約６年半ぶりのそれも２兆円規模での思い切った為替介入である。急激な円高に歯止めをかけ、投機筋に痛手を与える一撃だった。単独介入ゆえの限界はあるが、いざという時にはやる、という国の意志を明確にし、チャレンジの精神を発揮したことには意味がある。なぜなら今の日本に最も欠けているのがこの「挑戦の意志」だからである。新分野の開発を身上としてきた一流商社でも、最近はリスクのある案件は役員会でほとんど通らず、第一線はやる気をなくしているという。 　上海万博でも、学ぶべきものがあると聞けば、中国の青年たちは日本館に何時間も待って入場するそうだ。その熱心さに比べると、日本の学生たちは海外留学のチャンスにもほとんど関心を示さなくなった。そこそこの生活ができているので、勝手の分からないところで苦労することはない、というのである。 　しかし、未知の挑戦にこそ発見の喜びがあり、自分の中に隠れていた力が発揮されること

自転車blog[lumia on the Saddle]スマートフォン,GPS,デジカメ,をフル活用したロードバイクの走行記録 スーパーマップルver10が発売されているので買おうかどうしようか検討しているときにこのソフトを見つけました。Windows Mobile 5/6/6.1で動作可能でPC版もあります。 gpsvp - Project Hosting on Google Code このソフトの特徴は以下の通り 地図がきれいで常に最新データ 地図データはGoogleMapの地図、衛星画像またはMicrosoftの地図サイトを選ぶことができます。SuperMappleもがんばってはいるが、見易さではGoogleMapの方が上です。しかもオンライン地図なのでデータが常に新しい メモリ内のデータを使える これがこのソフトの一番の特徴。このソフトで一度、走行予定近辺の道路を表示させて、キャッ

虫明功臣先生（むしあけかつみ、東京大学名誉教授）は、本体着工寸前でストップしてしまった八ツ場ダムの建設問題では、これまで群馬県議会をはじめ、衆議院の委員会に招かれて意見を述べ、さまざまなデータを示してダム建設の有意性を説明して来られました。 先生は、東京大学工学部の学生時代には高橋裕ゼミに学び、全国の河川を調査し、治水や利水のあり方について研究してこられたとのことです。その後、数多くの業績を積み重ねて来られ、現在では水文学、水資源工学の分野において我が国を代表する学者の一人としてよく知られています。 今回は、その虫明先生に、学生時代からの河川研究について語って頂くとともに、ダムや河川が抱える問題ついて、また今注目されている八ツ場ダム問題も含め、幅広くお話を頂きました。 （インタビュー・編集・文：中野、写真：廣池） 中野： まずどういうきっかけで河川研究の道に入られたのかから伺います。 川に

日本酒メーカーの松瀬酒造は今年、創業１５０周年を迎えた。６代目当主の松瀬忠幸社長は、日本酒需要の長期低落が続く中、「自分らしさを貫いた酒造りと海外をも視野に入れた地道な販売網の拡大で活路を開く」と強気の姿勢を示す。　平成４年、酒税はそれまでの特急、１級、２級の級別制度からアルコール度数によって税率が決まるようになった。同時に登場したのが原料、製造方法の違いが生み出す吟醸酒、純米酒、本醸造酒などの「特定名称酒」と従来の１級、２級を引き継いだ「一般酒」。　同社は、このうちの特定名称酒を生産・販売しており、松瀬社長が自社の先行きに強気な理由のひとつは『松の司』ブランドによる「原料米と仕込み水にこだわった丁寧な手造りの酒造り」にある。兵庫県・灘や京都府・伏見の酒どころにＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）供給するのではなく、年間生産量７２０ミリリットル換算で約２５万本と規模は小さいながらも、あくまで

それにしても今朝の朝日の菅原琢インタビューへの一部ネット民の吹き上がり具合が笑えて仕方がない。おまえらどんだけ選民意識強いんだよ。アホか。約12時間前 webから10人がリツイートshinichiroinaba稲葉振一郎http://twitter.com/shinichiroinaba/status/24726440577「おまえらどんだけ選民意識強いんだよ。アホか」・・・ああ、あの、ひたすらに他者に対して攻撃的になるしか能の無い、→簡単に「景気」「経済成長」を潰してしまう日本人の「世間知」けしからん！→「世間知」に負けてしまう政治と日銀けしからん！とギャーギャー喚き散らして済ませる2010-08-30■[アホ文化人を退場させられない理由]シバキ派＋無責任＝リフレ派（ネットリフレ派）＝『ＴＶタックル』『委員会』脳　id:HALTAN:20100830:p1常に自らを「神」の視点に置いて吹

