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前回は、わが国の生活保護の根拠、現状を見た上で、他の先進諸国の制度と比較し、(1)保護率が低い、(... 前回は、わが国の生活保護の根拠、現状を見た上で、他の先進諸国の制度と比較し、(1)保護率が低い、(2)捕捉率が低い(3)扶養義務の範囲が広い、という特徴を確認した。 今回は、こうした実態を踏まえた上で、貧困への対応を個人や家族に任せ、政府の関与が著しく小さいわが国にあって、現行の生活保護が抱える問題点とその改善策について検討してみる。 過去最多を記録した受給者数 リーマンショック以降、生活保護受給者数の急増が報道されているが、先日、厚生労働省が公表したところによると、今年3月時点の全国の生活保護受給者は前月の209万7401人から1万695人増加して210万8096人となった。この結果、2011年度の月平均受給者数は206万7252人(概数)で、過去最多を記録した1951年度の204万6646人を上回った。厚労省によれば、こうした増加の一因は、貧困高齢者の増加であるとのことだが、景気の低迷
2012/06/29 リンク