コンセプト
サポートとトランジション
アップ
体幹、股関節、コーディネーショントレーニング、ライフキネティック
セッション1
2×2+2ポゼッション
目的、課題、制限あり
セッション2
2×2+2ポゼッション
目的、課題、制限あり
セッション3
ゲーム
レポート
今回のトレーニングは、サポートの理解度とトランジションの強度を見るトレーニングでした。
年末の評価表作成の為の試験期間と言ってもいい、この12月のトレーニングは、原点に返りながらも、個人戦術や集団プレー戦術など、相手や自チームに対しての解決行動が意識できるかどうかを確認しています。
戦術が先か技術が先かという議論はありますが、この件に関しては、現時点で私は、戦術行動が先だと感じています。
もちろん技術も大切なので、それを蔑ろにしていいわけではありません。
それは、それとして。
そういう観点で、選手たちの戦術的行動をみると、原理原則を満たすためのフィジカル的なポイントと技術的なポイントで、足りない部分も見えてきます。
傍から見ると、技術的には申し分ない選手でもです。
例えばドリブル一つとっても戦術的行動と技術的行動に分かれます。
レガテなどの技術はあっても、戦術的行動に直結してなくて、目の前の相手に対しての勝ち負けに終始したりして、チームが機能しなくなったりすることもあります。
この日のセッション2で、フィハールの話をしましたが、課題と制限でオフェンスが再現するべきプレーの中に今回は、
- 引き付ける為のパス
- 突破のためのパス
- コントロールオリエンタード
- フィハール パラ コンドゥクシオン(引き付ける為のドリブル)
- サイドチェンジ
- 継続のサポート(アンプリトゥ、プロフンディダの調整)
- 前進のサポート(アンプリトゥ、プロフンディダの調整)
- ペルムータ
等の個人戦術、集団プレー戦術、戦術的ボール技術が入っていました。
これらを使って、意図してディフェンスを動かし、相手の制限を利用し、100%勝つ状況を再現してもらいました。
しっかりと再現できていた思います。
そして、そのプレーを繰り返すと、ディフェンスもそれに対して解決行動をとってきていました。
そうすると、今度は、オフェンス側は違う勝ちパターンが出てきます。
今回は、そのパターンまで引き出すことができていましたので、しっかりと相手を見て解決行動を判断できているのだと感じましたね。
少し時間をかけてやったので、セッション3のトレーニングができずに終わってしまいましたが、最後のゲームを長くとれましたし、今日やったトレーニングの場面がしっかりと選択肢として入っておりました。
三人目のサポートに対してサイドチェンジを使いながらコートを広く使いながら、確実にゴールまで迫ることができていました。
今日も選手の頑張りで、とても良いトレーニングとなりました。
ありがとうございました。