2016・5・3(火)ラ・フォル・ジュルネ(3)庄司紗矢香の「四季」
東京国際フォーラム ホールB7(ライン) 8時30分
再びさっきのホール。「音楽の冒険~21世紀に甦る《四季》」と題された演奏会。
庄司紗矢香とポーランド室内管弦楽団が披露したのは、ドイツの作曲家マックス・リヒターがヴィヴァルディの《四季》をリコンポーズ(Re-compose)した作品。
庄司紗矢香が出るということだけでも満席になり得るだろうが、この曲自体も、以前に出たCDによって、その方面の人たちの間では、かなり話題を集めていたようである。
とにかく、やたら面白い。
ヴィヴァルディは確かにそこにいるのだが、鳴り出す音楽は、ヴィヴァルディとは別物である。ヴィヴァルディに似て非なる「四季」というか、ヴィヴァルディの「四季」が見え隠れしながら現われる何か別の曲、というか━━。そのくせ、ヴィヴァルディの原曲がほぼそのままの形で現われる瞬間も僅かには有る。
しかも、ミニマル・ミュージックのスタイルが主導権を握るこの再構築作品にはハープまで使われ、それがまた、不思議に快い躍動感と音色とをつくり出していた。
このマックス・リヒターという人、ルチアーノ・ベリオの弟子だそうだ。なるほどこの編曲、親分の手法によく似ていて、さもありなん、と納得。
再びさっきのホール。「音楽の冒険~21世紀に甦る《四季》」と題された演奏会。
庄司紗矢香とポーランド室内管弦楽団が披露したのは、ドイツの作曲家マックス・リヒターがヴィヴァルディの《四季》をリコンポーズ(Re-compose)した作品。
庄司紗矢香が出るということだけでも満席になり得るだろうが、この曲自体も、以前に出たCDによって、その方面の人たちの間では、かなり話題を集めていたようである。
とにかく、やたら面白い。
ヴィヴァルディは確かにそこにいるのだが、鳴り出す音楽は、ヴィヴァルディとは別物である。ヴィヴァルディに似て非なる「四季」というか、ヴィヴァルディの「四季」が見え隠れしながら現われる何か別の曲、というか━━。そのくせ、ヴィヴァルディの原曲がほぼそのままの形で現われる瞬間も僅かには有る。
しかも、ミニマル・ミュージックのスタイルが主導権を握るこの再構築作品にはハープまで使われ、それがまた、不思議に快い躍動感と音色とをつくり出していた。
このマックス・リヒターという人、ルチアーノ・ベリオの弟子だそうだ。なるほどこの編曲、親分の手法によく似ていて、さもありなん、と納得。
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