[写真は民主党衆院議員の石川知裕さん=北海道11区比例]
参考エントリ)6月8日初投稿
一太さん、自民党下野を観念したもよう 民主党政権への期待をブログで明かす
上のエントリで、自民党参院議員の山本一太さんが自身のブログに「第45回総選挙での自民党下野」を観念し、「民主党政権への2つの要望」を掲げたことをご紹介しました。
一太さんは「本当にやりたいこと」と題して、
民主党政権が誕生したら、
①「世襲候補の同一選挙区からの立候補制限」
②「議員定数の削減」
と民主党に要望しました。
これに対して、民主党青年局次長の衆院議員、石川知裕(石川ともひろ)さんが10日、即答しました。
石川さんがかねてからの持論を色紙に書き込み、誓いました。
その色紙がこれ。
石川さんは、「同一選挙区からの立候補を20年までとする法律を自分が衆議院議員として作る」と日付・署名入りで宣言しました。
石川さんは二世国会議員ではありません(お父さんは元町議)。
来週6月18日に35歳になる1回生の石川さんですが、小沢一郎衆院議員の書生・秘書を10年間務めました。与野党・老若男女問わず、この根性は敬服されているようです。
こういう風に紹介すると、小沢さんから命令されて動いているように思うかもしれません。でも、これは間違いなく本人の持論ですよね。なぜなら小沢さん本人が、旧水沢市、花巻市などを中心とする選挙区で連続13回当選・勤続38年なんですから。
この「20年国替えルール」は石川さんは第45回総選挙での再選後、すぐにでも議員立法として提出したいとのこと。
一太さんの民主党政権への2つめの要望「議員定数削減」については、民主党は第44回総選挙のマニフェストに「衆院比例の80議席削減→定数400人」を盛り込んでいました。
[民主党の第44回総選挙マニフェスト]
仮に第44回総選挙で、「岡田民主党」を選んでいたら、とっくにこの法律は制定していたでしょう。
さあ、一太さんあなたの「民主党政権への2つの要望」は大丈夫そうですよ。
【世耕弘成さんもブログで“下野覚悟”か?】
一方、参院議院運営委員会理事の世耕弘成(せこうひろしげ)さんは、ブログ「世耕日記」の中で、「6月9日」のエントリに次のような文章を寄せました。
(引用はじめ)
国会図書館を視察。漫画も含めた雑誌まで蔵書しているため、地下8階まである書庫がいっぱいの状況だ。
石橋湛山文庫に収納されていた祖父世耕弘一が、総理を(わずか2ヶ月で)辞任した直後で入院加療中の石橋湛山元首相に宛てた手紙を読ませてもらった。
「もう一回がんばりましょう」と励ましている。つい今の自分の気持ちに重ねて考えてしまった。
[引用おわり=()は私が補いました]
昨年7月29日の第21回参院選“逆転の夏”の一人区で勝ったのは一太さん、世耕さんら3人だけ。
この「YSコンビ」は、①選挙に強い②議会運営にたけている③政策に強い(世耕=情報インフラ、一太=外交)④最大派閥所属⑤総裁派閥所属。
いまや参院自民党は84人しかいません。
「野党・自民党」は一太・世耕コンビが立て直すしかありません(深刻な人材難です)。
でも、一太さん、世耕さん、大丈夫ですよ。
自民党下野→民主党政権が安定成長したときのあなたたちの代表質問に期待しています。
どうぞゆっくりとご充電ください。
関連エントリ1月9日付
【赤坂議員宿舎拒否】民主・石川知裕議員がパンツ丸出しで「東京ホームレス代議士」と報じられる
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