宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【自民党】「薗浦健太郎代議士に報告した」と公設秘書が東京地検特捜部に話す、政治資金規正法問題で

2022年11月30日 06時42分11秒 | 自民党
[写真]自民党の薗浦健太郎衆院議員、3年前の2019年2月、自民党大会ホテルで、宮崎信行撮影。

 自民党の薗浦健太郎衆院議員の政治資金規正法にもとづく政治資金収支報告書(千葉選管提出分)に不自然な記載があることが分かりました。

 政治資金管理団体の「新時代政経研究会」の会計責任者は、公設第一秘書と同じ名前(大谷勇人氏)。そして、「そのうら健太郎後援会」という別の政治団体の会計責任者をつとめています。

 報告書に記載されたパーティーの記述を2つ紹介します。

 「そのうら健太郎後援会」が令和元年9月9日に選挙区内の「浦安ブライトンホテル」で開いた「そのうら健太郎国政報告会」は317万円を売り上げ、開催費として314万円を支出としたとしています。選挙区内のパーティーが有料制なのは珍しいケース。

 「新時代政経研究会」は令和2年11月18日にホテルグランドアーク半蔵門で「薗浦健太郎君を励ます会」を開き、1012万円を306者から売り上げたと記載しました。こちらは逆に、自民党議員としては少ない印象です。

 これらを含んだ政治資金パーティーの売上高が正しく報告書に記載されていない疑いがあるとして、東京地検特捜部が捜査していると、けさ2022年11月30日付の朝日新聞が1面トップで報じました。時効ではない4年間におよそ4000万円の不記載があるとして捜査しているようです。

 秘書は「薗浦代議士に話した」と供述しているようです。

 薗浦さんは麻生太郎さんの元秘書。「相対的貧困率」という言葉が初めて出た「こどもの貧困対策法」の議員立法で超党派の発議者になりました。

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