エー‐ディー‐エッチ‐ディー【ADHD】
ADHD(えーでぃーえっちでぃー)
注意欠陥や多動性(または衝動性)の症状が6か月以上続いている状態のこと。学齢期の子どもに多く見られる。ADHDの日本語訳は、注意欠陥多動性障害。
集中力が持続せず、不注意な言葉や行動によって落ち着きのない状態が続く。いすに座ってじっとしていることに耐えられず、席を立って歩き回ることが多い。ADHDは、LD(学習障害)と合併しやすいこともあり、学校生活にうまく適合できないだけでなく、円滑な社会生活に支障をきたすこともあるという。
発症の原因はまだ特定されていないが、突発的に感情をコントロールできなくなってしまうことがあるため、投薬によって症状を抑制することもある。多くの場合、成人までに症状が収まっていくようだ。
厚生労働省の研究班が全国の小学校の養護教諭を対象に実施した調査によると、ADHDと思われる児童は1000人あたり3.7人いることが分かった。この数字は、平均して1校にひとりの児童がADHDの疑いがあるという計算になる。
また、ADHDの社会的な認知が進むことで、アメリカなど海外の調査で一般的な数%の水準に達する可能性もあると言われている。
(2002.02.21更新)
ADHD
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 00:56 UTC 版)
ADHDと診断された人の喫煙率が高いことは良く知られている。これは自己治療仮説で最もよく説明され、薬理学的根拠と実験結果により支持されている。ニコチンパッチの投与直後に認知能力が改善された研究報告がある。
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