鬼瓦!
春日俊彰とは、ケイダッシュステージ所属のお笑いコンビ「オードリー」のボケを担当するお笑い芸人である。
1979年2月9日生まれ、埼玉県所沢市出身で杉並区阿佐ヶ谷に長く在住。所沢市観光大使を務めている。
埼玉県所沢市立明峰小学校、日本大学第二中学校・高等学校、日本大学商学部卒業。日本大学は内部進学ではなく一般受験で合格。2002年3月に大学を卒業。
大学在学中(春日はこの年休学)の2000年4月、日大二中時代から友達である若林正恭に誘われ「ナイスミドル」を結成。ちなみに若林は日大二高の頃から春日をお笑いの道に誘い続けていた。
2005年4月、コンビ揃って事務所の社長に寿司を奢ってもらった際、話の流れでコンビ名を「オードリー」に改名。
ピンクのベストと白の半袖シャツ、整髪料で固めた八二分けのテクノカットという昭和初期のようなヘアスタイルが特徴。
2歳年下の妹(既婚)が1人おり、姪を溺愛している。
2019年4月、準レギュラー番組『人間観察バラエティ モニタリング』(TBS系列)の放送内で、長らく噂になっていた女性「クミさん」に公開プロポーズする形で結婚を発表。番組内では2009年2月にフライデーされた時の女性もクミさんだったことも分かり(これまでラジオでは「2013年頃から付き合っている(春日風に言えば「狙いあっている」)」と述べていた。後に2008年の夏頃から付き合っていたことを告白している)、「春日のここ、空いていますよ」が詐欺だったことが明らかになった。そして発表直後に浮気がフライデーされ、クミさんと若林に絞られる、クミさんの実家に100万円を持参して正装で謝罪、クミさんから一連の原因となった中川パラダイスとの絶縁を約束させられるなどして許された。翌年5月には娘(茶々ちょ、トゥス子)が誕生し1児の父となった。
現在の「オードリー春日」としての芸風を確立し始めたのは2006年頃。ナイスミドルの頃は春日がツッコミを担当していた。本人としてはツッコミが出来ている気でいたが、『エンタの神様』(日本テレビ系列)の若手オーディションで彼らのネタを見た構成作家に「春日のツッコミはポンコツで全く伸び代がない」と評された。それを受け、自身らの芸を見直していた若林は「春日のタイミングがズレたツッコミした時に、それを指摘した時が一番お客さんの反応が良い」ということに気付き、現在のスタイルを思いついた。
現在はボケ担当。立ち位置は舞台に向かって右側。舞台に出る際、若林が足早にセンターマイクへ向かうのと対照的に春日は胸を張り優雅に遅れて登場。先にセンターマイクに着いた若林がコンビの自己紹介をしていると、後から着いた春日がそこに割って入り客席に向かって、
「皆さん、夢でお会いして以来ですね」
「皆さん、本物の春日ですよ」
などの気持ち悪い妄言を行う。それに対し若林が「だいぶ寝汗かいたと思いますけれども」「偽物がいるなら連れてきてみて欲しいですけどね」などと軽くあしらうと、春日が嘲笑うような不敵な笑みを浮かべつつ客席に向かって「ヘッ!」と言い放つのが通例。
ネタとしては、相方の若林の話の腰を折るような的外れなツッコミをして逆にツッコまれたり、一発芸を含んだボケや意味不明な言動をしてまたツッコまれる。これをスピーディーにテンポ良く続けるのが彼らの漫才の持ち味である。
ギャグには「トゥース!」「鬼瓦」「アパー!」「カスカスダンス」がある。というか思い浮かぶギャグがこの4つで、それで10年生き延びたと評されることもしばしば。
コンビとしての詳細については、「オードリー」の大百科を参照。
ブレイク前の2006年、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)の芸能界潜水選手権の企画にちょこちょこと出演してプチブレイクしていた(ちなみに後に羞恥心としてブレイクする野久保直樹も参加していた)。2007年、『K-1 JAPAN 戦士育成プロジェクト』に応募し同年2月25日の第1回トライアウトを受験。潜在能力を評価され準合格となったが、5月6日の『K-1 JAPAN TRYOUT 2007』で行われた最終試験でのスパーリングでは立川隆史に計4度のダウンを奪われ圧倒された。その後アーネスト・ホーストの元で合宿を行い、8月16日にディファ有明で開催された『K-1 TRYOUT 2007 SURVIVAL』に参戦。中国の王洪祥(ワン・ホンシャン)と対戦したが、2Rと3Rに一回転ダウンを奪われ最大5ポイント差の判定0-3で敗れた。
