自民党総裁(清和会)で首相の安倍晋三さんの黒い金脈が浮上しました。
ケンコーコムの勝訴を受けて、政府は薬のインターネット販売を解禁し、第185臨時国会に薬事法改正法案を提出する方針。
ただ、アメリカ、インド、インドネシア、フィリピン、欧州などで購入できる、こちらのVICS NYQUIL(ビックス・ニキル)という市販の風邪薬は飲むと一晩眠れば治ります。
[写真]ビックス・ニキルを引き始めに飲むと風邪は一発で治る(ことがほとんど)。日本でも販売すべきだ!、アメリカP&Gホームページから。
ビックス・ニキルは、アメリカではP&G(ピー・アンド・ジー、プロクター・アンド・ギャンブル)が販売しています。日本では「ビックス」ブランドは大正製薬が販売していますが、「ニキル」は売ってません。アメリカらしいおどろおどろしい色に、極端に甘い溶剤のニキルですが、たいていの風邪は引き始めに飲んで一晩眠れば治ります。これが日本で売られていないのは、日本医師会の抵抗とみて間違いないでしょう。ネットは無理でも店頭で販売できないものでしょうか。
ビックス・ニキルはさておき、安倍晋三首相の政治資金管理団体「晋和会」の2009年1月1日~2011年12月31日までの3年分の政治資金収支報告書をみると、安倍さんが薬のネット解禁を急ぐ理由が透けて見えます。
団体献金にしめる「日本薬業政治連盟」と「製薬産業政治連盟」の比率が上げっています。
安倍さんの場合は、毎年「東京政経研究会」から多額の団体献金がありますが、これは事実上、父の安倍晋太郎さんからの遺産相続分と言っていいマネーです。これに関しては、岡田克也さんが長年批判的で、議員立法も出しています。第171通常国会に「政治資金規正法改正法案」(171衆法34号)が、現時点では、税法・政治資金規正法どちらも合法の状態です。
これを抜いて計算すると、「薬l関連は、73%、75%、100%と上がっています。日本薬業政治連盟は下野後も安倍さんに政治献金を続けた唯一の政治団体(業界団体)となります。このほかに、政治資金パーティーの高額購入分も報告書でインターネット公開されています。「製薬産業政治連盟」もわけあってか、団体献金はしていませんが、毎年パーティー券の高額購入者として野党時代の安倍さんを支えました。
このうち、晋和会の平成23年の政治資金収支報告書です。
総務省ホームページ、リンク先はPDF
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/121130/1212300059.pdf
このように野党期を支えた「日本薬業政治連盟」と「製薬産業政治連盟」への配慮が、アベノミクス3本の矢、成長戦略のトップバッターとして、さらにケンコーコムによる勝訴もきっかけとして、実現したということになりそうです。
今、まさにすべきことは、同様なことを民主党議員に献金する。団体献金を受け付けていない長妻昭さんもいますが、党への献金、個人献金、あるいは、サポーター(年2000円)になるなどして、野党民主党に献金するのは、まさに今なのです。
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