内言語つまり思考として連なっていく言葉には「頭痛が痛い」みたいな非文法的な表現も平気で存在する。
ようは漫画の吹き出しみたいな「会話としても読めるような整った日本語」ではないのだ。
そういう意味で漫画とかで登場人物の思考を表す吹き出しはその時点で虚構なのだ。
ようは
「あー、信号黄色だから早く渡らなきゃ、うわ横から人が出てきた、右の車邪魔だな、植え込みが飛び出してる、前に3人がいる左から抜こう。」
とこれは発達障害の5chまとめのコメント欄の引用だがこいつもまたこんな整った例をあげてるあたり内言というものをわかってなくて、
黄色。すぐわたあ人。植え込みが飛び出てる。三人死せ。
ぐらいなものだろう。
不自然な場所で助詞の欠落してることもあるだろう。自分が思考する道具として足りていればいいのだから。
言葉だったものが急、そうでありながら連続的に視覚的なイメージにとってかわっていることもあるだろう。つまり文字と映像の中間の情報形態も脳はその思考形式として平気で扱っていることになる。
言語に起こす以前に感覚的に自明なことは言葉にしないということも起こるので、それを文章に起こせば、歯抜けになっていて文章として体をなしていないものになっていることもあるだろう。運動とかしているときに多いと思われる。
とある魔術で天使等が神の言葉を話そうとするとき人間には意味不明なノイズに聞こえるという描写があるが、内言というものは他人にとってはそのレベルで他人と共有しえない、多くは即興的であるためにそうであると思われる言葉をも平気で扱う。
俺も含めそういう思考を人にわかるように純日本語に翻訳するっていうことは実は大変なことだと言うことがもっと広く知られるべきだと思う。
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