2012・2・4(土)ラ・フォル・ジュルネ(8)
アンヌ・ケフェレックとプラジャーク弦楽四重奏団
サル・トルストイ 午後1時45分
満席で、座れない。しかし演奏の素晴しさが、立ち聴きの疲れを忘れさせてくれる。
プラジャーク四重奏団が最初に演奏したボロディンの「ノクターン」の、何と詩情豊かなこと。中間でチェロのピチカートの上にヴィオラがトレモロで動くくだりが、これほど幻想的に聞こえたことはない。これでまずうっとり。
そして後半、ピアノのアンヌ・ケフェレックとコントラバスのペネロープ・ポワンシュヴァルが加わって演奏されたグリンカの「大六重奏曲」が、これまた見事の一語に尽きた。ケフェレックがこんな洒落たタッチでグリンカを弾くとは思わなかったが、その明晰な音色と、プラジャーク四重奏団のしっとりした音色とが不思議な融合を示し、かつて聞いたことがないほどの私的な美しさを生み出していた。
これは実に、快いコンサートであった。
満席で、座れない。しかし演奏の素晴しさが、立ち聴きの疲れを忘れさせてくれる。
プラジャーク四重奏団が最初に演奏したボロディンの「ノクターン」の、何と詩情豊かなこと。中間でチェロのピチカートの上にヴィオラがトレモロで動くくだりが、これほど幻想的に聞こえたことはない。これでまずうっとり。
そして後半、ピアノのアンヌ・ケフェレックとコントラバスのペネロープ・ポワンシュヴァルが加わって演奏されたグリンカの「大六重奏曲」が、これまた見事の一語に尽きた。ケフェレックがこんな洒落たタッチでグリンカを弾くとは思わなかったが、その明晰な音色と、プラジャーク四重奏団のしっとりした音色とが不思議な融合を示し、かつて聞いたことがないほどの私的な美しさを生み出していた。
これは実に、快いコンサートであった。
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