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公認会計士です。 今から公認会計士を目指すのは別に悪くないと思いますよ。 AIに代替されてしまうリスクについては良く話題になりますが、少なくともAIにすぐ取られてしまう可能性は低いです。 確かに公認会計士業務の一部はAIに代替されると見られています。一方で職がなくなるようなことはなく、需要が若干減る程度ではないかと見られています。 理化学研究所が約3年前に出した研究結果がありますが、下っ端のスタッフレベルの業務では10年後に業務の48%が、30年後に58%がAIに代替されるとされています。なお管理職レベルではAIに代替される比率がもう少し低いと見られています。 詳細は以下のHPのご覧ください。 https://aip.riken.jp/news/20220224_pressrelease_hoshino-t/?lang=ja https://jicpa.or.jp/specialized_field/0-0-0-2-20220126.pdf 従って一定の需要減はあるでしょうが、現状でまだ公認会計士は足りていない状況ですし、公認会計士は監査の厳格化により要求される業務が増大して皆激務なのでそれが緩和され、若干人員減があるかというくらいでしょう。 また監査の領域も広がりつつあるので公認会計士の仕事自体が広がる可能性も大いにあります。 また上記はAIの導入コストなどは勘案されていないので、それを考えるともっと人がやることが残る可能性が高いです。 但し上記は30年先までの予測なので、50年先は分かりません。 なお以前公認会計士の90%は仕事がなくなるという海外の研究がありましたが、それは海外の会計士試験は日本の会計士試験よりも簡単で人数か多いこと、日本で言う税理士も含まれていること、そもそも分析が雑なことなどがありあまり日本の状況には当てはまらなそうです。 実務の実感としては理化学研究所の研究の方が正しそうな気がしています。 従ってもし質問者様が公認会計士になろうとされているのでしたら、その点は気にせず挑戦されれば良いと思います。 そもそもある程度AIに代替される仕事は公認会計士だけではなく、その前に駆逐されるであろう仕事はたくさんあります。
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質問者からのお礼コメント
現職の方に答えて頂けてとてもありがたいです 意外とリスクは少ないんですね 前向きに考えてみます
お礼日時:10/10 14:25
その他の回答(1件)
AIが代替できるわけがない。単に決算書つくったり数字あってるかチェックする位は巷にある汎用情報でできるだろう。 公認会計士の仕事の真髄は 企業経営の財務税務面からのコンサルティングや企業の内部不正のあぶり出しやプロセスチェックだ。またコンサルティングはオーナ企業なら家族間の関係性や感情のもつれまで配慮しなければならない。 個々の企業か家族の守秘性が高い情報をAIは学習できないし、人間関係は配慮できない。