2015・12・17(木)ミカラ・ペトリ リコーダー・リサイタル
Hakuju Hall 7時
デンマーク出身の名リコーダー奏者、ミカラ・ペトリの演奏をナマで聴いたのは、本当に久しぶりだ。かつては初々しい美女という雰囲気だった彼女も、今や落ち着いた感じの、気品のある奥様である。美しく齢を取った人━━というのは、彼女のような人を謂うのだろう。
何よりそのリコーダーが紡ぎ出す演奏の、美しく温かく、聴き手の心を包んでしまう素晴らしさと来たら!
Hakuju Hallの最後列の、リクライニングのできる椅子にすっぽりと身体を埋め、彼女の演奏を聴いていると、何だか天国的な、身も心も溶けてしまうような、形容しがたい陶酔感に包まれてしまう。今年、これだけ気持のいい状態に引き込まれてしまった演奏会は、他になかった。
協演のチェンバロは名手・西山まりえ。何となくいつもの彼女と雰囲気が違い、おしとやかで畏まった雰囲気のステージ姿に見えたけれども、ペトリに合わせて、いい演奏を聴かせてくれた。
プログラムは多岐にわたっていたが、2人が一緒に演奏したのは、J・S・バッハの「ト短調BWV.1034」、テレマンの「音楽の練習帳」からの「ハ長調」、タルティーニの「悪魔のトリル」、ジェイコブの「ソナチネ」、コレッリの「ラ・フォリア」、ヴィヴァルディの「ハ長調RV,443」。
ペトリのソロではボロプ=ヨアンセンの「鳥のコンサートOp.91-2」、西山のソロではスカルラッティの「トッカータ イ短調」とバッハの「イタリア協奏曲」。
アンコールでは「グリーンスリーヴス」などで西山が得意のヒストリカル・ハープを持ち出して協演するという愉しいひと時もあった。
デンマーク出身の名リコーダー奏者、ミカラ・ペトリの演奏をナマで聴いたのは、本当に久しぶりだ。かつては初々しい美女という雰囲気だった彼女も、今や落ち着いた感じの、気品のある奥様である。美しく齢を取った人━━というのは、彼女のような人を謂うのだろう。
何よりそのリコーダーが紡ぎ出す演奏の、美しく温かく、聴き手の心を包んでしまう素晴らしさと来たら!
Hakuju Hallの最後列の、リクライニングのできる椅子にすっぽりと身体を埋め、彼女の演奏を聴いていると、何だか天国的な、身も心も溶けてしまうような、形容しがたい陶酔感に包まれてしまう。今年、これだけ気持のいい状態に引き込まれてしまった演奏会は、他になかった。
協演のチェンバロは名手・西山まりえ。何となくいつもの彼女と雰囲気が違い、おしとやかで畏まった雰囲気のステージ姿に見えたけれども、ペトリに合わせて、いい演奏を聴かせてくれた。
プログラムは多岐にわたっていたが、2人が一緒に演奏したのは、J・S・バッハの「ト短調BWV.1034」、テレマンの「音楽の練習帳」からの「ハ長調」、タルティーニの「悪魔のトリル」、ジェイコブの「ソナチネ」、コレッリの「ラ・フォリア」、ヴィヴァルディの「ハ長調RV,443」。
ペトリのソロではボロプ=ヨアンセンの「鳥のコンサートOp.91-2」、西山のソロではスカルラッティの「トッカータ イ短調」とバッハの「イタリア協奏曲」。
アンコールでは「グリーンスリーヴス」などで西山が得意のヒストリカル・ハープを持ち出して協演するという愉しいひと時もあった。
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