2024-12

2012・2・5(日)ナントのラ・フォル・ジュルネ(12)  カペラ・サンクトペテルブルク

   オーディトリウム・プーシキン  朝9時15分

 雪は止んだが、道はかなり凍結している。
 朝早いコンサートにもかかわらず、1900の大ホールはほぼ満席だ。プレスが入場を認められて客席に入った頃には、もう演奏は始まっている。危うく立ち見になりかかったが、どうやら空いた席を見つけて割り込む。

 これはマルタンのイチオシのコーラス団体の一つ。ウラディスラフ・チェルノシェンコが指揮する60人近くの混声合唱である。既に500年の歴史を持つ団体だという。

 ロシア正教典礼合唱曲と、「カリンカ」などロシアのポピュラーな合唱曲によるプログラム。豊麗でふくらみのある響きが実に快い。ロシアの合唱の神髄ともいうべき世界であろう。

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