
『チ。-地球の運動について-』 第十四話 今日のこの空は
拷問シーンのところはまともに見られませんでした。
オグジーの目がやられそうになった時、
バデーニは資料が残っていると自白しました。
どうせふたりとも最後には殺される。
それでもバデーニはこれ以上の苦痛をオクジーに与えたくなかったのです。
その辛さを自分は知っているから・・
う~ん。
バデーニが資料を残していたとはね。
何が「ご協力感謝する」だ。
ノヴァクから石箱を残したのが12歳の少年だったと聞き、
驚いたけれど納得するバデーニ。
処刑の前に話をするバデーニとオクジー。
バデーニは資料が燃やされたとしても地動説を復活させる予防策を講じていました。
それはオクジーの書いた文章。
暗号的な?すぐにはわからない方法で残したらしいです。
バデーニは初めは自分の名、功績を遺すために研究をしていたのに、
無意味で無価値なことのために動いていました。
オクジーの影響ですよね。
予防策って、あの貧民街の「頭を貸して欲しい」ってあれでは?
上手くいく可能性は非情に低いと聞き、それは素晴らしいと言うオクジー。
「最期に期待のしがいがある」と。
バデーニが地獄の入り口に立ったなと言うのに対し、
「天界の」入り口だと言い切るオクジー。
目に映るのは美しい満天の星。
怖ろしくて空を見られなかった男が、自分の信仰に殉じるのです。
行き先が地獄であるはずがない。
オクジーの言葉でバデーニもだいぶん救われたのでは・・
容赦なく刑は執行されました。
ふたりは火刑にされるのかと思ったら絞首刑でした。
火刑は一番苦しいらしいので・・せめてもの・・
後半はなんと、ヨレンタの元へあの若い異端審問官が来る話でした。
レフは上から言われたことを何も考えずに粛々とやるタイプ。
シモンはそういうふうに考えようと思いつつ、
自分の考え、自分なりの信仰を持つ人でした。
アントニがノヴァクを貶めるためヨレンタを異端に仕立て上げようとしてると知り、
シモンは彼女を逃がします。
シモンは異端審問官になり、教会の信仰に疑問を感じ始めていたのですよね。
彼は信仰は「生き方」だと考えていました。
自分を偽って生きていくのは信仰に反するということかな。
今度はシモンが心配です・・
信仰とは
コメントの投稿