島津家久とは (シマヅイエヒサとは) [単語記事]

「島津家久」（しまづいえひさ 1547 ～ 1587）とは、戦国時代の薩摩国の武将で、親兄弟チートで知られる島津四兄弟の末弟にして、島津家最強のバトルマシーンであり、戦国時代最高峰の大物釣り師である。

※島津家久の釣果
－沖田畷で九州の赤カブトこと肥前の大熊「龍造寺隆信」を釣り上げる。
－戸次川で長宗我部信親と十河存保を釣り上げる。（仙石秀久は釣果に含まれず）

概要

薩摩を統一した島津貴久の四男として生まれる。長兄：島津義久・次兄：島津義弘・三兄：島津歳久とは腹違いで一番上の兄とは14歳離れていたが兄弟仲は当時としては格別に良く、また祖父島津忠良からは、

軍法戦術に妙を得たり

と評され、わずか15歳での初陣にて敵を討ちとる等、軍法戦術面に驚異的な才能を持ったバトルマシーンの片鱗を見せた。

島津氏が薩摩・大隅・日向の三州を統一して九州制覇を目指し始めてからは、島津家久の軍略は冴え渡り、耳川の戦い、沖田畷の戦い、戸次川の戦いと、大友・龍造寺・豊臣との決戦の場においてハイパーコンボ「釣り野伏」により島津軍を大勝に導く等、高い用兵能力と戦術眼を発揮した。

※堺の商人や公家衆の他、明智光秀とも誼を結んでいたとされる風流人でもある。

豊臣秀吉の九州征伐では衆寡敵せず、居城の佐土原城を開場して豊臣秀長に明け渡し、秀長と謁見の後に病死した。その為島津家正史「島津国史」にも

是に於いて家久往きて秀長に野尻（日向）に見え、毒に中りて病み、六月五日佐土原に卒す。

と記される等、豊臣秀長による毒殺説が噂されたが、真実は今もって「謎」である。

子は、関ヶ原の戦いで猛将として名を馳せた「島津豊久」。

※その他島津家久の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事。

※あともう一人「徳川家康」から「家」の字もらって「家久」名のった人がいたような気が・・・(伊賀家久？)

戦国最強の釣り師

島津氏の得意技として有名な戦術に「釣り野伏」がある。

これは、囮部隊が敵を伏兵の待つ場所まで誘導した後に包囲殲滅すると言うコンボであり、ただ単に撤退するだけでは相手に悟られる危険性がある為”ほどほどに戦果をあげた上で退却しなければならない”といった厳しい前提条件が必要なコンボである。

この難易度の高い釣技を必殺の域にまで高め即死コンボ化させたのが最強釣り師島津家久であり、その絶妙の釣り出しにより、総指揮をとった戦いでは大名級の大物の首級（朱功）を三つも挙げている。

沖田畷の戦い	島津・有馬連合軍　vs 竜造寺軍
	釣果：龍造寺隆信（他、龍造寺四天王）
「釣り野伏」により３倍以上の兵力差を逆転して沖田畷の湿地帯に龍造寺軍を釣り出し、九州の赤カブトこと総大将「龍造寺隆信」を、配下の五人揃って四天王でおなじみ龍造寺四天王（百武賢兼、江里口信常、円城寺信胤、成松信勝、木下昌直）全員と共に包囲殲滅して敗死させた。
戸次川の戦い	島津家久軍 vs　豊臣氏四国連合軍（総司令官コンボイ仙石秀久）
	釣果：長宗我部信親、十河存保
総司令官仙石秀久の強攻策による侵攻に対して秀久率いる淡路勢を一蹴して遁走させ、混乱する四国勢を激戦の中自軍有利の戦場へと釣りだして大混乱を起こさせた。その際に土佐の長宗我部信親や、讃岐の十河存保が戦死した。（長宗我部元親は息子の死にショックを受け廃人同然となり、長宗我部家は崩壊の道を進む事に）

これは当時織田信長ですら今川義元の首一つであり、激戦だった関ヶ原でも戦場で自決した大名級の武将は大谷吉継一人の為、島津家久はこの部門での戦国時代のワールドレコーダー（記録保持者）でもある。

これら戦国一の釣り師足る理由としては、島津家久自身の戦術家としてのレベルの高さの他、自軍に対して過酷なまでの不退転の決意をもって戦う事を義務づけていたことが挙げられる。

※以下は、沖田畷の戦いに際しての島津家久の言。

一同背後には産みがあって遁るることができず、
前には二万五千の兵があってその大部分は未だ戦を始めざるものである事を思い、
必然死すべきことを覚悟し、臆病によって薩摩の名が消えることのないように、
少しも怖れず勇敢に攻撃すべし。

さすが最強釣り師にして朱功記録保持者。やる事がえげつない（褒めてます

ニコニコ動画での島津家久

コーエーの歴史 SLG「信長の野望」シリーズにて、3人の兄達と「例の一族」と呼ばれるチート一家を構成している。

総合力の島津義弘に対して、戦闘に特化した脳筋系な傾向にあるが、九州でも十指に入る高い戦闘能力が設定されている。

また「信長の野望ONLINE」では、「薩摩釣り野伏」と言う全体に4000オーバーのダメージを与える即死技能をもっており、発動条件を満たすと連発してきて建て直しはほぼ不可能という鬼っぷりを見せる。

戦国大戦での島津家久

「島津の戦術、釣り野伏！ここに極まれり！」

Ver1.2より島津家で参戦。3コストで武力9統率8の騎馬隊。魅力と伏兵持ち。計略は「釣り野伏」。
島津家全員の武力を上げ、忍状態(敵からは特定条件以外で見えなくなる)にする。更に見えない間は武力が徐々に上がる。

島津家の大半の兵種である遠距離から撃てる鉄砲隊との相性が良く、武力も隠れ続けていれば士気7とは思えない超武力に各々がなると強力。
ただし隠れ続けるには敵からある程度距離を取る必要があり、敵陣のある程度まで進むと強制的に忍状態はシステム上解除されてしまうため敵張り付き時、及び味方張り付き時には士気の多い劣化采配となってしまう。
とは言え隠れていると相手の鉄砲隊は照準が出せないため撃てず、弓足軽も射撃できないと相手の編成によっては詰ませることすら可能、とやっぱり島津四兄弟らしくチートな部分がある。