2024-12-14

人生みたいな夢見た

俺の人生そのまんまみたいな夢を見た。

夜だというのに大学構内は忙しなかった。翌日の文化祭準備のために多くの生徒が遅くまで残っていたから。

資材を運んだり、組み立てたり、雑談したりと、大学カオス空間に変貌していた。

一方、俺は、とくに団体所属していないので広い教室にひとりだった。帰っても良かったんだが、寂しかったので、やることもないのに無駄に残っていた。

手持ち無沙汰に耐えかねて、校舎を回ることにした。その棟は騒ぎの中心からはすこし離れて、マイナー文化祭への熱量の乏しい団体展示が集う比較的閑散としたところだった。

暗い校舎を歩いていると、どこかの団体の一室で三人の女性が熱心に話していた。熱心に話していたというか、レズセックスをしていた。

見てはいけないと思って通り過ぎようともしたが、好奇心と下心には勝てなくて盗み見していると、彼女らが中学同級生たちだと気づいた。彼女らとは好きだったわけでも、友達だったわけでもなく、なぜこの夢に出てくるのか不思議に思う。ただ、俺は中学に馴染めず疎外されていたように感じていたから、その孤独を思い出して少し悲しくなった。

彼女らは情事に耽る。俺のことを見ていないのは昔と同じだ。だから俺はちょっとだけでも俺のことを見て欲しくなり、わざと物音を立てて存在を示した。

彼女らは一斉に俺のほうを見て、三人のうち少し仲良かった時期のある一人がばつの悪そうに話してくる。俺は彼女らの行いを責めて、気まずさを誤魔化そうとした。すると彼女適当に謝り、俺を追い払った。その場を去る俺の背後で、また情事が始まった。

その後、お笑いサークルの友人二人に出会った。俺の記憶にない、夢の中だけの想像上の人物だ。彼らのセンスは一級品で、友人も多い。いわゆる一軍だ。暇な俺は彼らの配信設備の準備を手伝うことにした。

しばらくお笑いサークルの部室で、準備をしつつ楽しい時間を過ごしたが、夜になると彼らはどこかへ去っていった。仕方ない。彼らは多忙なのだ

多くの人に囲まれて去っていく彼らを尻目に、俺はお笑いサークルの部室に取り残された。

以上。これだけ。

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