回答(4件)

可能か不可能で言えば可能ですよ。移調するだけなので。 ですが現実的には非常に困難です。やれるものならぜひやってみて聞かせてほしい。 自分はグリンカのヴィオラ・ソナタをヴァイオリン用に編曲することを依頼されて悪戦苦闘した経験があります 素人は平気で移調と言いますが、ヴィオラ曲の楽譜を1オクターブ上げたらヴァイオリンでは非常に演奏困難になることが多いですから注意が必要です。じゃあ5度上げよう、とすると調性格が変わってしまうので気になる人もいるはずです。伴奏も対応が大変ですね。ポップス曲であればキー変更が当たり前の世界なので大丈夫だと思います。 ということで、クラシックのヴィオラ曲に限定していきます。ヴィオラのために書かれた楽曲はト音記号で書かれるような高音域を演奏することが多いので、あえて移調しないで演奏することを基本的なポリシーにしたほうが良いと思います。 このやり方を適用したのがブラームスのクラリネットソナタのヴィオラ編曲とヴァイオリン編曲版です。この曲はほとんど編曲していないという話もありますが(笑)、どうなったかというと、皆さんご存知のようにヴィオラは高音域を駆使する技巧的な楽曲になる一方で、ヴァイオリンはいまひとつ高音を活かせず地味な雰囲気は否めない仕上がりなのです。ただブラームスの晩年の作ということもあって地味が滋味にも聞こえるために、音楽として成立していると感じます。 グリンカのヴィオラ・ソナタは当然ながらヴァイオリンでは演奏不可能な低音が頻繁に出てきます。最低音のCはもちろんですが、ニ短調なので平行調であるヘ長調のFが頻繁に登場します。これをどうするか悩みました。 G弦をFに調弦するという強引な手法もあるのですが、結局、低音域が絡むフレーズとヘ長調のパートを1オクターブ上げたバージョンが採用されました(自分もそれを推しました)。 原曲だとヘ長調に解決するときに落ち着いた雰囲気になるように書かれることが多いです。ラソファと下がって低いFに解決するところで1オクターブ上げるとフレーズの性格が変わってしまうんですが、そこを許容しないと先に進まないと思います。 以上!(ヤケクソ)

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ヴィオラのために書かれた楽曲やヴィオラのパートをヴァイオリン用に編曲し演奏する、という事ですね? それでしたら可能です。 但、両者は音域が異なる。例えばヴィオラのC線の開放弦「C」から「F♯」はヴァイオリンの一番低いG弦よりも低いため、1オクターヴ上げる等、変える必要があります。 また、曲全体の音域を完全5度上げる、つまり完全5度上の調に移調すれば、ヴィオラと同じ運指で演奏する事は可能です。

追記、 こちらはブラームスのヴィオラ(クラリネット)ソナタ 第2番をブラームス自身がヴァイオリン用に編曲したものです。 https://youtu.be/1xWDGPTPtzA?list=OLAK5uy_kfSbvuRnkUSFWuCpaoWyMlL5I_S4ozaIs 因みに、こちらは原曲どおりヴィオラによる演奏です。 https://youtu.be/TuHdLcy-kYQ?list=OLAK5uy_kzPRD8MnTiFAcobDPVsRvlP2Lb_kSTzcs

可能と言えば可能ですが、良し悪しはまた別の話です。 バリトンで歌っている曲を、メゾソプラノで歌う場合、多少、移調する作業が必要なのと、雰囲気が随分と違う曲になってしまいます。 でも、雰囲気が違うとしても、原曲より良い編曲ならまだしも、大抵は、原曲の雰囲気そ損なうことが多いので、大作曲家の曲を編曲するなら、その、原曲の作曲家と同等かそれ以上の作曲家にしてもらいたいというのが本音です。 例えば、ムソルグスキーの展覧会の絵を、ラベルがオーケストラに編曲しています。現代においては、その、オケの方が有名になっていて、ピアノの方を知らない人も多いと思います。 歴史に残る名曲の編曲は、よほど、有能な作曲家が編曲しないと、歴史には残らないと思います。

別に大した知識や経験はありませんが、「編曲」なら何だって可能です。単純に5度移調すればそのままヴァイオリンで演奏可能です。ただ移調せずにC線でしか出せない低音はヴァイオリンでは出せません。移調しないのであればオクターブ高くすれば、高いポジションを使用することで可能です。ヴァイオリンでは弾けないところだけオクターブ上げて誤魔化す手もあります。 楽譜として編曲するという話なら、確かパソコンの楽譜アプリソフトにそんな機能があったと思います。カワイのスコアメーカーとかはどうだったかな。ハ音記号をト音記号に変換する以外に、移調するかどうかにもよるでしょう。