2024-12

2022・6・26(日)調布国際音楽祭最終日 鈴木雅明指揮BCJ

      調布市グリーンホール 大ホール  6時30分

 マケラと東京都響の超快演のおかげで、何とか元気を取り戻し、地下鉄南北線と都営地下鉄・京王線を乗り継ぎ、今日も調布駅へ向かう。
 音楽祭も今日が最終日、昼間は鈴木優人がN響を指揮、夜はこのバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の演奏によるバッハで締め括るというタイムテーブルになっている。

 BCJのこれは「バッハ超名曲選!」というタイトルの演奏会だ。
 プレトークでマエストロ鈴木雅明が、「誰が考えたのか知らないけど、超名曲じゃないですね」と聴衆を笑わせたプログラムは、3つのカンタータからのシンフォニアを組み合わせた「合奏協奏曲」と、これもカンタータ2曲を組み合わせた「オルガン協奏曲」とを第1部とし、「カンタータ第51番」(ソリストは中江早希)および「管弦楽組曲第4番」を第2部に置いたもの。

 なおオルガンは、BCJ秘蔵のコンティヌオ・オルガンを運搬して来て組み立て、ステージ上手側に設置してあるという有難い光景の中にあった。演奏したのは鈴木優人である。

 ショスタコーヴィチのあとに聴いたバッハは、何とも形容し難いほど爽やかで美しく、精神的にも体調的にも救済を与えてくれる、と言ったら鼻持ちならぬステレオタイプの美辞麗句に聞こえるかもしれないが、実際にそういう状態にさせられたのだから仕方がない。
 鈴木雅明とBCJの演奏は、少しラフではあったが、郊外のこの「手づくり音楽祭」をあたたかい雰囲気の裡に締め括るには、最高のものとなった。

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