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「人間は考える葦である」という。ただし、フランスの17世紀の思想家B・パスカルの時代はそれで十分だ... 「人間は考える葦である」という。ただし、フランスの17世紀の思想家B・パスカルの時代はそれで十分だったかもしれないが、人間だけが考えているのでないことは現代の生物・動物学の急速な発展で明らかになった。植物も動物も考えている。 ▲パスカル(Wikipedia、アゴラ編集部) そこで、「人間も考える葦である」と修正すべきかもしれない。ただし、人間の尊厳に執着する人は、「人間は考える最高の葦だ」と主張するだろう。しかし、冷静に考えると、これも少々論拠が心細い。人間は他の動物が犯さない過ちをする。それも繰り返し同じ過ちを犯す。 だから、「人間は考えるが、他の動物がしない過ちを犯す葦である」というのが最も正鵠を射ているのかもしれないが、「考えながら、過ちを犯すのなら、わざわざ“考える葦”と表現する必要性はない」という人が出てきても不思議ではない。 師走を迎え、多忙な日々なのに、なぜ、屁理屈をこねてい
2015/12/09 リンク