2024-12-27

anond:20241227011921

ブコメが気になったので

参照先のWikipediaだが、本文では「朱肉は水銀使用」と書いてあり、ノートでは「今時、んな訳ない」と書かれている。やっぱりWikipedia嘘八百

まず、朱肉の来歴を語るのに辰砂の存在は不可欠であり、最も長い間使われてきた硫化水銀が真朱であることは欠かせない。そのうえで近年鉄・モリブデン等の化合物に置き換わってきていることも書かれている。過不足は無いように思う。

ノートで書かれている内容についても確認したが、既にリンク先は失われており楽天配下印章店と思われる。インターネットアーカイブ確認した内容によれば

本当の朱肉は硫化水銀顔料とし

現在では染料を用いた似非朱肉が主流

しか書かれておらず、本文の内容を大きく否定するものではない。また、印章店であっても「硫化水銀毒物」といった誤った表現をしている店舗も多くあり、専門店であることと化学的な専門知識の有無とは関連性がない。

主に印章に使われた硫化第二水銀物質として非常に安定しており、毒性を持っているが体内に摂取されてもなかなか吸収ができないため現実的な毒性は低い。有機水銀メチル水銀との混同、あるいは燃焼・気化した状態での高い毒性などが混同されたものと考えられる。始皇帝のように長期に渡って安定していない状態の天然辰砂を摂取したのなら話は別だが。

代替品への置き換えが進んだ理由は、使用時の安全性への配慮ももちろんあるが、最大の理由製造工程時の法規制に適う環境負荷対策とそのコスト

記事への反応 -
  • 一般的な朱肉ってこんな感じ。 https://www.amazon.co.jp/dp/B0DQ1M2SZN/ 思うのだが、朱肉という商品の定番がこういう形状なのっておかしくないか。 ・ふたが、かちっと閉まらない。そのため、...

    • 朱肉は高濃度の色素を少量の油で練り込んだものなので、大抵のプラスチックは染みつき漏れる。 染みつくのを防止するには 1:色素を減らす。(やすっちい色になる。ポリプロピレン...

      • ブコメが気になったので 参照先のWikipediaだが、本文では「朱肉は水銀使用」と書いてあり、ノートでは「今時、んな訳ない」と書かれている。やっぱりWikipediaは嘘八百。 まず、朱肉...

        • そういう意味では今売られている朱肉は朱肉もどきであって朱肉ではないのよな

      • うおおー、面白い!Wikipediaのリンク先もすげー面白くて勉強になった! ありがとう😆💕✨

    • 契約などの超重要な局面でネジが噛み込んで使えない方がリスクとか?

    • 増田が「蓋が外れる!」という例に挙げてる前者の朱肉だけど、説明に「蓋がネジ式」って書いてあるからカチッと閉まる系の朱肉では?

      • だんだんと君の言わんとする事がわかってきましたよ つまり君はこういいたいんだろう?   医者はどこだ?

    • シャチハタじゃダメなんですか?

    • 朱肉にはカッコよさが必要なんだ 蓋付きってなんかカッコ悪いもの

    • 契約書のハンコは重要なんだからちゃんとした朱肉で押さないとだめでしょ

    • ネジ式いくらでもあるだろエアプ

    • 持ち運ぶ前提ではなく卓上に据え置くものなのでそうなっている。コップを逆さにしたらこぼれるじゃん、なんで蓋がついてないの?というアホと同じ。

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