ちなみにその翌日舞台に立ったが、漫才の返しがやたら悪いことを訝しんだ若林が春日を病院に行かせたところ、片方の鼓膜が破れていたという。
M-1後のブレイク当初は(ネタの上での)奇妙且つ堂々としたキャラクターの印象が強かったが、その後アドリブの弱さやキャラにそぐわぬ言動をイジられることが多くなり、現在では「イジられキャラ」「スベリ芸」といったイメージも強くなった。これに関連して時折ネタで「なんでも出来るしなんならルックスもいい。ただ苦手なのが漫才・お笑い」と言われることもある。
しかし、アドリブやトーク能力の弱さは「オードリーのオールナイトニッポン」のトークで徐々に克服し、2016年の『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系列)でMVSを獲得するまでになった。この時のANNでの若林の悔しがる様子は必聴。『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』(通称『オドぜひ』、中京テレビ)、『日向坂で会いましょう』や『あちこちオードリー』(双方共テレビ東京系列)では聞き手・ツッコミだけでなく時折回しに入るなどの成長を見せている。
他事務所の先輩芸人であるバカリズムは、ある日のテレビで上記のようにイジられそれに対しニヤつく春日を見て愕然とし、自身のラジオにオードリーをゲストとして招き「春日は春日」、「春日にウケるウケないは関係ない」、「春日にスベるとかない」、「春日の世界は春日とそれ以外」と、春日を説教し諭したことがある。
近年では『なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付』(日本テレビ系列)においての部族滞在ロケなどの海外ロケが多く、異国の様々な異文化に挑む姿が好評を博し以前よりもワイルドなイメージを持たれている(相方の若林曰く「2008年M-1グランプリ準優勝の時の春日ブームに近い人気が戻ってきている」とのこと)。
2013年、ウエイトトレーニング専門誌『IRONMAN』にて「オードリー春日のボディビル挑戦」という連載企画が始まり、ボディビルダーの鈴木雅の指導のもとトレーニングを開始。中肉中背だった体を厳しく鍛え上げ、2014年5月に開催された『第22回 東京オープンボディビル選手権大会 75kg超級』に出場。結果は8人中7位で上位4名には残れず予選敗退。企画自体は1年間春日に密着したDVDなども発売され終了したが、その後もジムに通い続け、翌2015年5月の第23回同大会に階級を75kg級へ下げ再び出場。見事予選を突破、初の決勝進出を果たし結果は5位に入賞。ちなみに同大会には筋肉芸人の先輩でもあるなかやまきんに君も出場しており、見事に準優勝している。
春日は憧れのボディビル選手として、春日の指導を行ったボディビル全日本5連覇の鈴木雅の名を挙げている。
また、自身がレギュラーとして出演しているスポーツ番組『炎の体育会TV』(TBS系列)では数々の大会挑戦企画に参加。特に2014年10月からフィンスイミング(「フィン」という足ひれを装着しタイムを競う水泳競技)に取り組み始める。翌年3月15日、東京・町田で開催された、世界大会の日本代表選考会を兼ねる『第4回 フィンスイミング ジャパンオープンマスターズ大会』に出場。「50メートル アプニア」(息継ぎなし)の35~44歳の部に参加し2着に入り喜びを爆発させたが、その5分後に「スタート時に静止していなかった」(フォルススタート)として失格になる。気を取り直し挑んだ次の種目「50メートル サーフィス」(シュノーケル使用可能)では、スタートで出遅れてしまい3着となり結果代表入りを逃す。しかし、4月末になって既に決定していた上位者が代表を辞退し、繰り上げで日本代表に選出。6月6日にイタリア・ラヴェンナにて開催された『フィンスイミング ワールドカップ マスターズ 2015』に日本代表(V1区分・35~44歳)として出場。同レースで公式記録22秒27で16名中10位の成績。団体種目「4×100メートル サーフィスリレー」にも参加し、見事3着となり銅メダルを獲得した。また、エアロリムやドッグダンス、(フワちゃんと組んでの)エアロビクスでも実績を挙げている。
これらの活動や実績により、現在では本格的な筋肉・アスリート芸人としての地位を確立している。本人によれば茶々ちょもボディビルダーに育てたいとは本人の弁。
