タイヤとは、車輪の外側に取り付ける輪の事。
右図でいう黒いゴムの部分で内側はホイールと呼ばれるが、自動車などの足回りとして、大雑把にひっくるめてタイヤとして呼ばれてしまう場合もある。
緩衝や走行の安定のため地上を走行する輸送機器に取り付けられる部品。バイクや自動車はもちろん、航空機や建築機械などにもタイヤは必要とされる。
電車など鉄道車両においては日本では「車輪」と呼ばれるが、アメリカ合衆国においてはレールに当たって走行する部分をタイヤ(tire)と呼称する。
現在はゴム製のタイヤが通常用いられるが、古くは木製・金属製のタイヤもあった。19世紀後半頃から自転車や自動車にゴム製の空気入りタイヤが実用化されるようになり、現在ではその成分・形状なども多岐にわたり大きく発展している。
日本でもブリヂストンや住友ゴム工業といったタイヤメーカーが何社かあり、日々開発と販売を行っている。
雪道や不整地においてチェーンを巻いて路面へのグリップ力を増すものもある。
かつてはスパイクタイヤも用いられていたが、路面へのダメージや環境被害から緊急車両や一部例外を除き禁止となっている。
走行中にトラブルになると制御不能など致命的な事故に繋がりやすい。
パンクやバーストはもちろん、過剰な摩耗によるスリップやブレーキの機能低下、履きっぱなしのスタッドレスタイヤで夏に事故になるといったトラブルもあるため、摩耗状況、空気圧や異物が刺さっていないかといった日常的な点検も必要である。中には空気圧低下を知らせる警告灯のある車種もある。
パンクしても一定の走行能力を保つランフラットタイヤなどもある。
元々空気を充填しないタイヤもありパンクの心配は無くなるが、クッション性が無く乗り心地は低下する。
オフロードなどの不整地における活動では通常のタイヤでは沈み込んだり空転してしまう場合もあるため、チェーンを巻く、空気圧を調整する、無限軌道(キャタピラ)方式の車両が用いられる場合もある。
大型車両など、一定距離を走行した際にホイールナットの増し締めを行う場合もある。
取付不良やリコール隠し[1]によってタイヤが脱輪するといった事故は実際に起きている。
不法投棄された廃タイヤにボウフラ(蚊)が湧いたり、金属の酸化反応で自然発火するといった問題も。
廃タイヤの自然発火|メンテナンスDVDショップMKJPのページ|ブログ (car-diy.jp)
未使用のスペアタイヤなどが使われず廃棄されるといった環境資源問題もあり、搭載しない車も増えた。
公園の遊具やサーキット・船舶の緩衝材、牽引するトレーニング道具として用いられる場合もある。
タイヤが黒いのは炭素の粒子が含まれているため。
タイヤが黒い理由 | タイヤのキホン | テクノロジー | 株式会社ブリヂストン (bridgestone.co.jp)
燃やすと真っ黒な煙が出てよく目立つことから、遠方への合図やSOSなどに用いる事もできる。
当該記事を参照されたし。
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最終更新:2024/12/23(月) 00:00
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