- Date: Thu 28 10 2021
- Category: Songs2
- Response: Comment 4 Trackback 0
River Yenisei (オリジナル) オーディオストック(AudioStock)その後(4)
ギターで作ってみたいのだけど?というブログへのコメントに、オーディオストックはまず音質ありきなので、ギターのような雑音に弱い楽器では難しいと思いますよ、と返信したことがありました。
それならギターで要求音質をクリアー出来るかどうかやってみよう、というのが今回のテーマでした。やるなら徹底しようということで、ギターとベース両方を弾いて録音することに。ついでにギターエフェクターNUX MG300 も使おう。このブログで、音質はとてもいいのだけどやや誘導ノイズに弱いと書いたので。その後、ACアダプターによってノイズ量が左右され、良質なアダプターではほとんどノイズが気にならないということがわかりました。
ベースはしまいこんでほとんど練習しないので、ベースラインを考えるのに少しかかってしまったよ。
そんな経緯で、最近審査を通った自作曲を。聞きながらお読み下さい。
※AudioStockという謎の声は、無断ダウンロードを防ぐために自動的に入るものです。
※このサンプルリンクは、かなりコンプレッションされていて、販売用に比べて音質が低下しています。
以前、オーディオストックを初めてやった時の感想を3回に分けて書きました。その時点では、オーディオストックをやっていくかどうか決めてませんでしたが、その後、ぽつぽつと曲をあげています。
今回は感想の続編です。
【その後、曲をアップしてみようと思った理由】
(1)(エンジニア面での)技術が、どの程度通用するのか判断できる
「オーディオストック、難しい」で検索すると、何度送っても落選する話が沢山出てきます。
音質の審査が、アマレベルにしては相当厳しいというのが原因です。
でも審査を通過している人が、既に1万人位いる(1/3位はセミプロ以上のようですが)ということは、今やアマチュアでこの水準の人が世の中に沢山いるということでしょう。
音楽を聞く人が皆、録音技術に興味を持つ必要などないと思いますが、最近の楽器演奏をやる人は、ミュージシャンだけでなく、ニコニコ動画の歌ってみたよの人まで、自分で録音をやっている人がとても多い。
「俺はギターを弾ければいいんだ、パソコン操作のどうこうなんていう難しいことはわからないよ。」
とカッコを付けているつもりが、今は苦笑される側になっている可能性がある。何もやらないで批判することほどカッコ悪いことはないので、この時代の流れに何か言いたいのであれば、自分で1回やってみてからの方がいいでしょう。
これまで審査に不合格になったことは無いので、DAWをある程度自由に操作でき楽器やMIDI録音をやっている、録音を波形として見ることに慣れている、この水準あれば、技術面でオーディオストック通過レベルに近いと思います。
(2)曲作りの練習になる
自分の接してきたソウル、ジャズ、フュージョン系では、オリジナルを演奏することはほとんどありませんでした。それでも、アラサーの頃にボーカリストを立てたバンドを結成した時、ベースが音楽理論に強い人で、たまに自作曲を持ってきて皆で演奏した。(そこではどうしてもやりたくて、キーボードを弾いてました。)それに刺激されて私も何曲か書きました。歌詞は書けないので、詞付けはベースさんにやってもらったけど(笑)
例えば、J-Pop的な曲を作ろうとすると、
★イントロ + Aメロ×2 + Bメロ + サビ+ 間奏 + B'メロ + コーダ
のような構成がスタンダードになります。
曲の作り方は人それぞれですが、私は、A(B)メロ、サビのコード付メロディを、8小節~12小節程度でそれぞれ10個位ストックし、それらを取捨選択し組合わせて1曲作るので、まともな曲を作るためにはかなりの労力が必要。当時はDAWなどないので、譜面だけだと頭に浮かんだノリを忘れてしまうので、要素毎に、ドラムマシンと自分の演奏でカセットテープに録音したりと、ともかく手間がかかる。
一方、オーディオストックの曲を作ってみてわかったことは、「ともかくシンプルに作ること」YouTube上での個人動画や企業CMのBGMに使われる、つまり主役は別にいるので、主役を立てる名脇役が求められる訳です。いわば「Aメロのみ」というようなものが求められている。確かに、NHKスペシャルのエンディングテーマ等、16小節位のループものとか多いですよね。自分で作っていると、どんどん転調するような曲を作ったりしがちなので、ここは要注意です。
また、曲のバリエーションが沢山登録されていることもわかりました。MIDIで曲を作っていると、メインメロディは生ピアノで作ったけど、シンセにしてSF風の曲にするのもいいな、なんて思ったことありませんか?こういう時は2つ作って、どちらも登録すればいい。曲申請画面にも「既申請曲のバリエーションですか?」というチェック欄がある位ですから。
メロディやコード進行がある程度書ける人であれば、★を1曲を作る労力で3,4曲作れそうです。
(3)マネタイズ意識の転換
前回、1曲、2~3000円なんてそう売れるものではないよ。オーディオストックでお金を稼ごうなんて無理でしょ。と書きました。
若いころ、シルバー人材センターのご老人が、朝早く駅前に立って放置自転車の整理をしているのを不思議に思っていました。夏も冬も早起きしてなぜあんなことをやるのか?公報に書いてある報酬額は、それで生活できるようなものではない。わずかな額を稼ぐためになぜ?と。
この歳になってその意味がわかってきました。人間は必ずしもパンのためだけに働くのではなく、自分の活動が何か役に立つと感じられることで、精神的な満足をえられるのだと。さらに、それで多少の金銭が得られれば、それに越したことはないということも。
もしかして、これと同じことかも?
