歳以上 佐賀 1400 ハンデキャップ 定交流か 3000
9月 テレ玉杯オーバルスプリント Jpn 3歳以上 浦和 1400 別定(重賞勝利) 定交流 2500
Road to JBC 日本テレビ盃 Jpn 3歳以上 船橋 1800 別定(重賞勝利) 定交流 3500
10月 産大臣賞典白山大賞典 Jpn 3歳以上 金沢 2100 別定(重賞勝利) 定交流 2100
Road to JBC産大臣賞典東京盃 Jpn 3歳以上 大井 1200 別定(重賞勝利) 定交流 3500
産大臣賞典レディスプレリュード Jpn 3歳以上 大井 1800 別定(重賞勝利) 定交流 3100
産大臣賞典Road to JBCマイルチャンピオンシップ南部杯 Jpn 3歳以上 盛岡 1600 定量 定交流 5000
産大臣賞典報知新聞社杯エーデルワイス賞 Jpn 2歳 門別 1200 定量 定交流 2000
11月 産大臣賞典JBCレディスクラシック Jpn 3歳以上 持ち回り 1800(安) 定量 定交流 6000
産大臣賞典JBCスプリント Jpn 3歳以上 持ち回り 1200(安) 定量 定交流 8000
産大臣賞典JBCクラシック Jpn 3歳以上 持ち回り 2000(安) 定量 定交流 10000
産大臣賞典JBC2歳優駿 Jpn 2歳 門別 1800 定量 定交流 3500
産大臣賞典浦和記念 Jpn 3歳以上 浦和 2000 別定(重賞勝利) 定交流 4000
産大臣賞典兵庫ジュニアグランプリ Jpn 2歳 園田 1400 定量 定交流 3000
12月 デイリークイーン賞 Jpn 3歳以上 船橋 1800 ハンデキャップ 定交流 2500
産大臣賞典全日本2歳優駿 Jpn 2歳 川崎 1600 定量 4200
産大臣賞典名古屋グランプリ Jpn 3歳以上 名古屋 2500 別定(重賞勝利) 定交流 3500
産大臣賞典兵庫ゴールドトロフィー Jpn 3歳以上 園田 1400 ハンデキャップ 定交流 3000
産大臣賞典東京大賞典 GⅠ 3歳以上 大井 2000 定量 10000
レース 格付け 競馬場 コース 負担重量 交流等 1着賞金(万円)

スーパーGⅡ

GⅠレベルレースをするGⅡレース日本での造語である。GⅠに出走したがそのレースに参戦させたり、これからのGⅠがそこで研鑽するレースであるため、有力が集まりやすいのが特徴であり、下手すればGⅠ顔負けのレースレーティングになることもある。

例えば、毎日王冠天皇賞(秋)神戸新聞杯菊花賞金鯱賞大阪杯[15]に向けたが登場することが多い。他にも夏競馬メインレースでありつつも天皇賞(秋)の準備に向けた札幌記念や短距離マイル向けの香港遠征を回避したが集まる阪神カップもあり、スーパーGⅡと呼ばれるには様々な要因がある。

このため、多くのファンからスーパーGⅡからGⅠへの昇格を期待されているものの「下手に昇格することでGⅠレースの前戦と本戦という構図を崩したり、日程やレートを乱したくない」という心理が働いているため、スーパーGⅡの昇格にはシビアな面もある。

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関連項目

脚注

  1. *海外GⅢクラスの賞金は、JRA未勝利戦の1着の賞金とほぼ変わらないことも多い。
  2. *例えばイギリスのウェザビースーパースプリントは格付けなしの競走だが、その賞金は同G1競走であるミドルパークステークスフューチュリティトロフィーよりも高額の25万ポンドに設定されており、イギリスの2歳戦としてはデューハーストステークスG1)に次ぐ内2番の高額賞金レースとなっている。
  3. *ただし新設の重賞でも、前身となるレースGⅢ際格付けに相当するレースと評価されている場合は、みやこステークスのように重賞として行われた第1回からGⅢ格付けを得ることがある。
  4. *レースレーティングとは、レースの上位4頭のレーティング年内最高値の均のこと。
  5. *年度は北半球では1月起点、南半球では8月起点。
  6. *こちらの33-34ページ(表示ページでいうと43-44ページ)参照(英語PDF注意)exit
  7. *なお、2022年ニュージーランドトロフィー4月14日発表の時点では暫定レーティング107.25を獲得しており、2022年の全てのレースの終了後の精で最終的な年間レースレーティング108.75となったことから、際格付けは維持されることとなった。
  8. *新設後2年間は際格付けが得られないし、レーティング105に届かなければ際格付けを得られない。
  9. *葵ステークスは、2022年GⅢの基準を満たしたことによりGⅢ際格付けを取得した。
  10. *際格付けを得るためには際競走でなければならず、かつ十分なレースレーティングがないと必要な際格付けを得られなかったため。
  11. *佐賀・荒尾・中津九州地区合同1999年2006年はKG1KG32007年2011年KJ1KJ3の格付けをしていたが、荒尾競馬止され佐賀単独となった2012年に格付けが一旦止された。2013年2017年佐賀独自のS1S2の格付けをしていたが、2018年から再び止されている。
  12. *韓国自体はパート2だが、2競走がパート1の競走とされている。
  13. *アメリカカナダ
  14. *Listed Restrictedリステッド・リストリクテッド)の頭文字。制限されたリステッド競走という意味。
  15. *開催時期の変更もあって、宝塚記念有馬記念に向けたレースという時代もあった。
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