小学生の時に少年野球の経験があり、プロ野球は埼玉西武ライオンズのファンである。西武の地元である所沢市出身で、球団が誕生した1979年生まれということもあり幼少の頃から西武ライオンズ友の会に入って応援している。現在でも西武ドームに赴き試合観戦をすることもある(応援グッズの西武のメガホンは小学生の時から愛用)。大学生の時に西武ドームでアルバイトをしていた縁もあり、2012年5月3日に西武ドームで開催された対東北楽天ゴールデンイーグルス戦のイベントで「1日企画部長」に就任、中村剛也内野手と一打席勝負を行ったり、ビールの売り子、チアガール、グラウンド整備員などを行い試合を盛り上げた。なお、「お金を稼ぎながら野球の試合が見られる」という理由でバイトを選んだのだが、実際の仕事場所は球場の外の売店であり、試合はほとんど見られなかったという。
高校時代、アメフトでオール関東のメンバーに選ばれたことがある。大学進学後もアメフト部に入るつもりだったが、練習などの雰囲気があまりに本格的すぎるという理由から諦め、お笑い番組のプロデューサーを目指そうと思ったと本人は言っているが、本当はオール関東ではなく東京都選抜の代表である。
25歳の時、当時オードリーはものまねショーパブ『そっくり館キサラ』によく出演しており、1部目のネタが終わり楽屋に戻ると芸人達が決まって愚痴ばかり言い合っていたので、その空気感が嫌だった春日は屋上に行っては1人煙草を吸っていた。売れない自分にあまりにもやることがなかったことやモテたいという理由から煙草を吸っていたらしいのだが、吸ったところでモテるわけではないと分かっていたので、飲み会などで吸うと黙ってても間が持つという利点で喫煙していた。1年ほど吸っていたが、どうしても朝が気持ち悪くなるという理由で禁煙しそれ以来吸っていない。
売れっ子になっても、長らく阿佐ヶ谷の家賃3万9000円の風呂なしアパートで一人暮らしを続けていた。アパート名を思いっきり公言しており、ファンからの差し入れや一般人の押しかけを鷹揚と受け入れてはいるが、ただし昨今ではドアにペンキを塗られたり接着剤で固められたりと度を越えた迷惑行為をされたりもしている(建造物等損壊罪)。
ちなみに春日は隣室とそのまた隣室も自分名義で契約していた。これは自室をロケに使われる場合が多いので、テレビスタッフが来た場合の機材や荷物置き場として確保していた。そして先述の結婚を機についに引っ越しを断行、4倍の家賃と言われている新居へ移り住んでいる。現在春日が住んでいた部屋は番組の企画で募集した若手芸人が入居しているが、近くを通りすがった際にはいまだにアパートに立ち寄ってしまうらしい。
オープンな性格であり、実際下積み時代に幾度となく訪れた解散危機の際は度々若林を引き留めてコンビを続けさせた。度々「悩まない楽天家」ともいわれる春日だがこれでもかなりの秘密主義者であり、自身の本当にプライベートなことや心の内を周囲に語ることはないらしい。春日のことをよく知るどきどきキャンプの佐藤満春は、「春日から悩みを相談されたことがない。手の内を見せないというか、自分の弱い部分を人に見せない」と語る。春日が唯一本当の自分を見せられるのは実家で飼っているペットの犬だけだそうで、このペッ トの名前すら絶対秘密にしている。人見知りを自称している若林よりも、収録以外では誰とも喋らないことが多い。
熟女好きであり、ふくよかな中年女性が好み。理想のタイプと公言している森公美子が『オードリーのシャンプーおじさん』に出演した際、若林を放置して森公美子と話に花を咲かせた。ただし熟女好きはあくまで性癖や趣味の範疇であり、実際の恋愛は20代の若い女性が良いらしく、好きなグラビアイドルに篠崎愛の名を挙げている。
本人曰く「貯金をするのが趣味ではない。金を使わないで生きることが好き」。小学生の頃から正月にもらったお年玉を全く使わずに貯金する性格で、理由は「将来現金で大きな家を建てたい」から。
若林曰く、中学・高校の頃から学内でも有名なほどケチだったらしい。前述の東京都選抜に選ばれた際、2万円程度の人工芝用スパイクを購入する必要に迫られたが、試合当日に双眼鏡で春日の足元を見ると「2-F」と書かれた上履きを履いていた。普通の室内用の上履きなので当然戦力にはならず、すぐ交代させられた。
また、「高いところから飛び降りる」「美術教師の絵を目の前で破る」「学校で何十日も誰とも口をきかない」などの困難なチャレンジを「友人一人あたり数十円~数百円」の賞金目当てでしばしば行い、その賞金を貯めこんでいた。