家でCD聞きながらギターを弾いているのと、世の中のリスナー(というと大げさですが)とつながって、自分の能力が少しでも評価されるのとは意識としてずいぶん違う。わずか1万円程度のために手間と時間を割くなんて、と思っていたものが違って見えてきました。
コンスタントに収入に繋げるのは、一定の能力と相当の努力が必要ですが、音楽で自分の能力を活用できたら嬉しいし、月1万円だって何か音楽活動に還元できるはず。そんな楽しみ方を手に入れるのもいいのでは、と思いました。
今後の課題としては、「曲名と曲の解説が重要」
曲の利用者(購入者)がサーチする時は、1曲づつ端から聞いていっては時間がかかってしょうがないので、タグである程度絞って、曲名と解説でさらに絞って、これは良さそうだとなったものを最終的に聞いてみる、ということがわかってきました。
曲を作ったら早く申請したいということで、時間をかけずに処理していたのですが、これからはもっと重視しないといけないな。曲名の登録は未だにおかしいし。1曲づつ考えていたら時間がかかるので、テンプレートを作成がいいという情報あり。効率的に進めるためには、当然そうなるでしょう。
何をやるにしても努力は必要ですね‥‥‥
それならギターで要求音質をクリアー出来るかどうかやってみよう、というのが今回のテーマでした。やるなら徹底しようということで、ギターとベース両方を弾いて録音することに。ついでにギターエフェクターNUX MG300 も使おう。このブログで、音質はとてもいいのだけどやや誘導ノイズに弱いと書いたので。その後、ACアダプターによってノイズ量が左右され、良質なアダプターではほとんどノイズが気にならないということがわかりました。
ベースはしまいこんでほとんど練習しないので、ベースラインを考えるのに少しかかってしまったよ。
そんな経緯で、最近審査を通った自作曲を。聞きながらお読み下さい。
※AudioStockという謎の声は、無断ダウンロードを防ぐために自動的に入るものです。
※このサンプルリンクは、かなりコンプレッションされていて、販売用に比べて音質が低下しています。
以前、オーディオストックを初めてやった時の感想を3回に分けて書きました。その時点では、オーディオストックをやっていくかどうか決めてませんでしたが、その後、ぽつぽつと曲をあげています。
今回は感想の続編です。
【その後、曲をアップしてみようと思った理由】
(1)(エンジニア面での)技術が、どの程度通用するのか判断できる
「オーディオストック、難しい」で検索すると、何度送っても落選する話が沢山出てきます。
音質の審査が、アマレベルにしては相当厳しいというのが原因です。
でも審査を通過している人が、既に1万人位いる(1/3位はセミプロ以上のようですが)ということは、今やアマチュアでこの水準の人が世の中に沢山いるということでしょう。
音楽を聞く人が皆、録音技術に興味を持つ必要などないと思いますが、最近の楽器演奏をやる人は、ミュージシャンだけでなく、ニコニコ動画の歌ってみたよの人まで、自分で録音をやっている人がとても多い。
「俺はギターを弾ければいいんだ、パソコン操作のどうこうなんていう難しいことはわからないよ。」
とカッコを付けているつもりが、今は苦笑される側になっている可能性がある。何もやらないで批判することほどカッコ悪いことはないので、この時代の流れに何か言いたいのであれば、自分で1回やってみてからの方がいいでしょう。
これまで審査に不合格になったことは無いので、DAWをある程度自由に操作でき楽器やMIDI録音をやっている、録音を波形として見ることに慣れている、この水準あれば、技術面でオーディオストック通過レベルに近いと思います。
(2)曲作りの練習になる
