マイケル・サンデル「左派が恐れる“愛国心”を右派はきわめて有効に政治利用してきた」 | 「国境」と「移民」に代わるアイデンティティが必要だ

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マイケル・サンデル「左派が恐れる“愛国心”を右派はきわめて有効に政治利用してきた」 | 「国境」と「移民」に代わるアイデンティティが必要だ

30年ほど前、ハーバード大学教授のマイケル・サンデルは1990年代の“黄金の仮面”に隠されたものを暴いた... 30年ほど前、ハーバード大学教授のマイケル・サンデルは1990年代の“黄金の仮面”に隠されたものを暴いた。冷戦終結後に訪れた繁栄と陶酔の仮面をはぐと、そこには不安があふれていた。サンデルの耳に届いたのは、エリート層が推進するグローバル化に反対する人たちの声だった。彼らの意見を集めて1996年に出版されたサンデルの著書『民主政の不満公共哲学を求めるアメリカ』（勁草書房）は、古典として読み継がれている。いまこの本を再読すると、すでに現在の状況を予感させる記述がいくつも見られる。また、サンデルは2020年に出版した著書『実力も運のうち能力主義は正義か？』（早川書房）のなかで、能力主義を解体し、生まれや環境の平等が欠如していることが真の能力主義の普及を妨害している、と指摘する。能力主義が生んだ格差によって大きな被害を受けた労働者階級が、怒りを覚えるのは当然だ。サンデルは『民主政の不満』

petronius7 日本においては「愛国心」てのは「お前ら俺に都合よく動け」とほぼ同じ意味で使われます。与党が神聖売国党ですからね、たまに活入れないとメッキが剥げちゃうんですよ…

2023/07/02 リンク

kamiyakenkyujo 日本共産党は戦後から「対米従属の打破による民族独立」を掲げ「愛国の党」を看板にしてきたナショナリスティックな党だった。主張の核は変わっていないのにこの角度での打ち出しが弱まっている気は確かにする。

tuzuraori 「国境なき世界」はフランスで起きていることを見れば幻想だという事が証明された。イスラムも共産主義も棲み分けて生きるのがお互いの幸せにつながる。世界を一つにしないことが真の多様性だとおもうね。

ffggmm 後半に書いてあるけど、経済的に結びつけば戦争は起きない、という説が崩されたのがデカい。たぶん、だからこそ愛国心が取りざたされるようになったし、左派は別の平和への道筋を示す必要が出た。

dimitrygorodok 愛国心を盾に人類がナニやらかしてきたか振り返れば左派が抑制的なのは当然。利己的な傾向の「愛国心」ではなくより平等な人権に根差したものを重視してる。右派もいつまでも視野狭窄で忘れっぽいのでは困るなぁ。

augsUK 本邦の左派政党は『日本代表は勝っちゃうしで残念』と公言してるレベルなので、かなり素朴なレベルから愛国心を醸成できるはずがないよね。米国のリベラル政党と比較しても相当の差がある。

mahal 国家と民族って、メンバーシップ獲得の努力を要求しないから強いんたけど、それに対する人権活動もまた「born this way」的な生得性を訴求する感があり、その方向性自体が国家と民族の相克という目的とは矛盾しそう…

sds-page 日本においては「リベラル」てのも「お前ら俺に都合よく動け」とほぼ同じ意味で使われてる。しばけば自分の思い通りに動くと思ってる戦前の軍隊的思考から一歩も成長していない

napsucks 左派による批判も愛国心によるものであることは概ね間違いないが、愛国心の概念が右派によって穢されてしまった現状では積極的には打ち出しづらい代物に成り果ててしまった

by-king ドイツの左派政党は国を守るための武装を否定しないし、アメリカの左派勢力だって軍隊の必要性は認識している。そんななかで日本の左派はアレなのでここで指摘されているよりもっと深刻な欠陥を抱えている

2023/07/03 リンク

tick2tack “国民は、民族としての強いアイデンティティと共同体意識をほっしています” 左派はこれに対応できずポピュリストにつけこまれると。

2023/07/16 リンク

confi 記事も見ないでここまで愛国心そのものを否定してるのははてさの本懐やね。もちろん記事にあるような愛国心に対抗できる概念も作らないでフェミ規制してヘイト撒き散らして周りを攻撃するだけ。

