1971年生まれ。文化遺産部 景観研究室長/建築史学、建築保存論。独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所。
(最終更新:2010年3月19日)
[フィールドワーク]
閣下はまず、人間が如何に知る所の少ないかを御考えになるべきでしょう。 たとえば、閣下の使用せられる刑事の中にさえ、 閣下の夢にも御存知にならない伝染病を持ってい... -史的結物論 百鬼都市堺・松原の都市連鎖|清水重敦 百鬼は偏在する 何の変哲もない郊外住宅地の...
『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.169-186
[地上にて 3]
...、平城京の遺存地割の変遷と存続を紹介された清水重敦氏、台湾の都市における、日本の植民時代の市... ...いのだが、特に興味深く、驚きを覚えたのは、清水重敦氏による「奈良・七八四年──それからの古代...
『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.240-251
[『日本の民家』再訪 5]
...撮影=御船達雄8──川崎、懸造の民家 撮影=清水重敦9──川崎、おばあさんたちの作業風景 撮影=... ...(五十音順):飯尾次郎/石垣敦子/大高隆/清水重敦/玉井幸絵/中谷礼仁/坂東真以/御船達雄 本...
『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.15-30
[会議4日目「国土改造」]
...なく、改造の対象としてのみ存在している。 [清水重敦] [CONTENTS] ・ 都市連鎖研究体 (前川歩+... ...のみや 古市古墳群首都移転計画 ・ 討議 藤森照信+岡崎乾二郎× 中谷礼仁+宮本佳明+清水重敦...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.131-131
[建築の解體新書 8]
...]2──近世─近代建築関係用語マップ 作成=清水重敦 出典=『建築雑誌』1997年8月号一建設現場、大工... ...論として平田篤胤の著作を挙げているように(清水重敦氏からのご教示による)、平田の著した多数の...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.14-28
[インタヴュー]
...ましたからね。 藤森照信氏辰野金吾論の成立 清水重敦──次に、辰野金吾についてお聞きします。私は... ...と同時期のものとしてバラック装飾社がある。 清水重敦氏『日本の民家』の問題設定 中谷──そうする...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.54-77
[会議4日目「国土改造」]
清水──本日のレヴューでは、まずそれぞれのチームのデザイン手法について議論し、その後、最も大きいスケールの問題提起である四日目の会議「国土改造」で提案した「Fu...にすぎない。でもけっこう使えると思います。 清水重敦氏ヴォリュームとファサード 藤森──「オバケ...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.146-161
[会議1日目「市区改正」]
先行デザイン会議 第1日目 市区改正 まず目の前に広がる都市から始めなければならない。今日、都市計画はもはや抽象的な平面に自在に線を引くといった行為ではあり...ードに、既存都市の再編成のあり方を問う。 [清水重敦] [CONTENTS] ・ 都市連鎖研究体(前川歩+福...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.87-87
[論考]
...いう言葉の適用は、清水重敦氏(国立奈良文化財研究所)の示唆に基づく。清水重敦「建築写真と明治...
『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.149-163
[大阪]
...して、私と同世代の、同じような移住者である清水重敦(奈良文化財研究所)に協力を乞うた。 大阪と... ...(尺寸モデュロール)意図されない過去へ……清水重敦 一九九九年四月、奈良文化財研究所という職場...
『10+1』 No.30 (都市プロジェクト・スタディ) | pp.56-76
[『日本の民家』再訪 6]
...NAX出版、二〇〇六)を参照。 ★二──瀝青会・清水重敦+御船達雄「『日本の民家』再訪5 「民家」の... ...者:(五十音順)石川初/石垣敦子/大高隆/清水重敦/中谷礼仁/坂東真衣/御船達雄 本再訪記事は...