自分の接してきたソウル、ジャズ、フュージョン系では、オリジナルを演奏することはほとんどありませんでした。それでも、アラサーの頃にボーカリストを立てたバンドを結成した時、ベースが音楽理論に強い人で、たまに自作曲を持ってきて皆で演奏した。(そこではどうしてもやりたくて、キーボードを弾いてました。)それに刺激されて私も何曲か書きました。歌詞は書けないので、詞付けはベースさんにやってもらったけど(笑)
例えば、J-Pop的な曲を作ろうとすると、
★イントロ + Aメロ×2 + Bメロ + サビ+ 間奏 + B'メロ + コーダ
のような構成がスタンダードになります。
曲の作り方は人それぞれですが、私は、A(B)メロ、サビのコード付メロディを、8小節~12小節程度でそれぞれ10個位ストックし、それらを取捨選択し組合わせて1曲作るので、まともな曲を作るためにはかなりの労力が必要。当時はDAWなどないので、譜面だけだと頭に浮かんだノリを忘れてしまうので、要素毎に、ドラムマシンと自分の演奏でカセットテープに録音したりと、ともかく手間がかかる。
一方、オーディオストックの曲を作ってみてわかったことは、「ともかくシンプルに作ること」YouTube上での個人動画や企業CMのBGMに使われる、つまり主役は別にいるので、主役を立てる名脇役が求められる訳です。いわば「Aメロのみ」というようなものが求められている。確かに、NHKスペシャルのエンディングテーマ等、16小節位のループものとか多いですよね。自分で作っていると、どんどん転調するような曲を作ったりしがちなので、ここは要注意です。
また、曲のバリエーションが沢山登録されていることもわかりました。MIDIで曲を作っていると、メインメロディは生ピアノで作ったけど、シンセにしてSF風の曲にするのもいいな、なんて思ったことありませんか?こういう時は2つ作って、どちらも登録すればいい。曲申請画面にも「既申請曲のバリエーションですか?」というチェック欄がある位ですから。
メロディやコード進行がある程度書ける人であれば、★を1曲を作る労力で3,4曲作れそうです。
(3)マネタイズ意識の転換
前回、1曲、2~3000円なんてそう売れるものではないよ。オーディオストックでお金を稼ごうなんて無理でしょ。と書きました。
若いころ、シルバー人材センターのご老人が、朝早く駅前に立って放置自転車の整理をしているのを不思議に思っていました。夏も冬も早起きしてなぜあんなことをやるのか?公報に書いてある報酬額は、それで生活できるようなものではない。わずかな額を稼ぐためになぜ?と。
この歳になってその意味がわかってきました。人間は必ずしもパンのためだけに働くのではなく、自分の活動が何か役に立つと感じられることで、精神的な満足をえられるのだと。さらに、それで多少の金銭が得られれば、それに越したことはないということも。
もしかして、これと同じことかも?
家でCD聞きながらギターを弾いているのと、世の中のリスナー(というと大げさですが)とつながって、自分の能力が少しでも評価されるのとは意識としてずいぶん違う。わずか1万円程度のために手間と時間を割くなんて、と思っていたものが違って見えてきました。
コンスタントに収入に繋げるのは、一定の能力と相当の努力が必要ですが、音楽で自分の能力を活用できたら嬉しいし、月1万円だって何か音楽活動に還元できるはず。そんな楽しみ方を手に入れるのもいいのでは、と思いました。
今後の課題としては、「曲名と曲の解説が重要」
曲の利用者(購入者)がサーチする時は、1曲づつ端から聞いていっては時間がかかってしょうがないので、タグである程度絞って、曲名と解説でさらに絞って、これは良さそうだとなったものを最終的に聞いてみる、ということがわかってきました。
曲を作ったら早く申請したいということで、時間をかけずに処理していたのですが、これからはもっと重視しないといけないな。曲名の登録は未だにおかしいし。1曲づつ考えていたら時間がかかるので、テンプレートを作成がいいという情報あり。効率的に進めるためには、当然そうなるでしょう。
何をやるにしても努力は必要ですね‥‥‥