島津豊久とは (シマヅトヨヒサとは) [単語記事]

「我らも武士、それも薩摩の武士なのです」

島津豊久 ～戦国無双2 ～

島津豊久

「島津豊久」（しまづ・とよひさ 1570 ～ 1600）とは、戦国時代の武将で薩摩島津氏の一族。

父は、島津義弘の末弟で曽祖父島津忠良より「軍法戦術に妙を得たり」と評された名将・島津家久。

関ヶ原における「島津の退き口」と呼ばれる敵中突破を成功させる為に奮戦し、戦死した猛将。初名忠豊、豊久に改名。

概要

島津氏と竜造寺氏の決戦となった沖田畷の戦いにて初陣を飾る。この時14歳。

父の死後、家督を継いで日向佐土原城主となって各地を転戦する等、父親似の猛将の片鱗を見せる。そのため朝鮮の役の際にも伯父である島津義弘とともに現地に渡海して軍功を上げた。

関ヶ原では、父の死後、息子同様に接してくれた島津義弘と行動を共にするも、兵数の少なさから戦力として見てもらえず、墨俣城攻略戦では前線に取り残され、夜襲は「田舎戦法」と戦下手に定評のある石田三成に嘲笑されて採用されず、島津義弘よりも腹を立てていたと言われている。

関ヶ原の趨勢が決し、島津豊久の所属する西軍の敗北が確定的になった時、玉砕を覚悟した島津義弘を説得し、前方の敵を突破して退却すると言う世界の戦史上例を見ない戦術を敢行するにあたって、島津豊久は島津義弘の身代わりとなって追撃してくる徳川軍の前に立ちふさがった。

井伊直政、本多忠勝ら徳川家の名将達を相手に死力を尽くして奮戦し、井伊直政を撃退した島津豊久だったが、全身に無数の矢を受け、体中を切りつけられて見事な立ち往生を遂げた。

島津義弘は無事脱出に成功し、島津家は生き残る事が出来た裏に島津豊久の奮戦があった事を覚えていてもらえるのであれば幸せである。

※その他「島津豊久」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事。

ニコニコ動画では、コーエーの「戦国無双」や「采配のゆくえ」に登場して隠れた人気を得ている。
しかし、近年では平野耕太の歴史上の様々な人物が異世界で戦う漫画「ドリフターズ」で妖怪「首おいてけ」とも形容させる個性的な主人公に抜擢されたことや戦国無双に本格的に参戦したことで歴史ファン以外にも高い知名度を誇るようになった。

戦国無双

戦国無双2で島津家から初めて島津義弘が参戦した際、彼自身はモブであったものの（声：神谷浩史）ムービーなどでその傍らにいて何かと出番も多く非常に目立つ存在であった（ニコニコの開設時期の関係もあり、無双の彼といえば2のことを指していることも多い）。

そんな中2014年の戦国無双4にてついに本格参戦。担当声優は宮坂俊蔵で、武器は大きな斧状の大鉞。
犬を思わせる純朴な性格の反面、戦場では非常に血気盛んな若武者であり、九州の戦乱の中伯父である島津義弘などの一族からの教えや好敵手である高橋紹運やその息子夫婦の立花宗茂・立花誾千代との戦いを通して成長していく。
4ではそんな彼の最期は関ヶ原での井伊直虎との戦いであったが、4‐Ⅱにて史実上彼の最期の戦いの相手ともいえる井伊直政が参戦したこともあって、ゲームの中では関ヶ原以前から続く彼とのライバルとして両者を関係づけて描かれた。

「チェストー！」

戦国大戦

優秀な武力を持った騎馬隊である。父親の家久も騎馬隊なのでその名残だろうか。
「激戦の初陣」は範囲内にいる敵が多い程自分の武力と兵力が上がる計略。

Ver3.0ではコストが上がって再登場。またまた騎馬隊である。
「おいの手で、勝利をつかみ取るんじゃ！」
計略「烏頭坂の闘神」は闘痕進行度が高い程武力と統率力と移動速度と突撃ダメージが上がる計略。効果終了時進行度が一段階上がる。第2段階まで行けば士気5とは思えない効果になるが、その場合初期兵力がかなり下がっているので迎撃は撤退を意味する。
進行度2になっていると効果終了後に闘痕の仕様で撤退して進行度が0になるが、効果中に撤退した場合は進行度はそのままなのでわざと迎撃撤退するのも場合によってはあり。