高額な本をAmazon等を利用し流通させているようにみせかけた上で
国立図書館に納本し,代償金をせしめているのではないかという問題について。
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/deposit/preservation.html
納入される資料は「毎週」1万点以上であり,どう考えても精査は不可能です。
また、出版点数が少ない学術書などで定価が万を超えることはザラであり,
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/deposit/qa05.html
「社史・団体史等の自費出版でも、相当の部数を作成し配布されているものは納本の対象」という規定が既にあります。
具体的な数字を決めてしまうのは柔軟な運用を困難にするため,このような改善は不可能であると考えられます。
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/deposit/qa05.html
「ホチキス止めなど簡易綴じのもの、広く一般に公開することに支障があるものなどは、納本の対象とはなりません」とあるように,
同人誌であれば,ISBNを全てに振っている暗黒通信団の資料があるということは有名です。
国立国会図書館の使命は,国内外の資料・情報を広く収集することです。
罰則があるにも関わらず,大手出版社であっても納本されていない資料というのは
資料が集まらなくなるようにする方針は前述の使命と反しており,そうできるものでもありません。
そもそも現時点でも納入漏れが多く,督促事務に多くのコストが割かれているのが現状です。
自分が好んで参加するイベントと,国による納本は同じレベルで語れるものではありません。
「国による搾取だ」といった反発が頻発することが容易に推測できます。
当該の出版社に支払った金額の返還を求めるという」という方針はあるそうです。
周りの凸によって当該者が根をあげるかどうかが肝とは考えられます。