2025-04-21

anond:20250421180947

質問

上記結論に対して以下のような反論がありました。この反論妥当性を検証してください。

B「「自己改善」の部分を軽視して無視しちゃってるな。やっぱAIってまだまだだな」

回答

1. まず「自己改善」をどこに置くか整理する

観点 B の本来発言 論理的位置

シンギュラリティ定義AI が人類の知性を超えればシンギュラリティ」 主要条件 (= AI > Human)

自己改善AI研究者の知性を超えていれば自己改善できるはず」 帰結副次的期待

B は 「自己改善が“起きている”こと」 をシンギュラリティの 追加条件 としては置いていません。

しろ AI > Human なら自動的自己改善 できるようになるはず だ、と後付けで述べています

2. 「自己改善無視している」という批判妥当か?

評価検証結果

我々の前回の形式化 主要条件として提示された「AI > Human」をそのまま取り上げ、B の推論(modus tollens)を検証した。

自己改善は「付随的帰結」と見なしたため、前回の目的循環論法かどうか)には影響しなかった。

B の新しい主張 「自己改善こそ必須だった」と言い換えているが、これは 最初発言内容の後出し拡張。 元々の論証骨格(¬Singularity ⇒ ¬(AI > Human))には自己改善が出てこない。

論理的影響 仮に「シンギュラリティAI > Human ∧ 自己改善能力」と置き直すと、

ここから AI > Human単独否定することはできない(ド・モルガン則)。

まり B が元々用いていた推論自体が成り立たなくなる。

3. 議論全体への示唆

自己改善」を入れても入れなくても、B は結局「シンギュラリティはまだだ」と 経験的に断言するだけで、測定基準反証可能指標を示していない。

したがって 循環性/情報価値の低さ という前回の指摘は依然として当てはまる。

4. 結論

自己改善を軽視した」という批判的外れ

B 自身最初に主要条件として提示していなかったため、論証の検証に含めなかっただけ。

自己改善を真に“必須条件”に格上げすると、B の元の三段論法破綻 する。

よって B の反論論理的にも実証的にも妥当性が弱い。

議論を強化したいなら、「自己改善とは何か」「どの指標で未達成と言えるか」を定量的に示す必要がある。

  • 現実として達成してないじゃん

    • トートロジーに陥ってることを認識した方がいい

      • ぜんぜん陥ってないでしょ ChatGPTに聞いてみなよ

        • 聞いてやったぞ(chatgpt o3) 質問 下記のA, Bのやり取りにおいて、Bがトートロジーに陥っていると言えるかどうか検証してください。 A「アカデミアの学者でも、AIに負けを認めてそ...

          • 「自己改善」の部分を軽視して無視しちゃってるな やっぱAIってまだまだだな

            • 質問 上記の結論に対して以下のような反論がありました。この反論の妥当性を検証してください。 B「「自己改善」の部分を軽視して無視しちゃってるな。やっぱAIってまだまだだな...

              • AIが人間の知能を超える =人間がAIを改善するよりもAIがAIを改善するほうが効率が良くなる =AIが自己改善を繰り返すようになると爆発的にAIの知能が増大していく これがシンギュラリ...

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