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週末、某所に籠る。終日軟禁状態で二泊を過ごすため、さて何の本を持って行こうかとあれこれ物色し、な... 週末、某所に籠る。終日軟禁状態で二泊を過ごすため、さて何の本を持って行こうかとあれこれ物色し、なんとか決まりかけたところへ畏友武藤康史の新刊『文学鶴亀』が届く。鞄に入れかけた本を本棚に戻し、『文学鶴亀』を仕舞い込む。二段組330頁、相手にとって不足はない、いざ見参。 緒言に曰く「この二十年ほどのあひだに書いた文章を劉覧に供したい」の言葉どおり、旧くは「すばる」86年3月号に掲載せられた「牧野伸顯」より近くは2005年「東京新聞」夕刊連載の「日本語探偵帖」まで、「書物を読めばその一文一文、一語一語に惚れぼれし、朗読を聞けば間や息づかい一つひとつに惚れぼれし、芝居に行けば科白の一言一言に惚れぼれし、映画館に入ればカメラの一挙一動に惚れぼれする」と帯文に柴田元幸の書く「その惚れっぷりの深さ、律儀さ、熱心さ」に「惚れぼれ」しつつ卒読する。二十年待った甲斐があった。 武藤康史には過去に『国語辞典で腕