おかん おとん
フューチャリスト宣言
フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)
梅田望夫さんの話は、相変わらずで、これは良くも悪くも、正直結構お腹一杯です。かと言って、嫌悪感とか嫌気があるわけではなく、かるく復習させてもらったような感じです。
打って変わって、茂木健一郎さんの話は、新鮮ではあるものの、一見、梅田さんとの会話は成り立ってないようにも感じられました。同じ対談本として、ウェブ人間論がありますが、そこで対談している平野啓一郎さんとは対照的な立ち位置のように感じました。
論じ方が、強行でトゲがあり、そこに理解しづらい自信が見え隠れして・・・でも、これがこの本の狙いなのかな・・とも思いました。今まで読んだ梅田望夫さん関連本の中で、一番尖がっていると思います。もちろん、それは茂木健一郎さんのおかげで、です。
他の本は、ただの(と言っては失礼ですが)評論でしかありません。しかし、この本は名前が表す通り(小さな)宣戦布告でしょう・・・
本編だけでは、茂木健一郎さんの本質というか成り立ちが、よく理解できなかったのですが、最後にある公演内容を読んでみて、これがこの人の言いたかったことなんだと思いました。大きな自信を見せているんですが、実際は小さな力で必死に戦っているんだなと。
パブリックな活動はしていない自分ですが、日々の生活で精一杯な中で、何か・・・宣言できるようなことは・・・今のところないですね。でも、毎度のことですが、このポジティブな文章は、読んでいて心地よいです。
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賛否両論、ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか
賛否両論あるということは、事前に得ていた情報で、確かにその通り。ウェブ進化論の続編として期待して読むとダメでしょうね。逆に、ウェブ時代をゆくを読んでから、ウェブ進化論を読んだほうがいいかもと感じました。なぜなら、ウェブ時代をゆくのほうがアバウトな内容だからです。
ウェブ進化論は、あったことを事実として断定していますが、そうではなく、これからどうなるかわからない未来への提言になっています。
結論としては、何もないといっても過言ではありません。「これからはこうなるよ、だからこうしようね。」ということがアバウトに書かれてあって、最後は自分で考えろってことのようです。
ウェブ進化論は、ワクワクしながら読んだのですが、ウェブ時代をゆくは考えながら読まされた感じです。
その中で、自身の志向を貫き、そして、少しでも向上していくことには共感できました。1分1秒を大切にということを改めて感じました。ある特定のことをしなければいけないという強制はありません。ただ、何かをすべきというアドバイスがあります。
私自身年齢的にボーダーだと感じましたが、改めて「もう少し考えて限られた人生を大事に生きよう」と思いました。
また、正直、「ロールモデル思考法」については、しっくりきませんでした。その方法で本当にロールモデルを探し当て、実践へと結び付けられるのだろうかと感じました。結論としては、アンテナを高くして、様々な経験を試行錯誤することによって得られるものは大きいということなのかなと。あえて、「ロールモデル思考法」と構えてみたのでしょうか。
自身のロールモデルは?と考えましたが、その考えるプロセスで、これは全ての人がもれなくやってるんじゃないかと感じました。誰だって、強制にしろ、自分で見つけるにしろ、色んなことを試行錯誤しているはずです。プロ野球選手であっても、友達が野球をするからと野球を始め、友達よりも上手なことが発覚し、そして、友達を置き去りにしてプロになってしまったなんてことも、ロールモデル思考法(思考しているかどうかは?ですが)の実践例ではないかと。
ただ、このロールモデル思考法を、積極的に意識的に使うか、そうでないかで、結果が大きく違う・・・そんなことを言っているのでしょう。
既に梅田望夫さんは、立派なモノ書きになってますね。読んでいて楽しかったです。そして、梅田望夫さんの描くように世の中が進んでいけば、より痛快なのかもしれません。
視野を広げるためにも一読の価値ありでしょう。読んで自分のスタイルを振り返ってみるといいと思います。
私は昔から「好きこそ物の上手なれ」という言葉を大事にしていますが、間違ってなかったと感じられて良かったです。
ウェブ時代をゆく -いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
ウェブ時代をゆく(3)
とりあえず序章を読み終わったところです。
独特の世界観とまでは言わないですが、梅田さんの世界は確立されていると思います。普段、小説の類は歴史小説くらいしか読まず、ほとんどが雑誌の自分が、いわゆる本に対して、このように感じるのは珍しいです。
さて、またぼちぼち読み進めます。
ウェブ時代をゆく -いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
ウェブ時代をゆく(2)
さて、これから、読み始めです。
「ウェブ時代をゆく」は、僕が全身全霊をかけて書いた本です。丸1年、ほかのことをほとんど何にもしないで書きました。
この一言は(いい意味で)非常に引っ掛かります。なにかっていうと、何故、「本」にそこまで?と思うわけです。梅田望夫さんほどの人であれば、本で発信しなくても、十二分に思うところ伝えたいところを正しく伝えられると思うからです。
確かに、本だからこそ得られる情報はあると思いますが・・・
まずは、読んでみます。その意味がわかるかもしれません。(わからないかもしれませんが・・・)
大事なことを捨てないと、新しいことはできない。
CNETの記事に、上の一節があります。数年前、会社の研修会で、どこかの先生が同じ事を言っていたように思います。「何かを得るためには、何かを捨てなければならない。」
この時は、「既にあなた達はそれを繰り返してここまで来ている。これからも同じ。捨てることを恐れてはいけない。」というようなことを言われたように思います。
捨てるという言葉には抵抗はありますが、それ以降、選択することに抵抗がなくなったように自身感じています。
丸善での講演会の内容全部が公開されました - My Life Between Silicon Valley and Japan
リアルの世界に生きる人は、ウェブ時代をどう生きたらいいのか--梅田望夫氏講演:前編:コラム - CNET Japan
「たいしたことない自分」だから、本を書いた--梅田望夫氏講演:後編:コラム - CNET Japan
ウェブ時代をゆく -いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
ウェブ時代をゆく
そんな梅田氏の新刊です。
ウェブ時代をゆく -いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
いろんなところで書評が出ていますが、ほとんどが「おすすめ」状態で、やっぱり梅田さんはエンジニアじゃなくてライター(表現者)なのかなと思ってしまいます。
まずは読んでみたいと思います。