ベストアンサー
その写真を例にすると、箱状のもの(辛櫃=からひつ と言います)を担いでいる人は雑色(ぞうしき)といって、神職ではなく下人(げにん)。その箱の隣と、黒い服を着ている人の後ろにいる青い服の人は随員(ずいいん=その神社神職ではなく、お供え物と身分が高い人に供奉=ぐぶ=する人)、黒い服の人が勅使(天皇の使い)、黒い服と白い服の間に居る赤い袴の人が神宮斎主(じんぐうさいしゅ)の黒田清子さん、その後ろに歩く白い服の行列が伊勢神宮の神職です。 よって、色付きの装束を着ている人は神職ではなく、特別な役職に就く人と、その下人です。
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質問者からのお礼コメント
大変勉強になりました。 皆さんありがとうございます。 解決が遅くなってすみませんでした。
お礼日時:10/8 5:27
その他の回答(2件)
とても良いところに気づかれましたね! 実は、神職の装束の色には ちゃんと意味と役割の違いがあるんです。(˶ˊᵕˋ˵)⸝✩ ♢白い装束(白衣)を着ている神職 基本的に補佐役や下位の神職が着用します。 「清浄」「潔白」を象徴する色で 神様に仕える者としてふさわしいと されています。 祭典の準備や、儀式の補助をする場面では よく見かけます。 ♢色付きの装束を着ている神職 主に宮司や権宮司など、上位の神職が 着用します。 浅黄色(うすきいろ)、緋色(ひいろ) 紫など、役職や儀式の格式によって 色が決まっていることがあります。 重要な祭典で、主祭者(中心となる神職)として 神事を執り行うときに着ることが多いです。 つまり、装束の色は「好み」や「ファッション」 ではなく、その神職の役割や立場を示す ものなんですね。 神社によって多少の違いはありますが 基本的にはこのルールに沿って装束が 選ばれています。 神事を見学するときに装束の色を意識すると 誰がどんな役割を担っているのかが分かって より深く楽しめますよ。