2018・8・12(日)フェスタサマーミューザKAWASAKI2018フィナーレ
ミューザ川崎シンフォニーホール 3時
ホスト・オーケストラの東京交響楽団による、フェスタサマーミューザのフィナーレコンサート。指揮は桂冠指揮者の秋山和慶、コンサートマスターは水谷晃。
プログラムは、一応「祝バーンスタイン生誕100年」と題されてはいたが、第1部で演奏されたのはジョン・ウィリアムズの「オリンピック・ファンファーレ」(1984)とテューバ協奏曲(ソリストは田村優弥)であり、第2部の方でそのバーンスタインの「キャンディード」からの音楽と、「ディヴェルティメント」が演奏されるという仕組だった。
「キャンディード」は、最初に「序曲」、次に幸田浩子と中川晃教の歌(PA付き)で各々のソロと2重唱の計3曲、次にチャーリー・ハーマンが編曲した組曲版━━という順序で演奏された。
幸田浩子は、最近ヴィブラートが猛烈に強くなって来たのが気になる(先頃の「ばらの騎士」でもそれが目立っていた)が、しかしあの「着飾って浮かれましょ」の猛速テンポの高音をとにかくまっすぐに出してくれたのには感心。
しかし中川晃教の方は━━マイクを使うのには慣れているはずだろうに、「キャンディードの哀歌」の「クネゴンデ」の「ク」をまるでノイズのようにマイクを「吹いて」発声したり、子音をすべて異常に強く発音したりと、聞き苦しいこと夥しい。それは2重唱でも、またアンコールで歌った「トゥナイト」でも同様だった。
東京響は、秋山和慶がつくり出す「正確な」音楽に、ちょっと生真面目なものではあったけれども、活気に満ちた演奏を響かせてくれた。
ホスト・オーケストラの東京交響楽団による、フェスタサマーミューザのフィナーレコンサート。指揮は桂冠指揮者の秋山和慶、コンサートマスターは水谷晃。
プログラムは、一応「祝バーンスタイン生誕100年」と題されてはいたが、第1部で演奏されたのはジョン・ウィリアムズの「オリンピック・ファンファーレ」(1984)とテューバ協奏曲(ソリストは田村優弥)であり、第2部の方でそのバーンスタインの「キャンディード」からの音楽と、「ディヴェルティメント」が演奏されるという仕組だった。
「キャンディード」は、最初に「序曲」、次に幸田浩子と中川晃教の歌(PA付き)で各々のソロと2重唱の計3曲、次にチャーリー・ハーマンが編曲した組曲版━━という順序で演奏された。
幸田浩子は、最近ヴィブラートが猛烈に強くなって来たのが気になる(先頃の「ばらの騎士」でもそれが目立っていた)が、しかしあの「着飾って浮かれましょ」の猛速テンポの高音をとにかくまっすぐに出してくれたのには感心。
しかし中川晃教の方は━━マイクを使うのには慣れているはずだろうに、「キャンディードの哀歌」の「クネゴンデ」の「ク」をまるでノイズのようにマイクを「吹いて」発声したり、子音をすべて異常に強く発音したりと、聞き苦しいこと夥しい。それは2重唱でも、またアンコールで歌った「トゥナイト」でも同様だった。
東京響は、秋山和慶がつくり出す「正確な」音楽に、ちょっと生真面目なものではあったけれども、活気に満ちた演奏を響かせてくれた。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
https://concertdiary.blog.fc2.com/tb.php/3022-4e958e5e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)