ベストアンサー
伊勢神宮は皇祖である天照大御神を祀り、日本国民の総氏神として崇められます。 日本の神社の中核を成す伊勢神宮で、その年に収穫した新穀を天照大御神に捧げ、 収穫の恩恵に感謝する祭典が「神嘗祭」です。他の神社では通常は行われません。 伊勢神宮とは内宮と外宮の正宮を筆頭にした、125の宮社のグループをいいます。 天照大御神を祀る内宮の皇大神宮と、豊受大御神を祀る外宮豊受大神宮を始めとし 14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社などで構成されています。 伊勢神宮は日本の総氏神という別格の神社なので、その維持のために多くの宮社を 傘下に置いたグループ経営の形を取り運営されたと考えられます。ですから例えば 別宮の⽉読宮で行われる神嘗祭の祭典も、伊勢神宮の神嘗祭の一部分です。 神嘗祭はたいへん重要な祭典ですから、これらすべての宮社で祭典が行われます。 多くの宮社は内宮や外宮の神域の外にもあるので、知らなければ他の神社のように 思ってしまいますが、そうはいかんなめさい。
この回答はいかがでしたか? リアクションしてみよう
質問者からのお礼コメント
>伊勢神宮とは内宮と外宮の正宮を筆頭にした、125の宮社のグループをいいます 大変勉強になりました。 皆さんありがとうございます。 解決が遅くなってすみませんでした。
お礼日時:10/8 5:28
その他の回答(2件)
はい、神嘗祭は伊勢神宮特有の祭りで 基本的には伊勢神宮でのみ 行われる神事です。(˶ˊᵕˋ˵)⸝✩ 神嘗祭は、その年の新穀(新米)を 天照大御神に奉る最も重要な祭りで 伊勢神宮の内宮・外宮で毎年10月に行われます。 これは「日本の神々の中でも最高位」とされる 天照大御神に、収穫の感謝を最初に捧げる 儀式です。 ただし、全国の神社でも「新嘗祭(にいなめさい)」という似た趣旨の祭りが 11月に行われます。こちらは天皇陛下が 宮中で行う「新嘗祭」に合わせて 各地の神社でも新穀を神様に奉る行事です。 つまり、 ・神嘗祭 → 伊勢神宮限定。天照大御神に 新穀を最初に奉る。 ・新嘗祭 → 全国の神社で行われる。収穫への 感謝を広く神々に捧げる。 という違いがあります。 伊勢神宮の神嘗祭は、古代から続く日本の 祭祀の中でも特別な意味を持つ行事なので 他の神社では行われません。 まさに「伊勢ならでは」の神事ですね。