海老名市とは (エビナシとは) [単語記事]

海老名市
面積	26.48 km²
市の花	サツキ
市の木	ツゲ
市の鳥	カワラヒワ

海老名市とは、神奈川県の地理的中央に位置する人口13万人弱の市である。

概要

北部は住宅や商業施設が広がり、南部は田んぼが広がるユニークな街。
2002年に駅前型大型商業施設「VINA WALK」が、2015年に「ららぽーと海老名」がオープンし、開発が次々と進んでいる。海老名 IC付近にアウトレットモールを建設する計画もあったがこちらはとん挫してしまったようだ。
とはいえ実際のところ、市役所の周りはまだまだ田んぼだらけである。
そういった自然と人工物とが共存しているところが、ある種の特徴であり魅力だともいえる。

歴史

古代より有力な豪族がいたようで市内にいくつかの古墳が残る。

朝廷より正一位を賜り相模国としては最古クラスの神社である有鹿神社を有し、奈良時代には相模国の国分寺が建てられていることから古代における繁栄ぶりがうかがえる。

平安時代から海老名を本貫とした一族、海老名氏が台頭するも鎌倉末期に幕府方に付き新田義貞に敗退。永享の乱で海老名氏が滅亡すると急速に衰退していった。（なお海老名氏の本流は播磨で存続するも江戸時代には庄屋になっている）
海老名氏の館のすぐ隣にあり、かつ加護にあった有鹿神社も戦火で略奪を受け壊滅している。（今でも往時の勢いを取り戻せず地域の小さな神社として細々と存続しているのみである。）

江戸時代には大山街道が通り現在の出っ張り東柏ケ谷地区は当時大山街道の宿場町として栄えた。

本々は相模川左岸に位置するで湿地帯であり（座間丘陵を除く）古来から相模川の氾濫に悩まされた地域でもある。
中新田や今里といった今でも海老名に残る地名は相模川の氾濫によって流された土地を再び開墾した事に由来する。昭和に入ると望月珪治の働きにより相模川左岸用水路が建設され農地の乾田化と治水に大きく貢献した。
望月珪治は現在の相模線、小田急線、相鉄線の誘致にも尽力しており農業、商業両面において現在の海老名市の繁栄の礎を築いたことになる。

現在は鉄道、高速道路等の交通インフラが整った交通の要所となったことで周辺都市のベッドタウンとして住宅地が増えている他、海老名駅を中心に商業施設が発展している。（ちょっと前はは田んぼと海老名SAしかなかった）
特に商業施設は古来より交通の要所として栄えた隣市の厚木を凌ぐ勢いを見せている。

VINA WALK

VINA WALKでは「ビナウォークミュージックディライト」というイベントが毎週行われている。
オープンエアスタイルのフリーコンサートで、土曜日の午後はVINA WALKに歌声や演奏が響き渡っている。

また日曜日はパフォーマンスイベントが開かれ、若手芸人のライブや音楽ライブなど多種多様なイベントが見られる。

そのほかいろいろな施設とかはVINA WALK公式ページ参照。

ららぽーと海老名

長らく未開発であったJR 海老名駅西口に2015年開業。

海老名市の大型商業施設としては最も広い商業施設となった。

シネコン

海老名市は日本のシネマコンプレックス発祥の地と言われているらしい。
正確には「複数スクリーンを持つ映画館」というのはそれまでにも全国に何件か建っていたが、1993年に出来たワーナー・マイカル・シネマズ海老名（現在はイオンシネマ海老名）はショッピングモールの1テナントとして運営され、それがその後の日本におけるシネコンのスタンダードになったこと、何よりマスコミが「日本初」と報道したこと、などから多くの文献にはこの施設が日本初だと書かれているようである。

またVINA WALK内にもTOHOシネマズ海老名が入っており、商工会などは海老名を「映画の街」としてアピールしようとしている。

海老名市立中央図書館

昭和大典事業の一環として作られた有馬村立図書館が前身となる。
1985年にプラネタリウムを備えた大規模な図書館として開業。
2015年にはCCCによって運営される日本で二例目となる図書館としてリューアルされた。

が、リニューアルオープン後ほどなくして図書館運営上の問題が噴出する

・海外風俗店のガイドブックが購入される
・すでに廃刊となっている本が破棄される。
・通常の図書館の分類方法とは異なる独自の分類方法を取ってるためシリーズものの図書が別々の棚に陳列される
・分類がめちゃくちゃで中身と合っていないものがある。タイトルを読めば明らかに違うとわかるものもあり、例えば旅行ガイドには　「出エジプト記」「伊勢物語」等の古典が、国内旅行には「東京島」「八甲田山死の彷徨」等の小説が分類される。
・分類方法が独自なためどこに目的の本があるのか利用者がわからない。職員もわからない。

などが批判にさらされることとなる。

ただし海老名市はもう一つ図書館を抱えており（有馬図書館）こちらは真っ当な図書館である。

交通

圏央道の海老名 ICを有し、海老名JCTから東名高速道路へ、また北に向かって中央自動車道や関越自動車道へと繋がるルートが確立されている。将来的には、新東名高速道路が海老名南JCTで繋がり、高速道路網のハブとしてますます大きな役割を果たすこととなるとみられる。

一方、急速に開発が進む中で、海老名 IC周辺や海老名駅周辺の交通量が増し、将来的にさばききれなくなるのではという不安の声もある。特に国道246号線へ入る道はもともと渋滞が起こりやすく、交通流を妨げる踏切をなくすため鉄道（小田急線）の高架化工事が行われた。また、海老名 IC周辺の車の流れを変えるためJR 相模線の下を潜る新たな道路も建設中である。2015年には海老名駅西側にららぽーとが開業予定ということで、ますますの整備が求められている。

鉄道に関しては、小田急線・相鉄線・JR 相模線の3鉄道、のべ9駅が利用可能であり、新宿や横浜などの大都市へのアクセスに大変便利である。（駅が一つもない綾瀬市に一個譲ってあげればいいのに）

宗教施設

エホバの証人
 日本総本部がある。明らかに市の規模に見合ってない、やたらデカイ建造物だがこれは紡績工場跡地を安く買い叩いたためである。勧誘以外であんまり信者は見ない。

海老名マスジド
国道246号を走っていると目に入るイスラム教のモスク。あんまり信者は見ない。

その他

音楽バンド「いきものがかり」の山下は海老名出身。水野は海老名育ち（出生は静岡県浜松市）、吉岡は高校が海老名。
お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地じゃないほう（悲愴感メンバー）は実家が海老名市内の居酒屋。
イチゴやバラなどのビニールハウスが点在しており、名産品として「いちごわいん」「いちご酢」といった商品がある。イチゴに関してはかつては昭和天皇に献上されるほどブランド化していた。現在イチゴの産地として著名な栃木のイチゴは海老名市の農家から苗を分けてもらったのが嚆矢と伝わる。
パンストの「アツギ株式会社」は海老名市内にある。
小田急線・JR 相模線の厚木駅も海老名市内にある。
「わがまち海老名」という市民の歌がある。
イメージキャラクターは「えび～にゃ」。
暑い。神奈川県内で最高気温を記録する事が多い。

海老名市単語

概要