1933年の橋とは? わかりやすく解説

1933年の橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 14:50 UTC 版)

久那橋」の記事における「1933年の橋」の解説

けられる以前は単に「渡し」と呼ばれた無名渡船場が旧久那橋のやや下流側辺り存在していた。渡船使用されていた船は川漁師が船頭務め遊漁船で、漁撈のついでということもあり、渡船料は無賃であったお礼支払う者もいた。また、秩父三十四箇所巡礼の際にも利用されていた。この渡船場1930年昭和5年)ごろに廃止されている。 渡船大水の際は運行不能となるため、現在の橋150メートル上流側位置である現在の荒川総合運動公園体育館付近に1933年昭和8年)に長85.0メートル幅員2.7メートル旧巴川によく似た吊り橋久那村落合地区および栗原地区により架設され久那橋命名された。歩行者の他、自動車など車両通行も可能であった主塔鋼製トラス構造持ち欄干鉄製両側耐風索および耐風支索と呼ばれるの横変位捩れ抑制するための鉄索ケーブル)が設けられていた。この吊り橋開通によって久那地区発展寄与してきたが、老朽化により通行制限実施され歩行者専用人道橋となった。この奥秩父において最後吊り橋であった1982年昭和57年12月永久橋開通により、廃止され1983年昭和58年3月撤去された。旧久那橋左岸橋台遺構が残る。現在旧橋とほぼ同じ場所にコンクリート製の丸い河道飛び石状に配され中ノ橋がある。また、1982年11月には新し久那橋架設記念してその歴史記した久那橋竣工記念碑」が左岸側橋詰旧橋新橋取り付け道路合流点の場所にある「落合公会堂」に設立されている。

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1933年の橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 14:42 UTC 版)

荒井橋」の記事における「1933年の橋」の解説

1933年昭和8年3月15日石戸村東吉見村の間を流れ荒川初代荒井橋木製冠水橋かんすいきょう)として架橋された。開通式は3月15日16時挙行され内務省直轄荒川改修事務所春木技師初め関係町村代表者70余り列席し先ず修祓の儀が執り行われた後、両岸所在する吉見小学校(現、吉見町立東第二小学校)と石戸小学校の上児童による渡り初めの他、角力相撲)や神楽郷土芸能大会などの余興催されるなど大賑いだったという。90メートル幅員4メートル工費9000円だった。道幅が狭いことから交互通行であったまた、河川改修により直線化される前の旧川けられていた。開通当時村道だったが1939年昭和14年4月県道編入されている。荒井地区の人が管理していて、洪水流失した際は荒川地区部材調達し復旧する作業をしていた。また、地区話し合いより船頭抜擢し流失するなどして通行不能となった際に臨時渡船出していたほか、通行料船頭徴収していた。なお、荒井地区の人は無料通行することができた。この1938年昭和13年9月1日大洪水流失したが、その際架け替えの際の費用として当時石戸村長が私財投じたという。その時状況1940年建てられた「荒井橋記念碑」の碑文記されている。この後洪水によってが度々流失もしくは一部損壊するなどして長期わたって通行不能となった度重なる洪水鎮めるために人柱捧げた伝承残されている。1965年昭和40年9月17日にも台風24号による洪水流失し、県は11918000円の工事費掛けて1966年昭和41年3月25日開通予定復旧工事進められた。通行止めになりその間仮橋けられた。

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