倹約家としてのエピソードがあまりにも多いため、目立った話をピックアップする。
ただし、本人が有意義だと思う部分には惜しみなく使う性分である。妹の結婚式に30万円のご祝儀を包んだり、『ニッポン放送チャリティーミュージックソン』においても2年連続で30万円の募金をした。また、若林が300万円の返済に追われ春日に頼み込むというドッキリ企画においても、若林のいきなりの頼みを躊躇いなく了承し、すんなり300万円を用意するという男前っぷりも見せた。
この春日の考え方は幼少期の祖父の影響が強い。春日の祖父はハンドメイドで家を建てるような人で、「何でもかんでも物を買って金で解決するのではなく、自分の力で工夫して解決しなさい」と教えてくれたらしい。
結婚した現在はさすがにそこまで極端なものでは無く、少し節約した人並みの生活をしている。しかし娘の為の大きな出費など、出せるところで惜しみなく使う一面は健在であり、その一例として所沢が雛人形の生産地ということもあって、春日は豪華な雛人形を買おうと提案したがクミさんと春日の親族から大反対されて折れたと語っている。
春日語とは、主に『オードリーのオールナイトニッポン』内で春日が用いる独自の造語や言い回し。テレビでも裏(メイク室など)でも使う。なお若林は春日語を「気持ち悪い」と貶すが、影響を受けてしまっているのか時折使うことがある。
春日語誕生のキッカケは、ごく初期のオールナイトニッポンの中で「中学生男子が学校に行っている間に母親に部屋を掃除され、隠していたエロ本がバレる」というあるあるトークをした際、ごく自然に「オナニー」という言葉を使った若林が、自身の出待ちをしていた女性リスナーから「若林さん、オナニーの話面白かったです!」と言われた。翌週若林がこの話を出し、これはまずいとリスナーに配慮するべく「オナニー」を言い換えることに。若林は「ピンネタ」を提案するが芸としてのピンネタの話をするかもしれないからと春日が却下、代わって提案した「自分磨き」という言葉がそれの始まりである。
漫才やテレビなどにおいてもよく目にする、春日の一発芸「アパー!」も春日語の1つ。春日曰く、意味は無い。英語の擬声語である「Oops」が派生しまくって最終的にこの形になった。
その他の春日語は以下の通り。
その他、コンビニを「コンビニエンス」、レンタカーを「レンタルカー」などという中途半端な略し方をしたり、キャバクラのことを意味が違うことを承知の上で「キャバレー」と呼んだりする。一人称も、上記の「T」の他に「アタシ」と言ったり、若林のことを「若ちゃん」「若の字」「ミスター」などと呼び方を色々と変えている。
中学・高校時代からアメフトに熱中し、相方の若林とはその頃からの縁である。その経緯からコンビとしてNFL情報番組『NFL倶楽部』(日テレG+、日本テレビ系列で季節放映)にてパーソナリティーを務めている。
しかし、春日が応援する、または勝つと予想したチームが高確率で敗北することから、ファンの間では「春日の呪い」というジンクスが生まれてしまった。その「呪い」は以下の通り。
…というような具合であり、とうとうYAHOO!ニュースのトップに登場する始末である。更にNFLの選手の中にも、春日に応援されるのを本気で嫌がる選手すら出てくるほど。
ちなみに2015年シーズンはペイトリオッツを応援する気配が濃厚。他の3チーム(ビルズ・ジェッツ・ドルフィンズ)のファンにとっては朗報かもしれない。
バァーイ!
掲示板
139 ななしのよっしん
2023/09/16(土) 20:46:20 ID: UeLc9ebbK5
台湾でトゥース!したら通訳さんに「それあんまりやらないほ」
140 ななしのよっしん
2023/09/16(土) 20:52:00 ID: UeLc9ebbK5
ごめん、変な感じで途中送信されちゃった…
この記事のことが言いたかった
https://
141 ななしのよっしん
2024/08/21(水) 17:26:35 ID: loJGVz9Iib
究極の指示待ち人間だから、飛び込めと振られたから飛び込んだんだろうよ
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/09(木) 22:00
最終更新:2025/01/09(木) 21:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。