2012・2・28(火)横山幸雄の「3大ピアノ協奏曲の夕べ」
サントリーホール 7時
昨夜は「4大」、今夜は「3大」。
演奏されたその「3大ピアノ協奏曲」なるものは、チャイコフスキーの「第1番変ロ短調」、ラヴェルの「ト長調」、ラフマニノフの「第3番ニ短調」。
「これが3大?」とツッコミを入れたくないこともないが、それはやはり野暮と心得る。
とにかく、さすが「完全奏破」にかけては実績と定評のある横山幸雄教授、小泉和裕が指揮する東京都交響楽団をバックに、今夜も疲れを知らぬトライアスロン選手の如く、弾くこと、弾くこと。
1曲目ではやや走り気味のところもないではなかったが、休憩後のラフマニノフの終楽章大詰めにかけての煽りと追い込みなどになると、まさにダメ押しともいうべき勢い。その間、ラヴェルのアダージョ楽章などでは、率直な叙情性が聴き手を惹きつける。
敢えて言えば、それら目くるめくエネルギーのピアノの音色に、色彩感と陰翳の変化が加われば、いっそう音楽が多彩になることだろう。
客席は「横山幸雄ファン」で埋め尽くされた感。これは彼のデビュー20周年記念シリーズ演奏会の一環。
昨夜は「4大」、今夜は「3大」。
演奏されたその「3大ピアノ協奏曲」なるものは、チャイコフスキーの「第1番変ロ短調」、ラヴェルの「ト長調」、ラフマニノフの「第3番ニ短調」。
「これが3大?」とツッコミを入れたくないこともないが、それはやはり野暮と心得る。
とにかく、さすが「完全奏破」にかけては実績と定評のある横山幸雄教授、小泉和裕が指揮する東京都交響楽団をバックに、今夜も疲れを知らぬトライアスロン選手の如く、弾くこと、弾くこと。
1曲目ではやや走り気味のところもないではなかったが、休憩後のラフマニノフの終楽章大詰めにかけての煽りと追い込みなどになると、まさにダメ押しともいうべき勢い。その間、ラヴェルのアダージョ楽章などでは、率直な叙情性が聴き手を惹きつける。
敢えて言えば、それら目くるめくエネルギーのピアノの音色に、色彩感と陰翳の変化が加われば、いっそう音楽が多彩になることだろう。
客席は「横山幸雄ファン」で埋め尽くされた感。これは彼のデビュー20周年記念シリーズ演奏会の一環。
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