『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.11-29
[会議3日目「都市基盤」]
先行デザイン会議 第3日目 都市基盤 都市の背後においてその骨格を支える都市基盤は、都市の公共性を保証する、本質的なファクターである。けれども、ひとたびその...に見える意味を引き出す行為のはずである。 [清水重敦] [CONTENTS] ・ 都市連鎖研究体(山田道子+...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.117-117
[会議2日目「福利更正」]
先行デザイン会議 第2日目 福利更正 ミクロな視点からすれば、都市は私有された土地の集積としてある。そこでは土地の私有と公共性とが拮抗することで、場が成立し...のではない。福利は更正されねばならない。 [清水重敦] [CONTENTS] ・ 都市連鎖研究体(福島ちあき...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.101-101
[都市表象分析 26]
...ちを生成させてゆく前提条件にほかならない。清水重敦の「先行デザイン宣言」では、それらを「都市... ...ろいろ」(『10+1』No.37、七七頁)。 ★四──清水重敦「先行デザイン宣言」(『10+1』No.37、七〇頁)...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.2-12
[論考]
1 かたちは機能を超える 残り続けてしまう事物 自然の如くそこにある身の回りの風景。だが、一旦気付き始めると、どの風景を構成する事物も、異様な物として迫ってくる。気付かれにくいけれども、確かに存在する異質な事物に、風景は満ちている。 古墳という存在を例にとろう。郊外風景のなかに、美しい稜線を描く小高い丘。風景に違和感...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.66-70
[会議3日目「都市基盤」]
都市基盤/都市における他者 司会──前回の会議では、民間と行政のバランスを考えてきましたが、今日は私性を超えると同時に、行政をも超えているような大きい物について考えたいと思います。都市のインフラには、都市形態と直接的な関係を持ちながらも、実際には都市形態に対して他者であるというようなおかしな存在のものがあります。都市基...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.130-130
[論考]
建築の保存には理論など不要である。ただ実践あるのみ。折に触れて、藤森照信はこう語っている。確かに、藤森が正面から保存について語った論考を目にすることはほとんどない。 筆者は、日本で建築保存の概念が生まれた明治期の様相について研究をしている。これまで何度か藤森の指導と助言を受けてきたが、藤森が問う内容はいつも、保存の概念...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.120-125
[会議2日目「福利更正」]
福利更正/土地の私有と公共性のバランス 司会──先日の会議で、デザイン主体はどこにあるのかということが問題に上がりました。私有された土地の側から、いかに公共性を演出していけるか、これを福利更正と名付けて本日のテーマとしたいと思います。都市連鎖の「オバケミニ開発」、環境ノイズの「鋭角の詩」を取り上げます。 オバケミニ開...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.116-117
[会議1日目「市区改正」]
市区改正/都市形態を残存させる手法 司会──第一回先行デザイン会議を始めたいと思います。土地区画整理が土地の持つ歴史などを完全に消し去ってしまう手法であるのに対して、市区改正は微視的には破壊を伴うものの、巨視的には既存の都市形態をそのまま残す手法であると言えます。今日は都市連鎖の「区画復元整理」、環境ノイズの「大阪国際...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.100-101
[セヴェラルネス:事物連鎖と人間 5]
大極殿の発見 奈良の平城京、とくに天皇による政(マツリゴト)の中心施設であった大極殿(ダイゴクデン)の位置同定には、もはや伝説とも言うべき逸話が存在する。 平城...索について、独立行政法人奈良文化財研究所の清水重敦氏のご助力を得た。記して謝意とする。 アレグ...
『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.13-25
[論考]
はじめに 生活の本拠を東京からずらして以来、仕事のために飛行機を使うことが多くなった。日本のさまざまな地を上空から訪れるのだ。目的地に近づき、雲つきぬけて眼前に...は尽きた。またの機会としたい。 註 ★一──清水重敦「先行デザイン論」(『10+1』No.37、INAX出版、...
『10+1』 No.42 (グラウンディング──地図を描く身体) | pp.140-145
[資料]
●関連図書 宮脇昭『植物と人間──生物社会のバランス』NHKブックス、1970 貝塚爽平『東京の自然史』紀伊國屋書店、1976 ロラン・バルト『エッフェル塔』(...辺の事典』柏書房、2003 中谷礼仁+宮本佳明+清水重敦編「特集=先行デザイン宣言──都市のかたち/...
[イントロダクション]
連鎖式都市の建築を読む 都市連鎖研究体による[都市の書物の読み方]を紹介します。 方法 1. 書物内の挿図の大部分を抽出する。 2. 挿図の説明文を短いセンテ...礼仁、福島ちあき、米田紗智子) 中谷礼仁、清水重敦(奈良文化財研究所)、大竹佳世、岡田愛、川崎...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.77-82
[論考]
保存の開始・写真の開始 横山松三郎という写真家がいる。明治五年(一八七二)前後に江戸城や日光、京都、奈良の古建築の写真を撮影している[図1]。日本の建築を保存する目的で写された最初の写真である。だが、ここに写されたものは何なのか。「建築写真」という名にはふさわしくない、と一見して思う。広角レンズによる歪み、人物を意図的...
『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.141-144