中学校とは (チュウガッコウとは) [単語記事]

中学校とは、学校の一種である。

概要

一般的な略称は中学。学校教育法第45条により、小学校における教育基礎の上に、心身の発達に応じて、義務教育として行われる普通教育を施すことを目的とする学校となっている。

上記のように義務教育なために日本国民全員が小学校卒業後、中学校で教育を受けることになっている。

しかしながら諸事情で受けることのできない（できなかった）人のために夜間中学校や通信制中学校が設けられているが知名度、利用者共に少ない。

修業年限は3年（学校教育法第47条）。

卒業後の進路は就職か進学だが、多くの生徒は高等学校や高等専門学校といった上級学校に進学する。

原則無試験で中学校に入学することができるが、一部の中学校（主に国立中学校や私立中学校、中高一貫の公立校）では試験による選抜がある。

主に首都圏（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県）や京阪神（京都府、大阪府、兵庫県）に私立中学校が集中しており、中学受験が活発なのもこの地域である。

なお愛知県は公立学校（主に高等学校）志向が強いために中学受験は上記の地域ほど活発ではない。

公立中学校に対する不満や不安、それに対する国私立学校の教育面や設備面での充実さ、また有名大学への進学実績（内部進学を含む）などを理由にこの数年で中学受験をする者が増加している。

近年では東京都立両国高等学校附属中学校や千葉県立千葉中学校といった、進学校とされる公立高等学校に中学が併設されるケースが増加しており、進学実績や学費の安さなどから多くの受験者を集める結果となっている。