アトランタとは (アトランタとは) [単語記事]

アトランタ（Atlanta）は、アメリカ合衆国の都市でジョージア州の州都である。

アメリカ南部を代表する国際都市のひとつで、人口は42万人だが都市圏人口では500万にのぼる。

概要

ジョージア州最大の都市で、綿工業、機械工業などの工業が盛ん。ハブ空港がありすぐにアメリカ各地に飛べることからコカ・コーラやCNN、デルタ航空などの国際的大企業の本社があり、大企業の支店も多い。アメリカ南部の政治・経済・商業の中心地である。日系企業も多く、日本との結びつきが強い都市のひとつ。成田へ直行便が出ている。
1996年にはオリンピック・パラリンピックの開催地となり、世界的な知名度を上げて国際都市へと成長した。

南北戦争中、激戦となった「アトランタの戦い」の舞台でもある。「風とともに去りぬ」の舞台や、公民権運動の中心地の一つにもなった。

アトランタはジョージア州の北部に位置し、アパラチア山脈の南端にある。面積は343km² で海抜は300M程度。姉妹都市である福岡市とほぼ同緯度にあり、温暖湿潤気候である。夏は暑く、Hotl antaという別名がある。冬は短いが結構寒く、なめていると苦労する。日本との時差は14時間。

大都市だが緑も多く、少し郊外に行けば豊かな自然と触れ合うことができる。このため都会の便利な面と、南部ののどかな田舎の良さをあわせ持つ都市と言われる。

中心部から南に十キロほど離れて「世界一忙しい空港ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港がある。アトランタ国際空港は世界最大級の空港でデルタ航空のハブ空港となっており、ここからアメリカ各地に行くことができる。また南部の人が飛行機でどこかへ行こうと思うとまずアトランタに出て来る必要があり、このことが南部の中心的都市という一面を強め、アトランタがアメリカで重要な都市とされる一因となっている。アトランタ空港はとにかくでかく、空港内を地下鉄(マルタ)が走っており、ターミナル間を移動する。ターミナル間は歩いて行き来することもできるがものすごく遠い。ショッピングモールも隣接し、さながら空港全体がひとつの街状態になっている。

アトランタは自動車に対する依存度が高く、交通渋滞が問題となっている。また平均通勤時間も長いため、大気汚染がひどい。これを解消するため、市では地下鉄とバスを中心としたアトランタ・マルタ(MARTA,Met rop ol itan Atlanta Rap id Trans it Au thor ity)という公共交通ネットワークを整備し、改善を図っている。ちなみにマルタの鉄道は日立製作所のものである。