ハフィントンポストの「ドイツ人は1か月休むのが当たり前、部下が1か月休める環境を整えるのが上司の仕事」という記事を見て思い出した話。
数年前に亡くなった柿沢こうじ衆議院議員は元大蔵官僚なんだが、彼が著書(霞が関の大蔵官僚はドブネズミの・・・という長いタイトル)で開陳していたエピソード。
大蔵官僚達が「諸外国の役所では、どうやって省益を拡大してるのか、そのノウハウを吸収しよう」と海外視察団を組んだのだが、
「なぜ省益を拡大する必要があるんですか?」と逆質問されて、柿沢氏達は返答に窮したらしい。
反論にならない反論を柿沢氏が試みてみたが、
「そもそも、部下をキチンと定時に帰さないと、上司の監督責任になります」と返されてしまい、
たぶん、デンマークの全役所あわせて大蔵省規模程度なんでしょうから、多分図体の小ささからという点でも省益という発想はあんまりないんでしょうね。 とはいえ、セクショナリズム...
出羽の守は感心しないっすな。 相手の長所を見習うのは良い事だけど、それが本当に長所なのか、他の国で真似しても長所として成立しうるものなのか、を精査する必要があるでしょう...