(このエントリーの初投稿日時は2015年3月12日午前7時)
どういうわけか、平日にしては久しぶりにIP(UU)が1000を割り、PVも4000強になってしまったので、テンプレートを前に戻しました。私はスマホを持ったことが無いので、Twitterのまとめ投稿3エントリーをそのまま表示していたので、スマホから見にくかったのでしょうか。私のプロフィールを、「久しぶりにパソコンを使ったのでようやく見ることができた」との声もありました。今度、スマホを借りて、gooブログは当ブログの見え方を検討してみたいと思います。
なお、前のテンプレートでは表示されていなかった、通算PV。これは今計算すると、連休前後には、1250万PVを突破しそうです。安保法制の再整備法案の提出前には、1250万PV突破のお祝いをしたいところです。
【平成27年2015年3月11日(水)衆・財務金融委員会】
古本伸一郎さんら民維共野党3党の質疑2巡目。その後、関税法および関税暫定措置法の改正法案(189閣法4号)が趣旨説明されました。平成27年度税制改正法案の政府案(189閣法3号)、民主党対案(189衆法4号)と3案が、おそらく金曜日に採決されることになりそうです。ただ、現時点で、参考人質疑と総理入り質疑は開かれておらず、そうとう窮屈な日程になってきました。
古本さんの質疑では、与党経験や長年の野党税調事務局長の経験を踏まえた、目から鱗の話がありました。
冒頭、2012年6月の社会保障と税の一体改革3党合意について、「野党・自民党が負の遺産を一掃しようとしたからだ」と語りました。私は思いました。戦前の二大政党制がバラマキ合戦になり国の債務を拡大させて戦争の遠因になったのはたしかです。ただ、古本さんの理論ならば、バブル崩壊後の早い時期に二大政党制になっていれば、野党第1党(政権準備政党)の協力で、財政再建がしやすくなっていたかもしれません。選挙で勝つかどうかは、相対的な世界で、小選挙区の数だけ現職議員が誕生することに変わりはないのですから。
古本さんの質疑に戻って、おととしは民主党下野後も3党協議は機能していました。その際には、民主党は(1)寄付金控除対象を(NPO等だけでなく)大学法人にも拡大する(2)
給与所得者の支出控除枠を拡大する(3)接待交際費の損金算入を中小企業だけでなく大企業も含める(4)教育のみならず結婚・出産・子育ての贈与税の非課税額を1500万円まで拡大するーーなど4点を提案したことを明らかにしました。これを聞いて私は驚きました。27税制改正の贈与税非課税の拡大に私は反対でしたが、民主党が提案していたとなると、少し話は変わってきます。税制改正の議論にはかなりの部分クローズドで展開すべきですが、当時の民主党税調会長で、反岡田派の巨頭、松本剛明さんは情報公開マインドが乏しく、ここまで25税制改正における「最後の3党協議」の内容が公開されることはなかったようです。
古本さんの質疑に戻って、平成24年税制抜本改革法(社会保障と税の一体改革法)の検討事項となっている複数税率(軽減税率)について、物品税の復活になるとして強く反対しました。古本さんは具体的な事例として、レコードでも、「およげたいやき君は課税で、黒猫のタンゴは非課税だった」とし、麻生財務相は「軍歌は非課税だったらしい」と応じました。古本さんは「毎年課税か非課税か議論することで、自民党は企業献金を受けたり、パーティ券を買ってもらっていたのだろう」とし、民主党はそのようなことは絶対にしない、と断言しました。
3党合意にある、「簡素な給付措置」について、「臨時福祉福祉給付金を毎年やることで歩み寄ってもいい」と3党合意実務者としてははじめて、臨時福祉給付金の恒久化による歩み寄りを提案しました。具体的には、2016年1月のマイナンバー付与による給付つき税額控除の実現まで、とみられ、かなり重要な提案です。
維新の党の伊東信久さんは「医学部に通いながら(将来の病院経営のために)簿記学校に2年間通い、日商簿記2級をとった」と語りました。麻生財務相は「簿記で借方貸方が分からないまま頭が固くなった人に比較貸借対照表といっても、何と何を比較していいか分からない。日本では全日制普通科高校でも教えてくれない。どこかで教えたらいいと思っている」と答弁しました。
共産党の宮本徹さんは「研究開発税制(法人税損金算入)は一部の大企業に特定しており、租税特別措置透明化法による適用状況報告書では企業名は匿名だが、有価証券報告書をみると、トヨタ自動車が1億円だと、確認できる」とし、「我が党の機関紙、赤旗によると、武田薬品工業、デンソー、キャノン、JR東海が突出している」と、トヨタ自動車から自民党への企業献金0・6億円を問題視。財金委で存在感を誇った、佐々木憲昭前衆議院議員の後継者としての存在感を見せました。
民維共野党3党の持ち味が持ち場所で発揮されながらも、政権担当能力のある民主党と自民党の責任政党ぶりも感じさせる質疑となりました。
【同日 衆議院経済産業委員会】
野党筆頭理事が、中根康浩さんに交代しました。
続いて、宮澤洋一さんが、経産相、原子力災害・廃炉相、原子力損害賠償相、産業競争力相として、所信表明演説をしました。この後、公正取引委員会の事務を担当する大臣として、山口俊一内閣府特命相があいさつあいました。以前から、公取は内閣委ではなく、経産委の所管になっています。この後、経産省と内閣府の副大臣・政務官があいさつ。つぎに杉本・公正取引委員長(昭和49年大蔵省)と、宮越・公害等調整委員会委員長の説明がありました。
【同日 衆議院国土交通委員会】
野党筆頭理事が、伴野豊さんに交代しました。
太田昭宏国土交通大臣の所信表明、副大臣・政務官による予算案説明やあいさつがありました。
tag (宮崎信行)
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