自民党の大島理森副総裁（左から２人目）と握手を交わす民主党の岡田克也幹事長（中央）ら。「ねじれ国会」では厳しい対応を迫られ、苦境に立たされる場面も予想される＝１７日、国会内（酒巻俊介撮影） 「どうもおめでとうございます」（自民党副総裁の大島理森）　「はっはっ…。おめでたかあないです」（民主党幹事長の岡田克也）　菅改造内閣の布陣が発表された直後の１７日午後、国会内の自民党控室。就任あいさつに訪れた岡田の返答に、自民党幹部らは「ウソでも元気なふりをするもんだ…」と腹の中で笑った。　同行した前幹事長の枝野幸男は、幹事長代理として岡田を補佐すると伝えた。枝野は参院選大敗の責任者だ。大島は痛烈な一言を浴びせた。　「ああそう。そしたらまた選挙負けるよ！」　岡田は苦笑いして聞いているだけだった。　せっかくの幹事長就任だというのに、岡田からは勢いというものが感じられない。それは今回の幹事長が、野党からだけ

【試練続く菅流経済】（下）「政権運営なめていた。担当能力に疑問」　岩本康志・東京大大学院経済学研究科教授 (1/3ページ) −−民主党の政権交代から１年がたった　「政権担当能力を疑問視せざるをえない。財源のあてがない施策をマニフェスト（政権公約）で掲げ、昨年の予算編成では各省庁の大臣がそれぞれ好き勝手なことを発言して混乱した。あまりに与党としての政権運営を“なめていた”ということだ」　−−税財政面で最大の懸案は　「財政健全化の停滞だ。（政権交代時には）１６兆円分のマニフェスト施策を掲げ、予算の無駄遣いを減らして財源にすると公約した。国は既に巨額の財政赤字を抱えており、無駄削減は健全化に役立てるべきものだ。マニフェストを重視するほど財政が悪化する状況になっている」

菅改造内閣のサプライズ人事といえば、警察の「総目付」役である国家公安委員長に、岡崎トミ子参院議員が就任したことだ。首相経験者の一人は「仰天した」というが、岡崎氏の過去の“特異な”言動を振り返るとそれも納得できる。　岡崎氏は通常国会の会期中の平成１５年２月、ソウルの日本大使館前で韓国の慰安婦問題支援団体主催の反日デモに参加し、韓国人と一緒に大使館に向かってこぶしを振り上げた。このデモに日本の国会議員が加わったのは初めてだった。　岡崎氏は当時、「反日デモではなく、日本政府に謝罪と補償を求めるデモだ」と釈明したが、現場では日の丸に「×印」をつけた看板も並べられていた。このときは、民主党の役職停止処分となっている。　１６年３月には、女性国会議員のメールマガジンで、こんな独特の見解も表明している。

求人がない、１次面接すら受けられない――。就職活動が始まったばかりの高校３年生。企業から学校に届く求人の減少は止まらず、厳しい現実に直面している。 　沖縄・宮古島の県立宮古総合実業高校では昨年は求人が４割減り、今年はさらに１割近く減った。企業の採用活動が解禁になった１６日に面接に臨めたのは、７０人の就職希望者のうち９人だけだった。 　沖縄ではもともと県内求人は少なく、県外求人に頼ってきたが、それも昨年以来激減している。今春、３年生の２割にあたる約３０人の生徒が進路未定のまま卒業した。半数近くが宮古島に残りアルバイトなどで働いているという。進路指導を担当する宮国律子教諭は「こういう状態が続けば、不安定な身分の若者が年々増えていくのではと心配だ」と話す。 　求人倍率の落ち幅が最も大きかった東京。都立荒川商業高校で進路指導を担当する山本幸生教諭は「去年も悪かったが、さらに求人が７、８割に減ってい

パートや派遣として働く若い非正規労働者が交通事故で亡くなったり、障害を負ったりした場合、将来得られたはずの収入「逸失利益」は正社員より少なくするべきではないか――。こう提案した裁判官の論文が波紋を広げている。損害賠償額の算定に使われる逸失利益は「命の値段」とも呼ばれ、将来に可能性を秘めた若者についてはできる限り格差を設けないことが望ましいとされてきた。背景には、不況から抜け出せない日本の雇用情勢もあるようだ。 　　　　　◇ 　論文をまとめたのは、交通事故にからむ民事訴訟を主に担当する名古屋地裁の徳永幸蔵裁判官（５８）。田端理恵子裁判官（３０）＝現・名古屋家裁＝と共同執筆し、１月発行の法律専門誌「法曹時報」に掲載された。 　テーマは「逸失利益と過失相殺をめぐる諸問題」。若い非正規労働者が増える現状について「自分の都合の良い時間に働けるなどの理由で就業形態を選ぶ者が少なくない」「長期の職業キャ