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◆伊藤一彦・選 最優秀 奄美の山に白い蛍と星が降るわれらは「さよなら」をもつひかり 横浜市 谷口菜月... ◆伊藤一彦・選 最優秀 奄美の山に白い蛍と星が降るわれらは「さよなら」をもつひかり 横浜市 谷口菜月 優秀 棲(す)み分けが出来ず戦争するヒト科 吾(われ)は散歩路熊にゆずらむ 江別市 海老澤基 思い出すたびなめらかな骨のようトラウマは話せるまでになり 取手市 奥山いずみ 短歌の大切な伝統である「自然詠」が今少なくなっているが、谷口さんは自然をテーマに多く歌っている点で注目した。掲出歌は、有限の命の蛍を山と星に荘厳させ、蛍と同様に有限のわれわれを<「さよなら」をもつひかり>と受容浄化している。破調の文体も若々しい。一方で谷口さんは<想(おも)ってるけれど一緒じゃなくていい そう、散居村(さんきょそん)のような心で>と定形の秀作も詠んでいる。 世界に目を向ける海老澤さんの作は下の句が深い説得力をもつ。奥山さんの作は「骨」の比喩を巧みに生かした現代の心の歌である。