
自民党幹事長から、第1次福田改造内閣の財務相に転じた伊吹文明さん(京都1区)が6日付朝日新聞の5面でインタビューに答えています。
「ざっくばらん」という題字(ワッペン)が入った記事なので、思わず見過ごしてしまいそうですが、私は重大な発言がこの記事にあると思います。
朝日記者の質問に答えて、伊吹財務相は、
(一部引用はじめ)
--消費税引き上げは、2009年度に基礎年金の国庫負担割合を引き上げるための財源としても想定されています。
「国庫負担引き上げには2兆3000億円いる。どんな財源で対応するかは、主権者(国民)の意向を聞いてみる」
--来年9月までに実施される総選挙ですか。
「国民に尋ねるなら、総選挙になるのでは。その結果によって(増税に必要な)税法を(国会に)出していく」
(一部引用おわり)
これからすると、自民党は第45回総選挙に「消費税率引き上げ」を争点とする。それで勝てば、「消費税率引き上げ」を盛り込んだ税制関連法案を提出する、という発言と受け取って間違いないでしょう。
自民党政治というのは、財務相がこう発言しても、自民党政調会にある税制調査会だとか、派閥のオヤブンなどの声で、不透明な政策形成過程でモノゴトが変質していき、よく分からないまま選挙ではイメージ勝ちしてしますのがここ53年間の常です。
インタビューの最後に伊吹さんは、所得税と法人税の減税について聞かれ、
「財政規律(プライマリー・バランス)の問題が起こってくるので、現実問題として難しいだろう」として、消費税引き上げを優先する考え(“財政再建派”)を示しました。
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