2025-06-17

顕彰馬選考は意外といい感じだという話

顕彰馬の隠れた基準として「10年あたり4頭」というものがある。

これまでの顕彰馬を生年で区切れば、

1930年代生:2頭

1940年代生:4頭

1950年代生:4頭

1960年代生:4頭

1970年代生:4頭

1980年代生:6頭

1990年代生:4頭

2000年代生:6頭

2010年代生:4頭

と、このように概ね4頭で揃っていることがわかる。

ただ来年オジュウチョウサン殿堂入りすれば、10年代は5頭になる。

近年は日本馬の活躍の幅が広がってきたことを考えると「5頭前後」くらいに考えるのがいいかもしれない。

なお、オジュウチョウサン落選したことに反発する向きがあるが、制度として考えればすぐに選出する必要はない。

MLB殿堂入りの話だったと思うが「時間をかけて選考するために初年度の候補には投票しない」という記者も見たことがある。

20年のあいだで最終的に選出されればいいのである

オジュウに限らず、一発選出にこだわるのはファンワガママしかないと心得るべきだ。

それはさておき。

こうして眺めると顕彰馬は出し過ぎもせず出し渋りもせず意外といいペースを保っている。

ファンが言うようにあれも入れろこれも入れろとやっていると年度代表馬と大して変わらなくなってしまう。

それこそ年度代表馬は「10年間で10頭」、いや複数回受賞も考えれば9頭8頭となるのだから顕彰馬が「10年間で6頭」でも多すぎるくらいだ。

顕彰馬はいまのペースで十分なのである

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