2023/07/05 リンク

quelo4 “サンデルは混迷する左派に「不快メッセージ」、①民主的統制をしやすいよう経済システム再構築、②愛国主義受け入れ…サンデルは、国民皆保険や公平税制等の概念に共同体的感情を付与した「新しい愛国主義」提唱”

Courrier

horaix 日本の左派のナショナリズム忌避に一定の歴史的経緯があるのは理解するけど、そういう連中が中国や韓国のナショナリズムは全肯定してきたんだから、今日まともに評価されないのは当然だと思う

tribird 結婚し、少子化の我が国を守りたい愛国心で子どもをこさえたけど、子どもに癒やされ、子どもの将来を憂い、その命を守りたい一心で国に物申す様になる人も居るよね。きっと。

Domino-R これは米国の話。彼が言う程度の「リベラルな愛国主義」は日本では既に成立しており、特段の問題ではない。日本において問題は「経済の統制」の方で、政治が「ポピュリスト的な壁と恐怖」でそれをやろうとしてる。

preciar 少なくとも、国の代表を選ぶための政治活動において「この国も国民も嫌いなんで」って態度を崩さない奴らが多数派になれるわけないじゃん。なら国連に就活でもしてろって話なのよ

goadbin ブコメの日本国内左派の歴史的経緯については知っているが、少なくても冷戦終結後の左派が日本の愛国という概念を明らかに忌避しているのは明らか。さらに醜悪なのが日本批判のために他国な愛国を利用したこと。

myogab 日本の戦後後左翼は、例えば時代劇を使った似非伝統として民主主義的な価値観を愛国心と倒錯させながら涵養してたけど？　で暗黙の価値観を保守と勘違いしてる次世代をも育成。ジェネリック伝統と規格大量生産の相性

余談

ryotarox この図がわかりやすい：▼「世界を上下に分けて下に味方するのが左翼、世界をウチとソトに分けてウチに味方するのが右翼 - モジログ」 http://mojix.org/2010/10/15/matsuo-uyosayo

mekurayanagi “左派は移民問題に言及するとき、国家、共同体、国民として、私たちをひとつに結びつける新しい理念を提示する必要があります。”

IkaMaru それを積極的にやろうとしたら山本太郎の天皇直訴パフォーマンスみたいなのを否定できなくなっちゃうよ。なにしろ右側は総理大臣が天皇にバンザイパフォーマンスをやってるのが肯定的に受け取られてるような世界だ

enderuku 右翼と労働問題は結びついて欲しいわ。ろしかしアメリカ右翼もあまり経済問題に関心があるとも思えない。そのおこりは感じるけど。成果が出るとしたら現役世代が引退する数十年後かね……

ebmgsd1235 恐れるでなく「右派ポピュリスト政治家が提示する狭量で頑迷な排外主義的ハイパーナショナリズムとは異なる独自の肯定的な愛国心、国民皆保険や公平な税制といった概念に共同体的な感情を付与した新しい愛国主義」を

Reinassance 民主主義を壊してるのは現代の資本主義だと思うんだけど、『愛国心』を持つ右派は格差を逆に拡大させるのでは。「アイデンティティとしての共同体意識」はわざわざ提示されなくてもネット時代は自分で見つけられる。

zoidstown “左派政治家は、右派ポピュリスト政治家が提示する狭量で頑迷な排外主義的ハイパーナショナリズムとは異なる、独自の肯定的な愛国心を提示できていません。”

gomaberry サンデルは「格差社会」だと警鐘を鳴らしたって言うけど、格差社会って太古の昔からだよねぇ。当たり前のことを言葉にして言い聞かしてるわけなのかね。この10年ぐらい新自由主義とかいう原始時代回帰みたいなのがさ

yamatedolphin 経済的に結びつけば戦争は起きない、を簡単に諦めちゃうのはゼロイチ思考かなあ。経済的な結びつきが決定的な対立を抑制している効果をそんな簡単にゼロと言い切れないし、イチじゃなければ無意味ってわけでもない。

wildhog 左派って個人主義じゃなくて共同体主義だと思ってるんだけど、その共同体ってとりあえず国じゃないの？そしたらそれ国家主義じゃん。コミンテルンだって各国の共産党がメンバーだった訳で

kamiokando ここで言う愛国主義は、国が国民を愛していると感じられる制度のことだと思う。国民皆保険が無いのはアメリカの悲劇。保険会社が強すぎる。それでももしやるとなれば貧困層からは反対されるだろうし難しい。

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